2014.06.09

手作りルアーで魚を釣りたい!!

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初めての手作りルアーでも沖縄の魚は釣れるのか?挑戦してみました。

みなさん、こんにちはDEEokinawaアウトドア担当?のjukuchonです。
タナガーでエビフライをしたい
2メートル級のオオウナギを求めて

僕は釣りが好きです。 まぁ、下手の横好き程度ですが、、、

釣りといってもフカセ、ブッコミ等々あるのですが僕はルアー釣りが好きです。
ルアーとは簡単に言うと「疑似餌」です。

ルアーは1個100円〜数千円と値段もピンキリで様々です。 
意外と金のかかる趣味なので、以前から経費削減にとオリジナルルアーを製作してみたい、そしてその手作りルアーで魚を釣ってみたいと思っていました。

ということで、今回は手作りルアーで魚は釣れるのか?を実験してみたいと思います。


作ってみよう

早速、なんでも揃うダイソーにて材料を購入。

まずはカットした木材にイメージする形を書きます。

この時点で12g。 遠投するには軽過ぎるか!?
ここから荒削りをしていきます。

電気工具や荒目ペーパーを使ってイメージに近づけていくのですが・・・。

んん!?

魚に近づけようと作業していたのに、、、、
ハブみたいになってしまった。。


ハブ?

これはイカン!と中目のサンドペーパーを何度もシュッシュッ!!
結構、繊細な作業の繰り返しですが、夢中になってしまいます。

削り出し最後は細かい細目ペーパーで念入りにツルツルに仕上げます。

12g→5gへと削り落とし、ハブのような形は気にしない事にしました。


オリジナルカラーにしよう!

磨き上げたハブ?を塗装します。
遠くに投げても視認性が良いようにとド派手レッド。

さらにマジックで目の代わりにDEEロゴを書き込みます。

ここからは最終行程、クリア塗料を吹き付けて乾燥させてピカピカに。
アイと呼ばれる金具を埋め込み、フックを取り付けて、、、、

完成!!!

本来ならばルアー本体を真っ二つにしてオモリを埋め込んだり、ステンレス針金を通したりするようなのですが、今回は作業時間短縮のため簡易製作しました。


トップウォーター、ラインナップ

今回、僕が製作したのはルアーマンに人気の高いトップウォータープラグの三種類。

トップウォータープラグとはルアーの一種で、ポップ音(コポッコポッという音)を鳴らすルアーのことです。また、このルアーの特長は口が凹になっていて、スプラッシュ(水しぶき)で魚を誘います。ポップ音やスプラッシュ(水しぶき)は魚が水面で捕食している音を表していると言われ、それに誘われて捕食魚を水面に誘き寄せる効果があります。

ブルーとイエローのルアーにはジョイントを設け、クネクネと逃げ惑うアクションを起こす仕様です。
思ったよりも良い仕上がりで満足です。

これも一度でいいいからやってみたかった『連結仕様』
水面上で蛇のようにクネクネと動く姿にお魚さんたちもまっしぐらでしょう。むふ!


ホントに釣れるのか!?

時間をかけて完全ハンドメイド、オリジナルルアーを製作したあとは釣るだけです。
さぁ、釣りに行ってきまーす!!!!

総重量45kgの荷物を担ぎ飛行機→フェリーを乗り継いで降り立った場所は、、、

西表島!!!

ご存知の通り、西表島は大自然の宝庫であり様々な生態系が織りなす大秘境。
ルアーマンにとっては聖地であり数年前に来た時は笑いが止まらないくらい大爆釣でした。

釣り天国・西表島なら必ず釣れるはず!!

到着して、さっそく小手調べで橋の上からチョイ投げ。
小さなスプーンと呼ばれるルアーにググっと喰らいついたのはカマサー(※オニカマス)
一投目からこの釣果。きっと、明日のマングローブの奥はもっと凄いんでしょうね。


オリジナルルアーは明日から使おう


梅雨入り宣言

西表島へ入島して2日目の朝。
ラジオから聞こえたのは、なんと沖縄地方の梅雨入り宣言。ガビン!!

意気消沈していてもしかたがないので、朝から気温が低く、小雨の降るなか、釣りの準備をします。。。


僕の愛艇、フォールディングカヤックと呼ばれる折りたたみカヌー

やってきたのは西表島最大の川・浦内川。
カヤックに乗ってマングローブの奥まで攻め込みます。

本流から支流→さらに支流へと。
掛かっている橋は大正〜昭和初期まで稼働していた宇多良炭坑跡へ。

さらに奥へ奥へと竿を振りながらカヤックをすすめますが、気温、水温が低くバッドコンディション。
全く釣れん!! 

姿はおろか全く生体反応ナシ。
西表島は釣り天国じゃなかったのか!?

7時間は竿を振りましたが撃沈でした。 
この日の航行約7km。


3日目。絶対に釣ってやる!!

やってきたのはクイラ川。

頼むぜDEEルアー。

正直、雨で心折れかけているのですが、絶対に釣り上げてやる。

一心不乱に竿を降り続け、出来る限りクネクネアクション、ポップ音を魚を誘い出すように繰り返していると、、、
バシュッと何かが水面を割ってルアーを水中へ!!

キター!!!!

クワガナー(※コトヒキ)GET!! やったー! ついに釣り上げました。

テンションあがった僕はさらにポイントを変え、遡上しながら竿を降り続けます。

さらにチヌ(※ミナミクロダイ)を追加。
やや活性が上がってきました。


予想外の魚

上流→下流へと帰り際にチマチマとルアーを動かしていると、、、
後ろからユラ〜っと見覚えの無いシルエットがルアー後方より近づいてきました。

心の底から声にならない声で『喰え! 喰え!!』と叫ぶと。。。
バフっ!!! 
っと一呑み。。 

全然、引きも弱く、体力もなくすぐにギブアップして上がってきた姿は、、、
こ、これは!?

淡水シーラカンスこと、、

超希少種のホシマダラハゼ!!!

ハゼ亜目魚類では日本最大種。
環境省レッドリストの絶滅危惧Ⅱ類(VU)に分類される珍魚です。

うおおおお!
古代魚みたいでカッコいい!

しかも、BIGサイズ(※目測でおよそ30〜35cm)。
噂には聞いていましたが、初めて釣りました。

もちろん、キャッチ&リリースしました。

絶滅すんなよー!!


まとめ

ということで、手作りルアーでも天候やテクニック、釣り運など条件が合えば魚が釣れる!ということが証明できました。

今回は時間をかけた手作りルアーに始まり、激渋コンディションのなか重量物を背負い、遠い西表島のマングローブ奥へ奥へと秘境を巡り、こんなサプライズが待っていようとは夢にも思いませんでした。

これだから釣りはやめられない!
今度はどんなルアーを作ろうかなー。
今度は何処へ冒険に出ようかなー。

短い旅が終わった後も、すでに次のワクワク感が始まっています!

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