- DEEokinawaトップ
- 特集
- 龍柱で遊んでみる
龍柱で遊んでみる
ここ最近、那覇市民、いや沖縄県民の間で話題になっていることの一つといえば、若狭に建設予定の龍柱ではないでしょうか。
龍柱とはその名の通り龍の柱で、首里城の大龍柱が有名。正殿の前に、阿行(口を開けている)と吽形(口を閉じている)一対で設置されていて高さは約3m。階段上にも小龍柱があります。正殿の柱にも龍が描かれていたりと、何かと龍があります。若狭に設置される予定の龍柱はこれの約5倍。15mの高さになるそう。かなり大きいですね。
県外の方は何のこっちゃ?と、ご存知無い方が多いと思うので新聞記事から引用を。
”那覇市が若狭の波之上臨港道路沿いの若狭緑地に建設を進めている高さ15メートルの「龍柱」2本の設置工事について、久高将光副市長は「ゲート的なデザインのシンボルモニュメントを設置することで、観光都市としての那覇市の魅力の向上につながる」と述べ、12月末までに完成する予定を示した。
市は都市計画マスタープランに基づき、若狭など那覇西地域で、中国とのゆかりが深い歴史性を生かしたまちづくりを推進。2011年に福州市との友好都市締結30周年を迎えたことや、外国人観光客を乗せた大型旅客船が那覇港に寄港をすることなどを挙げ、「那覇の新しい玄関口としての魅力を高めたい」と龍柱の建設に着手した。
一括交付金を活用し、総事業費は約2億6700万円。予算の内訳は、実施設計業務委託費約1400万円、中国での石材調達や彫刻などモニュメント製作から輸送までの整備工事費が約1億2100万円、若狭に輸送された石材の設置や組み立て工事費約1億1400万円。モニュメント製作に係る施工監理業務委託費は約1700万円となっている。
---
龍柱は、1981年に市と友好都市を締結した中国福州市との友好交流を記念して設置する。一括交付金を活用し、総事業費は約2億6700万円。
「公金の無駄遣い」との批判もあるが、同課は「地域の魅力づくり、観光都市としての魅力向上につながる」と設置の意義を説明。「遠方からの視認性や設置場所周辺の構造物とのバランスを考慮して設置する」としている。”
- 6/15 沖縄タイムス 那覇・若狭の「龍柱」年内完成
- 6/30 沖縄タイムス 若狭の龍柱、デザイン決定 那覇市
要するに那覇市が一括交付金の2億6700万円を使って若狭に龍柱を建てるというもの。建設予定場所には、大型客船が寄港できる那覇若狭バースあります。また那覇空港から、うみそらトンネルを通ると正面に龍柱が見えるようになります。
これは公金の無駄使いなのでは!?という声も上がっていて賛否両論があるわけです。
・
・
・
これはビジネスチャンスがあるかもしれない...!何か便乗商品を作ることができるはず!ということで作ってみました。
龍柱を作ってみる
それでは龍柱を作っていきましょう。
用意したのは、ストレッチポールやバランスポールと呼ばれているものです。総事業費は1440円(ニトリ製)。お値段以上のものが出来上がることを期待しています。
角柱からだと余裕を持って切り出せるのですが、円柱からだと切り出す余裕が少ないので立体感を出すのが難しいですね。
適当に下書きしてカッターで切り出していきます。
- 蛇腹
- 側面のうろこ
これだけで龍っぽくなった。
- まったくイメージできない顔の下書き
- 見切り発車で切り出す
完成。
龍柱というよりはハワイのティキ、もしくはトーテムポール的な何かっぽい。でも龍っぽく見えるのでは。
- 顔はかなり難しい
- 背中のたてがみは背骨っぽくなった
このままでは龍柱ストレッチポールか、ただのオブジェ。それはそれでアリなのかもしれませんが遊べる何かを付加したい。
切ってみる
この形、何かに使えると思ったら「だるま落とし」とかどうだろう。だるまじゃないから龍柱落とし。
頭部は大きめに胴は4等分にしました。
龍柱落としバックに入れて若狭へ行ってみましょう。
落としてみる
やってきたのは龍柱設置予定場所に隣接する若狭緑地。さっそく龍柱落としをやってみます。
ゴムハンマーで叩きます。
!!!!
一打目の奇跡...!二打目は...
・
・
・
・
・
今後、龍柱のお土産は増えるかもしれない
イメージです
ということで龍柱を使い遊んでみました。スポンジ状のものなので軽く滑りが悪くうまく落とせません。切断面に滑りのいいものを貼ったり、頭部におもりを仕込んだりするとより遊べるものになると思います。また、木製で丸くしてもいいかもしれません。もっと大きい物を作ってイベントとかに良さそう。
だるま落とし以外にも、黒ひげ危機一発ならぬ龍柱危機一髪とか、龍柱チェスとかもいいのではないでしょうか。
賛否両論ある若狭の龍柱ですが、あまりに殺風景なので建ってみると意外といいかもしれません。ただこれが沖縄県内で製作だったら反対意見も少なくなっていたかもしれませんね。
お土産物屋さん、今がチャンスかもしれませんぞ。