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ぬれ塩せんべいが作りたい
ぬれせんべいをご存知でしょうか?
普通のせんべいは食べるとバリバリ音がして砕けますが、ぬれせんべいはしっとりとした食感なのが特徴です。
これはせんべいは一度焼き上げたあとに醤油だれに浸して再度焼くのに対し、ぬれせんべいは醤油だれに浸したあとに焼かずそのまま乾かすことで、材料は同じでも食感がまったく違うものになっているようです。
さて、本題ですが沖縄には塩せんべいがありますよね。
塩せんべい
とても美味しくて食べ出したら止まりませんが、カケラが飛んだり、塩が落ちたりと、状況によっては気をつかいます。
そんな塩せんべいも、ぬれせんべいのようにすれば、美味しくてしかも飛び散らないステキな商品になるのではないでしょうか。
やってみましょう!
ぬれ塩せんべいを作ろう
塩せんべいをイチから作ってみようと思いましたが、調べてみると塩せんべいは焼くときに型に入れて圧力をかけ、ちょっとした爆発のようなことをおこさないといけないそうです。
そんなのは無理っぽいので市販のものから作ります。
まずは水に浸けたものを。
なんとなく嫌な思い出がよみがえりました
浸透圧によって違いが出るかもしれないので、お湯でも浸してみましょう。
それっぽい理由を書きましたが、浸透圧の意味はわかっていません
すでに味が濃い塩せんべいに味をプラスするのは抵抗がありますが、醤油バージョンも作ってみます。
醤油と水を半々ぐらいにしました
それぞれ5分ほど浸した後は乾かします。
食べてみよう
できました。
ぬれ塩せんべいです。
食べます。
あ。
あー。
うん、まぁ、ぬれ塩せんべいをお皿に移したときから想像はできておりました。
だってこれぬれ塩せんべいではなく、全然乾いてないので、びじょぬれ塩せんべいですから。
美味しいわけがないのです。
お湯でもどした塩せんべいも同じくです。
一応醤油も挑戦。
うん、ダメでした。
少し焼いてみよう
乾かす時間を長くしても、悲劇は回避できないと判断したので、ぬれせんべいの作り方とは外れますが2度焼きしてみます。
ようすを見ながら5分ぐらい
しっとりとしたぬれ塩せんべいになりました。
ではいただきましょう。
顔に覇気がないのは先ほどの失敗を引きずっているからです
あー、なるほどね。と思いました。
要するにびしょ濡れになった塩せんべいの表面だけを焼いたような味です。
圧力によって膨らんだ塩せんべいだからこそ、水が浸透しやすく中身はどぅるどぅるになっております。
お湯でもどした塩せんべいも同じくです。
意を決してしょうゆ味のぬれ塩せんべいも食べてみます。
美味しくないんだろうなーと思いながら食べるのはキツい
!!
ん!?
嘘でしょう!おおおお、美味しい!!!
予想外のことで戸惑いましたが、美味しいです。
いったん水と醤油につけたことで塩せんべいの表面の塩が流れ落ち、再度焼いたことで醤油の香ばしさが増して、味・香りともにGOOD。また水のときだけは中身は味気ないどぅるどぅるの塊に感じましたが、醤油の味がすることでしっとりとした食感を楽しめるようになりました。
映画館で売ったら良いと思います
というわけでぬれ塩せんべいは、市販の塩せんべいを醤油+水に浸し、オーブンで5分ぐらい焼くと美味しいということがわかりました。
しっとりしているので、噛んでも音はせず周囲に飛び散る心配もありません。
これが最も適する場所は映画館だと思うので、沖縄の映画館で販売されてみてはいかがでしょうか?すごく売れたらDEEに協賛金を多めにいただくだけで結構ですので。