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お土産のミニパインは美味しいのか
先日8月17日は817の語呂合わせからパイナップルの日だったそうです。また8月1日は81の語呂合わせでパインの日だったそうです。
さて、ここ数年、おみやげ屋さんで見かけることが増えたミニパイン。
観賞用と書いているお店もありますが、「一応、食べることができます」と書いてある店も。
- スナックパインやミニパインと種類もある
- ドラゴンフルーツやパッションフルーツも
種類が違うパイン(今回はパイナップルではなくパインと表記します)があったり、ドラゴフルーツやパッションフルーツなどの果物も。お土産品で珍しいなぁと思って見ていましたが、沖縄のホームセンターでは普通に売ってたりします。
さて、パインとよく間違えられるのがアダンやタコノキ。
アダンを食べてみるの記事内では、熟れたものを普通にそのまま食べているだけですが、火を通したり茹でたりとちゃんと調理すれば食べることができるそうです。これも気が向いたら再挑戦したいところ。
ちなみにパインは木に実るわけではなく、こんな感じになります。葉っぱは固く、トゲトゲしているので収穫は大変なんだとか。
写真のパインはだいぶ大きくなっていますが、お土産用のミニパインはピンポン球くらいの大きさ。
ということで、成長していないミニパインは美味しいのか食べてみました。
買ってきた
こちらがお土産で売られている観賞用のミニパイン(110円)。S玉の卵より小さいです。
成長したパイン(東村産のボゴールパイン。390円)と比べるとこの違い。重さも1/10ほど。
切ってみる
それでは切って比べてみましょう。
皮を剥いたところ。これでもまだ茶色い部分が残ってます。これ、歯茎に刺さったりしますよね。
当たり前ですが全然違いますね。ミニパインはまだ固く、香りが全然違います。
食べてみる
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観賞用のミニパイン。まぁ、味はみなさんの予想通り甘くありません。まだ青臭く、可食部もほとんどありません。
どれだけの差があるのか、わかりやすく数値化してみましょう。
- また使うことができた糖度計
- 当たり前ですが水は糖度0%
まずは熟れたパインから。果肉を絞り果汁を出して、糖度計の窓に付けます。
糖度は約12.5%。
この糖度をオレンジジュースはどれだけ甘いのかを参考にすると、A&Wのオレンジジュースより甘く、Jefのオレンジジュースよりは甘くないということになります。
では観賞用のミニパインの糖度はどれだけあるのでしょうか。
糖度は約2.8%。
これは大根(下の辛い方)やピーマンと同じくらいの糖度になります。ほとんど甘さは感じないですよね。
育てるのに2年以上かかる
ということで、お土産で売られている観賞用のミニパイン、食べられないこともないですが甘くもなく可食部も少ないので、食べることはオススメしません。
- スナックパインの苗
- 2〜3年後にこうなる予定
お土産で買ってみてじっくり育ってみてはいかがでしょうか。収穫できるまで2年以上かかったり、赤土が必要だったり、気温10度以下は育たないとかハードルが高いですけど。
【観察】パパイヤ育成記録に続いて、これも育ててみようかと思います。