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そばうどん
北陸新幹線が開業し、盛り上がってきている富山県。
富山県は本州の中心に位置していて、東と西の境界線。食文化もいいどこ取りしているかも?
ということで、なんと東で好まれる日本そばと西で人気のうどんがミックスされた「そばうどん」という食べ物が生まれたそうです。
これは一体何なのかというと、ひとつのどんぶりの中で、うどんと日本そばの二種類の麺が一緒になっているという、名前そのままの食べ物。
うどんを茹でるテボ(湯切りするザルっぽいやつ)の中に、そばも一緒に入れて茹で、だし汁をかけて食べるという、うどんもそばも両方食べられるという、一度で二度美味しい食べ物。異なる麺の食感が合うらしいのです。
なんとなくの想像はつくような気もしますが、食べたことが無いので、まずはそれを再現して食べてみましょう。
うどんそば
用意するのは「うどん」と「日本そば」。だしはうどん用でもそば用でもどちらでもお好きな方で。今回はそば用を使用。
- そば茹でて、うどん投入
- あー、混ざっちゃってるよ。みたいな感じに
作り方もなにも、一緒に茹でるだけです。
茹で上がったら、だしを注いでお好きな具をトッピング。ねぎとごぼう天。
完成。
そばとうどんがミックスされているそばうどん。お店ではミックスという名前らしい。
箸で摘む時にどっちが多いかによって、食感も味も一口ごとに変わる。
最初はそばの味と香り、噛んでいるとうどんの味が勝ってきて最後はうどん。
うどんの塩気と弾力がいいアクセントになる。
そば頼んだのに、うどん混ざっちゃってるみたいな感じがしてよくわからなくなってくる。
美味しいけど、別に食べたいというのが本音です。
ということで、そばという言葉がでたからには試してみたくなるのがDEEokinawaです。
そばうどん(沖縄そば)
沖縄で「そば」といえば沖縄そば。
大宜味村で日本そばの生産販売をしていたり、日本そばのお店も増えてきていますが、まだまだ沖縄そばほど有名ではありません。
では、沖縄のそばとうどんをミックスしてみよう。
用意するのは、うどんと沖縄そば。
どちらも小麦粉が原料ですが、小麦粉と塩水のみのうどんに対し、小麦粉とかんすい、油を使っている沖縄そば。色と香りがだいぶ違います。
- 茹でるというか温めます
- 茹でると沖縄そばの色がうすくなった
沖縄そばには油がまぶされているので、独特の香りがします。うどんがツヤツヤになった気が。
だしは沖縄そばのものを使います。かつおだしベースのもの。具は先ほどと同じで、ねぎとごぼう天。
そばうどん(沖縄そば)
箸で持ち上げた感じだと、混ざり合っててわかりにくい。
匂いが勝るのは独特な香りのする沖縄そば、食べると両方の味、特に塩加減がいい感じに混ざり合って美味しい。食感はコシのあるうどんが勝つ。
かんすいで着色していない沖縄そばと、稲庭うどんだったらもう見た目の区別はつかないかもしれない。
そばそば(沖縄そば)
最後に沖縄そばと日本そば。そばとそば。よくわからなくなってきます。
- やはり沖縄そばの油がすごい
- いいコントラスト
そばが茹で上がる前に沖縄そばを入れて温める。沖縄そばの油でそばもツヤツヤに。
そばそば。
美味しい。合う。どちらのいいところも味わえる。
食感も似ているので違和感が無い。コシのある沖縄そばだとまた違う感じになるかもしれません。
以前記事にした【ベタ】そばを勘違いしてみる。で沖縄そばの出汁つゆと日本そばの相性が良かったのが再度検証できた感。
何だかよくわからないけどアリだと思う
同じようなカツオだしで食べる麺類なので、基本的にはどれも合いますね。
使うめんつゆと、具材によって全体が決まるのではないでしょうか。特にねぎ。かなりそばやうどんっぽくしてくれます。
麺の個性は、うどん>沖縄そば>日本そば。意外とうどんが強くて、そばが弱い。先にくる味が後味かで印象が違うからかもしれませんね。
そばうどんですが、デイリーポータルZで、一緒に茹でたものではなく、粉から混ぜ合わせたものがありました。
うどんとそばが一つになった「そどん」を出す店
富山県はこれを売り出すべきだと思います。
これだけ違和感なく食べられるので、そのうち大宜味村産の日本そばと沖縄そばのハイブリッド商品が誕生するかもしれません。