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いこいの市民パーク、案内板の文字の謎
私の家の近くに大きな公園があります。
それは宜野湾市の330号沿いにある「いこいの市民パーク」です。この公園はグランドはモチロンのこと、ランニングコースやテニスコート、スケボー場、健康遊具など様々な設備がある宜野湾市内でも1,2を争うくらい設備が充実しています。地域の若い人たちの間では「イコパ」と呼ばれ親しまれています。
皆さんはこの公園の案内板の文字の大きさがアンバランスだった時期があったのをご存知ですか?
「パーク」の「ー」の部分が他の文字に比べてデカいんです。
アンバランスと言うか、「ー」だけ厳格な雰囲気すら漂います。
文字のインパクトの変容を探る
インパクトがすごいとお伝えしましたが、最近公園の案内版を見てみると、なんということでしょう。文字が普通になっているではありませんか。
「いこいの市民パーク」の「パーク」の「ー」の部分、ちょっと削られているような・・・
そこで「パーク」の「ー」の部分について私が勝手な憶測をしてみました。
1.最先端のデザイン説
実は太い文字から好みの細さに変えられるという、最先端のお洒落なデザインだったのではないか?!
2.書道の師範代説
実は「ー」の部分だけ超有名な書道の師範が書いた一点ものだったけど、師範の意思で書き直しされたのではないか!?
3.特殊記号説
実は「モーニング娘。」「つんく♂」の「。」「♂」のような特殊な記号だったが、占い師に指摘されて普通の太さに変えたのではないか!?
4.ネイティブ英語説
実は「パーク」をネイティブな英語で発音すると、「ー」の音が太くなるんじゃないのか。
…など含めて、なぜ「ー」の文字だけ大きくて厳格な雰囲気だったのか、その後安定した文字になった経緯を含めて調査したいと思います。
気になり色々聞いてみた
まずは、市役所に問い合わせてみました。
職員の方曰く「設計の段階であの文字だったと思う」ということでした。
…うーん、どうしよう。
設計した人なら何か分かるのではないかと思い、設計した会社に問い合わせてみました。
しかし、当時の担当者が退職しており、分からないとのことでした。
えーい、こうなったら現地で聞き込みをしよう。
これが先ほども出てきた正門です。
入口は3か所あるため、他の場所の案内板も確認することに。こちらは2箇所目の入り口。
やはり「パーク」の「ー」の部分、削られてません??
3か所目に行ってみると・・・
んんん?
念のため「パーク」の「ー」の部分を拡大しましたが、特に削られている様子はありません。
ここは元からデザインが違うのかもしれません。
案内板だけ見ても謎が深まるばかりなので、公園を管理している事務所に聞いてみました。
私「すみません、表の案内板の「パーク」の文字って独特じゃないですか?」
係の人1「そうですよね。あの太さは私も気になったたんですよ。」
私「太いのが細くなっているというか、少し変わりましたよね」
係の人1「細くなってる!?知らなかったです。」
(私の話した係の方は、細くなっていることに気付いていなかった様子でした。)
私「事務所の方が細くしたんですか?」
係の人1「細くなっている。誰がやったのか?」
係の人2「あの~、Aさんが塗っていたよ」
私「塗ってた?」
話しを伺うと、「パーク」の「ー」の太さを周りの文字のバランスを気にしていた係のAさんが、全体の文字と均等にするため修正したそうです。修正した時期は不明ですが、Aさんは昨年の3月で退職してしまったそうです。
そして文字は削って修正したものと思っていましたが、伸ばし棒の中に色を塗ることで細くした、という事実が判明しました。
文字の謎は謎のまま
と、ここまでで調査は暗礁に。文字を直したのはAさんという人なのは確かなのですが、その方も退職されたため、いつ、なぜ文字を細くしたのかについては明らかにできませんでした。
私の勝手な憶測ですが、修正したAさん
「設計業界の最先端の流行を知りながら、芸能関係にも精通しており、ネイティブな英語を話す書道の師範代」
という可能性だって0.001%くらいありそうです。
ちなみに管理事務所や案内板の「パーク」の文字は
普通でした。
ネイティブ英語説は消えそうですね…。
謎は深まるばかり。いこいの市民パークの案内板「ー」について、何か知っている方はDEEokinawa編集部にぜひともご一報くださいませ。
ゲストライター
- iwaro
-
東京の四谷生まれ、沖縄移住後に出会った青年会を通じて地域活動とエイサーに魅了されすぎて、地域漬けな日々を送っている。特技は物事に興味を持ち、飽き易いけど頑張ること。という抽象的な青年です。DEEでは地域団体ネタを模索中。
Blog: http://nagaro.ti-da.net/