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【観察】パパイヤ育成記録(その8:食べる)
パパイヤ育成を振り返る
沖縄では雑草のように軒先や側溝なんかに自生しているパパイヤ。しかし寒さに弱く地植えの場合は冬を越せなかったり、実をつけなかったりと沖縄以外ではなかなか目にしない植物です。
そんなパパイヤを種から植えたらどれぐらいで実を収穫できるのか見守ってみようというのがこの連載でした。
まずはこれまでの成長をざっと振り返ってみましょう。
種植え(2月18日)
1ヶ月後(3月18日)
2ヶ月後(4月18日)
3ヶ月後(5月末)
鉢植えから地植えに。左側のトマトは雑草だったことが判明して抜きました。
4ヶ月後(6月末)
5ヶ月半後(8月頭)
9ヶ月後(11月中旬)
10ヶ月後のパパイヤ
ということで、種植えからは10ヶ月後のパパイヤ。
実がなってから1ヶ月。12月中旬の姿がこちらです。
なんだこれジャングルか!
もっさりしてジャングルのようになっていますが、パパイヤです。
通常、パパイヤは育つと下の葉は落ちて、ヤシの木のようになるはずなんですが、土がいいのか下も上もじゃんじゃん葉っぱが横に伸びまくっています。
ちなみに、パパイヤは友人宅の庭に植えさせてもらっているのですが、特に肥料はやっていないとか。それどころか水もやってないというのです。
庭にあるものの、いわば野良パパイヤなのにいったいなにがパパイヤをこんなに成長させているのでしょうか。
高さはジャングルすぎて測れません。
160cmのわたしが手を伸ばしたよりも大きいので210cmぐらいでしょうか。
7つの実が成っています。
その中のもっとも大きい実を収穫しました。
重さにして1キロ弱、大きさはわたしの顔ぐらいに。
調理して食べよう
ということで、収穫してきたのがこちらのパパイヤ。
- これが
- こうなった
さっそく切ります。
スカスカだったらどうしようと思っていましたが、ぎゅっと詰まった果肉。そして採りたてで新鮮だからか白い汁もジュワジュワ溢れ出します。
パパイヤの種はわさび味ですが、ちゃんとわさび味になっているでしょうか。
ツンと鼻に抜けるわさび味でした。
辛い
今回はパパイヤイリチー(パパイヤの炒め物)とソムタム(パパイヤのサラダ)を作ります。
炒めるだけと調味料を合わせて混ぜるだけですが。
そうしてできたのがこちら
パパイヤイリチー
ソムタム
それでは食べてみましょう。
見た目は美味しそうでしたが、味もちゃんとパパイヤになっているのでしょうか。
おいしい!
味もちゃんとパパイヤでした!
自分で育てた野菜(友人宅に放置ですが)を食べたのは初めてだったので、立派に育った子供のようでなんだか感動しました。
嬉しい!おいしい!嬉しい!おいしい!やったー!
まとめ
時期によっても違いますが、1キロ弱のパパイヤはだいたい500〜800円ぐらいだと思います。
それが種植えしてから10ヶ月でできる。しかもほとんど放置してもできたので安心安全の無農薬。
これはやり方によっては、金のなる木じゃないか!と一瞬ウハウハしたのですが、「ああ、沖縄の人の庭先にはパパイヤがじゃんじゃんなっていたなー」「パパイヤは買わずに貰うものだ」って友人が言っていたなーと思い出し、夢からすぐに覚めました。
庭先に成るパパイヤ
一攫千金はできそうにありませんが、とりあえず当分パパイヤには困らなそうなので良かったことにしましょう。
まだまだ実がつきそう
ジャングルが進みすぎて友人に伐採されないことを祈りつつ。