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あの鮮魚店のテーマが戻りつつある
DEEokinawaをご覧の皆様は「テーマのある鮮魚店」を覚えていらっしゃるでしょうか?…初めて見た!という方は過去の記事をご参照ください。
あの鮮魚店にインタビューしてみた
あの鮮魚店、今回のテーマ
あの鮮魚店、今回のテーマ(2014年11月)
宜野湾の真栄原にある「真栄原鮮魚店」では19年ほど前から店長の上地さんのインスピレーションを「テーマ」として張り出す、テーマのある鮮魚店なのです。
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ファンも多いこちらのテーマ。しかしある時期から普通になってしまったのです。
あの鮮魚店がいったいどうした!という驚きと切なさで見守っていた人も多いのではないでしょうか。
最近はようやく前のようなテーマに戻ってきたのですが、いったい何があったのか。
今日はそのあたりの事情を伺ってきました。
最近はまた戻ってきている
テーマが普通になった真相
店主の上地さんにお話を聞きます
- 年末あたりから2〜3ヶ月、テーマが普通だったと思うのですが、いったい何があったのでしょうか?
うーん。自分なりに、なんかさ。お笑い鮮魚店になってしまっていて。
お笑いやって売り上げがあがったんだったらいいけど、一切そうじゃないから。
元々のベースは魚屋さ。良いものを売りたいという。自分はそういう趣旨でやっているけど、なんかテーマばかり目立ってしまって「これでいいのかな」と思って。
テレビの取材依頼なんかもいっぱいくるけどいまは全部断っているわけ。「お笑いじゃなくて鮮魚店だから」って。
この間も秘密のケンミンSHOWの取材があったけど一度は断ったわけ。「お笑いはやってない」って。でもテーマじゃなくて他のことで取り上げるってことだったのでOKしたんだけど。沖縄では7月に放送されるはずだよ。
- 迷いが生じたきっかけは何かあったんでしょうか?
自分なんかはテーマの裏を見て欲しいときもあるのに。前に【不幸を語ろう会。不幸歴27年】っていうテーマをやったことがあったわけ。それを見て「自分の不幸はまだましだ」と思ってくれる人もいるわけでしょう。そう思ってくれたら本望なの。でも「このお店不幸とか言って馬鹿にしてるんじゃないか!」って怒る人もいるんだよ。
【レディーガガは与那国出身】と書いたときは、「アメリカ人に決まってるだろうが!」って酔って怒りに来た人もいるんだよ。まぁこれは勢いで書いただけで裏はないんだけどね。でも本籍はわからんからね!(笑)
自分は結構打たれ強いと思っていたけど、そんな風に2、3名に言われただけで傷ついてしまって。
だからちょっと趣旨をお笑いから変えてみようと思って。
- 徐々にテーマが前のように戻ってきていますが、それはなぜですか?
いろいろ考えたけど、でもこれ(面白いテーマを出す)が僕の地だはず(笑)
だから傷ついているのが治ったらパワーアップするんじゃないかな。たまにファンですって言ってくれる人がいて励まされるよ。
気合は入れていない。緩やかに。気持ちとしてはV字回復したいけど、緩やかに戻していくよ。
緩やかーーーーに!
- いまのテーマの意図は?
これがいまのテーマ
松原さんのはコンサートの協力依頼が来たからだね。
この人のこと誰も知らないでしょう?知らない人だから応援しようと思って。沖縄まで来てお客さんが来なかったら大変でしょう。
お願いされたという特別優待券が店内に
- 結構有名な方ですよ(笑)
いや、だって僕は知らないからさ。応援しないと!
刺身を食べよう
ということで、テーマが普通になっていたのは、シャレが通じなかった人に直接いろいろ言われてしまい、少し迷いが生じていた、という理由でした。
私からは「ファンの人の方が絶対多いので気にせず頑張ってください!」と伝えましたが、そう言ってくれるのは嬉しいけど売上につながっていない、と嘆いておられました。
ファンの方はぜひお店に行って刺身を買ってみてください。
こちらの刺身は本当に安くてたくさん入っていて美味しいので、オススメです。
上地さんのトーク付きイートインも可能
お話を伺いながら、私もクジラの刺身をいただきました。
コリコリとした歯ごたえ、濃厚な馬刺しのようで美味しかったです!
「8時に食べてもくじら」やっぱり地は出ちゃうみたいです
真栄原鮮魚店
沖縄県宜野湾市真栄原2-11-3
朝10時から夜10時半くらいまで