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豚肉を担いで走れ!沖縄豚王選手権
豚王に…俺はなるっ!
去る4月4日は何の日だったか皆様ご存じでしょうか?…そう。4(し)月4(し)日は「まーさんシシの日」。沖縄で「シシ」といえば豚肉の事を指しており、この日は県養豚振興協議会などが県産豚肉のPRのイベントなどを行っているのです。
そして2014年4月4日那覇市の沖縄セルラーパーク那覇で行われたイベントが
沖縄豚王(ぶたおう)選手権。
…ものすごい斜め上の方向に振り切ったイベントですが、沖縄豚王選手権とは35kgの豚の枝肉を担いで30mを疾走。最も早いものが豚王になるというイベントなのだそうです。
豚王に送られる賞品はなんと、あぐー豚10kg!豚肉が10kgもあれば、きっとこれから豊かな豚肉ライフが送れるに違いないのです。
最近体重の増加が著しい俺も、ある意味豚王なんじゃないか。
早速エントリーしてみました。
というわけで本日は豚肉を担いで走るという、ちょっと聞いただけでは何言ってるか分からないイベントである第一回沖縄豚王選手権の様子をお伝えしたいと思います。
熱気に包まれる会場
時刻は18:30。平日なのでそんなに参加者もいないんじゃないかと思っていたのですが、
豚王開催を待つライバル達。
かなり多くの人が集まって、沖縄セルラーパーク那覇はすでに熱気がムンムンです。既に準備体操を始める者、イメージトレーニングに励む者、本番を前にして緊張感が高まります。
豚の半身です。
上の写真が担いで走る豚の枝肉(35kg)。
チマグ。
担ぎやすいように布が巻かれていましたが、足部分はそのまま。生々しい豚足が見えます。
俺、腰大丈夫なんだろうか。
試しに持たせてもらったんですが35kgは結構肩にずっしりときて、足がふらつくレベルの重さです。さらに生肉なので結構プルプルします。本番ではいかにバランスを崩さずに早く走るかがポイントになってくるんじゃないかと思います。
豚王決定戦が始まった
そしていよいよ豚王決定戦が始まります。
盛り上がってました。
まずは琉球ドラゴンプロレスの皆さんによる、試合の試演。さすがにプロレスラーだけあって、軽々と豚肉を持ち上げてます。ちなみに試演での1位はグルクンマスクでタイムは6秒2。
いよいよ予選のスタートです。予選は5人でレースを行い、30mのタイムを記録。予選の中でのタイム上位5名で決勝が行われるルールです。今回のエントリー数は112人。この中から初代豚王が誕生するわけです。
人工芝なので痛くないけど、思いっきり転ぶ人も。
重いものを持ちながら走るとやっぱりバランスが崩れるのか、割と途中で転倒してしまった人もいました。結構豚肉が転がったりしてたんですが、この豚肉終わった後はどうなるんでしょうか?
部活動みたいな光景。
女性の参加者もちらほらいました。
途中で肉を落としてしまって、係の人に手伝ってもらってゴールする姿も。
豚肉35kgを担いで走ってみる
いよいよ僕の番が回ってきました。
緊張。
いざ担いでみると、やはり豚肉が重くて初対面の隣の人に「これ、重いっすね!」って話しかけてしまいました。こういう時って誰かに話しかけたくなりますよね。
そしてスタート。
めっさ
走る
35歳。
翌日の筋肉痛が怖い。
…死ぬかと思いました。タイムは6秒31で5人の走者の中では2位。なんかこれそこそこいけるタイムなんじゃないかと思ってたんですが、予選通過1位のタイムは4秒93。…4秒代って普通に30m走っても結構難しいタイムなんじゃないでしょうか。何をどうやったらそのタイムが出せるというのでしょう。
決勝戦と表彰式
予選が終わり上位5名の猛者にて決勝が行われました。5名中3名が消防関係にお勤めだそうで、ガチの体育会系が決勝に残っているようです。
決勝線の様子はビデオに収めましたので、その様子をご覧下さい。
もう肉がもらえない事が分かったので、そんなに写真も撮って無かった。
決勝戦が終わり、表彰式。
表彰式では決勝の1位、2位、3位だけでなく、女子の1位、審査員特別賞、「シシの日」にちなんで44位の人にもトロフィーと賞品のあぐー豚肉が授与されました。豚王には10kgのあぐー豚肉が贈呈されましたが、2位と女子の1位、44位、特別賞には5kg、3位には3kgとこの日賞品として贈呈された豚肉は全部で33kg。参加者全員に「あぐー豚そぼろふりかけ」が参加賞として振る舞われました。
平日夜だったので最後の方はそこそこの盛り上がりでしたが、これ休みの日の昼とかにやったら大ウケする大会なんじゃないかなーと思いました。まぁ4月4日がシシの日なんでその日が休日に当たる可能性は7分の2ですけど…。
トロフィーも豚。
以上、第一回沖縄豚王決定戦の様子でしたが、皆様どうでしたか?来年の4月4日には第2回が行われる予定らしいので、腕に覚えがある方は是非ともそれまでにさらなるトレーニングに励んで頂ければ幸いです。僕も来年までに身体を鍛えておこうと思います。
人生において豚肉を担いで走る機会はそう無いと思います。これが県産豚肉のPRにつながってるのかは不明ですが、興味を持たれた方は来年是非会場参加してみてはいかがでしょうか。