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降車ボタンが夢の押し放題!おきバスフェスタ
おきバスフェスタへGO
先日、那覇市泉崎にある沖縄バス株式会社にて、9月20日の”バスの日”を記念したイベント『おきバスフェスタ』が開催されました。今回はVol.2となっていたので、昨年から始まったイベントなのでしょうか。
余談ですが、なにかの参考になるかと思いネコ・パブリッシングから出版されている『バスグラフィック』という雑誌の沖縄特集巻を買ってみたのですが、私にはマニアックすぎて目線がツルツルと紙面を滑っていきました...。いや、好きな人にはたまらないと思うんですけどね。(しかもけっこう高かった。)
これまでDEEokinawaで取り上げて来たバスネタはこちら。改めてピックアップしてみると意外と多いですね。
・さようなら那覇バスターミナル
・個性的なバス待合所
・【730】ナナサンマル車でGO!
・バスのフリー乗車券を使い倒す旅
・気になるバスの停留所 Vol.1
・気になるバスの停留所 Vol.2
さて、おきバスフェスタの会場は沖縄バス本社ビル1Fの駐車場、定期観光バスのりばです。
もっと大々的なイベント会場になっているかとおもいきや、案内は写真右手前に見える看板のみ。
駐車場の薄暗さも相まって、ものすごくひっそりと開催されていました。
沖バス唯一のナナサンマル車両
開始時間の10時ちょい過ぎに到着すると、明らかにバス愛好家っぽい男性や小さな子どもを連れたファミリーなど、そこそこの人が集まっていました。
この日の展示の目玉は、沖縄バスが所有する唯一のナナサンマルバス!
戦後、アメリカ統治下となった沖縄では、交通ルールも右側通行に変更されていました。しかし1972年に本土復帰を果たし、その6年後の1978年7月30日には元の左側通行に戻されました。この出来事を、日付から通称”ナナサンマル”と言われるようになり、この時期に導入されたバス車両を「730(ナナサンマル)バス」と呼ぶようになったそうです。
ナナサンマルバスについて、さらに詳しくはこちらの記事をどうぞ。『【730】ナナサンマル車でGO!』
展示車両内は自由に見学することができました。
「家族の為に安全運転!」
定期路線運行では無いものの、メンテナンスしながら現役で活躍する車両。
計器類や座席などの古さが逆にレトロでたまりません。偶然乗り合わせたらラッキーですね。
その他の展示も見てみよう
小規模ながら、バス小物類の展示もありました。
バスのハンドルは実際握ってみると、想像していたよりもかなり大きかったです。むやみにぐるぐる回したい。
昔の珍しいバス乗車券も展示されていました。
昭和62年に開催された海邦国体の特別乗車券
昭和48年のバス創業70周年記念乗車券
米ドル時代の乗車券
運転手の他に車掌が乗っていた時代の乗車券
降車ボタン夢の押し放題
そしていろんなタイプの降車ボタンが夢の推し放題!
このボタンを人生で押せる回数って案外少ないと思うので、思う存分押しまくってきました。気持ちいい。
なにこれかわいい!
ひとくちに降車ボタンといっても、こんなにいろいろなタイプのボタンがあったのですね。
バス部品マーケット
会場の一画では、不要となったバス部品の販売が行われていました。
安いもので300円から、高いものでなんと5万円!
沖バスのバスエンブレムがかっこいいので欲しかったのですが、5万円だったので諦めました...。
行き先表示板、降車ボタン、つり革、路線図、方向幕、その他よく分からない計器類などなど、ありとあらゆるものが売られていました。バスマニアにはたまらない品揃えなのではないでしょうか(たぶん)。
フィギュアもあるよ
事務所内のカウンターでは、沖縄バスのミニカーと制服を着たバスガイドさんのフィギュアも販売されていました。
けっこう細かいところまで作りこまれていて完成度高かったです。
持っていたらちょっと友達に自慢できるかもしれません。
来年のおきバスフェスタもお楽しみに
というわけで、珍しいナナサンマル車両を見学できたりお宝パーツが手に入ったりと、バス好きにとってはたまらないイベントでしたが、特にバス好きでなくてもじゅうぶん楽しめました!
特にナナサンマル車両の運転席に座れるなんて、こんな機会でないとできないので貴重な体験でした。
来年も開催されると思うので、是非遊びに行ってみてはいかがでしょうか。
そして、バス部品マーケットでいくつかこれぞ!と思う商品を仕入れてきましたので、近日中にDEE商店にて販売します。
バス好き、沖縄好きの方は要チェックですよ。