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ポンデシーサーもカワイイんじゃないか
皆さんはミスタードーナツのキャラクター、「ポンデライオン」をご存じかと思います。知らない方のために簡単に説明しておくと、ちょっともっちりしたドーナツ「ポン・デ・リング」をたてがみにしたライオンのキャラクターです。
ライオンは獅子であり、沖縄で獅子といえば(獅子舞とかもありますが)シーサー。ということはポン・デ・リングをシーサーのたてがみにすれば「ポンデシーサー」がつくれるんじゃないでしょうか。
というわけで本日はポンデシーサーを作ってみるというお話です。
シーサーをポンデシーサー化する装置を作る
…もう冒頭から残念な記事の匂いが漂っていますが、まぁ待ってください。
まずはシーサーをポンデシーサー化するための装置を作成します。
まずはミスドに足を運んで
ポン・デ・リングを買ってきました。
そして用意したのは自撮り用のセルカ棒。最近は結構色々な所で観光客が使っているのを見られますね。これは国際通りで1000円くらいで買いました。
ポン・デ・リングに針金を通して…
セルカ棒に取り付ければ完成です。そう…この装置を通してシーサーを撮ればうまい具合にポンデシーサーになるんじゃないかという塩梅です(ノープラン)。
勢いだけで作ってしまいましたが、ご心配なく。この記事も勢いだけで乗り切ろうと思います。
ポンデシーサーを探して
まずは事務所の近くでシーサーを探してみます。
沖縄では大体門扉にシーサーが配されていることが多いのでシーサーを探すこと自体は簡単です。
早速見つかったシーサー。まずはこいつをポンデシーサーしてみたいと思います。
ポンデ…
シーサー!
…うん。すみません。勢いだけで乗り切れなそうです。
ポン・デ・リングの穴って割と小さいんですよね。なのでかなり小顔のシーサーを探さないとピッタリ合う写真が撮れなそうです。
- 遠くにあるシーサーは
- うまく撮れない
- 壁に掛かったシーサーはどうだ
- うん…。
- お墓に付いてるシーサー
- ちょっと惜しい気もする
ポン・デ・リングの穴にフィットするシーサーを探しつつ、色々試行錯誤を重ねてみたんですが、分かった事がひとつ。それは住宅街でこの撮影をすると僕がものすごく不審者だということです。
北中城までやってきた
このままだとポンデシーサーを撮影する前に、職務質問とかされそうなので北中城村は大城(おおぐすく)までやってきました。
こちらの大城は『日本の歩きたくなる道500選』にも選出された道であちこちにシーサーやオブジェなどが建ち並ぶ場所です。年に一度「大城スージグヮー美術館」という企画で集落全体が美術館みたいになることでも有名です。
文化財の中城家もあります。
ここならば写真を撮っていてもそこまで不審じゃないのと、色々なタイプのシーサーがあるのでどれかがポン・デ・リングにフィットするんじゃないでしょうか。
- 壁面にびっしりとシーサーが
- もうちょい小顔じゃないと合わない
- この小さい奴ならどうだ
- うん。違う。
大城集落の各道々には多種多様なシーサーが配されているので一つずつポン・デ・リングを当てて写真を撮っていくのですがなかなかこれは…というものが見つかりません。
シーサーはめっちゃある
しかしなかなかジャストサイズがないのだ
ポン・デ・リングを持って集落内をウロウロしていたら、途中でめっちゃ犬に追いかけられました。ドーナツを狙っていたのか、単に不審者を追い払うために追いかけてきたのか分かりませんが怖かったです。まぁ犬も怖かったと思いますけど。
途中集落センターみたいなところになぜか埴輪が沢山あって
なんかしっくりくる…!
埴輪とポン・デ・リングは奇妙な一体感がありました。
これは完璧顔の方が大きい
これはちょっと惜しいんじゃないか?
小一時間くらい集落を歩き回って色々なシーサーにポン・デ・リングをあてがっていき
これはお土産物の小さなシーサー
だんだんコツがつかめてきた気がする
だんだんどうやったらポン・デ・リングがフィットするかのコツがつかめてきた気がします。この時点で100枚くらい写真を撮ったんですが、みなさんそんなに興味が無いと思いますのでポンデシーサーのベストショットをご紹介して記事を締めたいと思います。
それがこちらの壁掛けシーサー。これにポン・デ・リングをあてがったポンデシーサーをご覧下さい。
ポンデ…
シーサー!
…なんかすみません。そんなに可愛くなかったです。
時間だけが過ぎていった
というわけで「ポンデシーサーもカワイイんじゃないか」という勢いだけの企画でしたが、残念ながら「そんなにかわいくない」という結果でした。そもそもシーサーは悪いモノを退ける魔除け的なモノなので割と顔が厳つい感じなんですよね。
なかにはカワイイ感じのやつも居るんですが、こいつらにポン・デ・リングをあわせてもシーサー要素が足りずに何だかよく分からないものになってしまいます。バランスって難しいですね。
ポンデシーサーを作り出すという本企画は頓挫しましたが、沖縄には無数にあるシーサー、一つくらいはポン・デ・リングがぴったりを当てはまるやつがあるんじゃないかと思っています。読者の皆様の中でそんなシーサーをご存じの方がいらっしゃいましたらぜひとも編集部にご一報くださいませ。