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誕生日新聞で見る、生まれた日の沖縄タイムス
とっても私事なんですが、本日はわたしの誕生日です。ワハー!四捨五入したら40歳の35歳!!ワハー
と。
誕生日といえば、みなさんは誕生日新聞をご存知でしょうか?
誕生日新聞とは簡単に言えば希望の日付の新聞の「一面」と「テレビ面」をプリントしてくれるサービスです。
ネットショップでは装丁を選べたり、同じ日付の複数の年をセットにしたり予算によっていろんな注文ができるのですが、もっと簡単にコンビニでも出力ができるようなのです。
コンビニで出力できる新聞社は5紙。
・毎日新聞
・朝日新聞
・読売新聞
・The Japan Times
・沖縄タイムス
沖縄タイムス!
長くなりましたが、今日はわたしの誕生日の沖縄タイムスの紙面と、他の新聞社の紙面を読み比べてみようという記事です。
ものすごく個人的な記事ですが誕生日なので許してください。
1980年5月13日の沖縄タイムス紙面
それではさっそく見てみましょう。
35年前の今日の沖縄タイムスは11118号
わたしが生まれた日は火曜日だったのか
一面はこんな感じになっております。
米軍機の訓練再開問題
トップニュースは米軍関連。これは35年たった現在もあまり変わっていませんね。
なんというか沖縄の苦悩を垣間見た気持ちです。
裏面のテレビ面も見てみましょう。
チャンネル数が多いように見えますが、テレビは琉球放送、沖縄テレビ、NHK、NHK教育の4つ。今は琉球朝日もあるので5チャンネルです。あとはラジオです。
琉球放送でいまも放送中の「民謡で今日拝なびら(みんようでちゅううがなびら)」はもちろんあります。
あとは現在のFM沖縄はまだ極東放送だったり。
なるほど、なるほど。
1980年5月13日の毎日新聞の紙面
変わってこちらは毎日新聞の同じ日の一面。
カンボジア、イラン、外交、韓国軍と国際的なニュースが多いようです。
テレビ欄を見るとわりとドラマが多く、今でも活躍されている俳優さんの名前を見ることができます。
アイドル時代の笑点の山田くんの名前も
あとは「誰がカバやねん」という番組が気になりました。
1948年7月1日の沖縄タイムスの紙面
と、ここまでは35年前の今日。当事者のわたしでさえ「ふーん」ぐらいの印象なのでみなさんにはそんなに興味がないでしょう。ごめんんさいね。
ということで、ぐっと日を遡って沖縄タイムスでプリントアウトできる一番昔の紙面1948年7月1日を見てみましょう。
出してみてわかったのですが、なぜ一番昔が1948年7月1日なのかというと、沖縄タイムスの第1號(号)創刊の日だったから。
手書き!
ちなみにまだテレビがない時代のため、裏面はラジオまたは社会面です。
一面の一番上には「沖縄再建の重大使命」という記事が載っているんですが、
1948年といえば戦後すぐ。
沖縄はまだアメリカに統治されていた時代です。
ということで創刊号のトップは軍政府副長官からの言葉。
当時の県知事からの祝辞はその下にありました。
裏面は沖縄ではラジオはまだ始まってなかったので社会面。
気になる記事を見てみましょう。
「鉄道 走るぞ復興への軌道」
これはその後どうなったんでしょうか
「沖縄銀行・琉球銀行に合併」
合併は沖縄が日本に返還されるまで続いたそうです
「沖縄大学準備すすむ」
当時の沖縄タイムスの購読料は1部75銭、月6円。
また日刊ではなく週2会の発行だったようです。
1948年7月1日の朝日新聞の紙面
沖縄タイムスが創刊された日、朝日新聞はどんな紙面だったのでしょうか。
朝日新聞一面トップは旅客運賃が2.55倍になるという記事。
政局も多く論じられています。
写真がほとんどない文字びっしりの一面
裏のラジオ面には衣料切符や戦火の跡のことなども載っており、時代が戦後すぐだということがわかります。
購読料は1ヶ月28円、1部1円50銭
新聞は時代を物語る
ということで、わたしの誕生した35年前の今日と、沖縄タイムスが誕生した日の新聞を見てみました。
いまの新聞はカラーで写真も多く、文字も大きく娯楽的要素もあると思うのですが、昔の新聞はもっと硬派で無骨な感じでした。
じっくり見るほどに目が痛かった!
みなさんも、自分の誕生日や記念日、または歴史的な日の新聞を出力してみてはいかがでしょうか。
なにか発見があるかもしれませんよ!