- DEEokinawaトップ
- 特集
- 2013年で無くなってしまった(しまう)施設たち
2013年で無くなってしまった(しまう)施設たち
クリスマスも過ぎ去り、街はすっかり年末お正月モードに突入しましたね。
DEEokinawaも今日が今年最後の特集更新です。
一年の締めくくりということで、今回はこれまでにDEEで取り上げてきたもの・そうでないものも織り交ぜて、今年2013年内に営業を終了した(する)店や施設などを集めてみました。
行ったことあるという方も見かけたこと聞いたことだけあるという方も、沖縄にこういう店が存在していたんだなということを思い起こしていただければ幸いです。
メイクマン浦添店
沖縄県でホームセンターといえばまず名前があがる『メイクマン』。マスコットキャラクターである猿のメイキーくんでおなじみです。店内で流れているテーマソング『♪三角お屋根、赤い屋根〜』が頭から離れないという方も多いのではないでしょうか。ちなみにこの曲、実は作詞・作曲照屋林賢さんだって知ってましたか?(メイクマンファミリーの紹介ページから聞くことができます。)
そんな国道58号線沿い牧港にあるメイクマン浦添店ですが、2013年10月6日をもって一旦閉店しました。
現在もその巨大な建物はそのまま残されています。
道路に面した1Fガラス張りの扉から店内をのぞいてみると、すべての陳列棚などが取り除かれがらんどう状態でした。広い。
しかし、そのすぐ近くに新築された新店舗で10月31日にリニューアルオープン。
LED広告もきらびやかなピカピカの新店舗。店舗面積は旧店舗の約3倍もの広さがあるそう。
店内も広々としています。1・2階が店舗でその上は立体駐車場。ますます便利になりましたね。
DFSギャレリア内フードコロシアム
お次はおもろまち駅前にある『DFSギャラリア沖縄』内にあったフードコート『フードコロシアム』。
広々としたコロシアム型のフロアで様々な多国籍料理が楽しめ、買い物の休憩などにももってこいの穴場的フードコートだったのですが、2013年6月26日をもって営業を終了。
【フードコロシアム 沖縄】閉店のお知らせ:グローバルダイニング
フードコロシアムのあったDFSの3Fに向かうエスカレーターがあった部分はシャッターが閉じられていました。
OPA
次は国際通りのちょうど真ん中あたりに位置する『那覇OPA』。
DEEokinawaでは、特集『【建物探訪】那覇OPA』『ありがとうさようなら那覇OPA』で詳しく紹介してきました。
花ブロックを多用した特徴的な吹き抜け。言わずもがな、世界的に有名な建築家・安藤忠雄氏設計の建物です。
OPA内にあり県内に唯一の店舗だった『タワーレコード』も沖縄から撤退。ここで音楽ライフを楽しんでいたファンも多かったことでしょう。
現在は総合ディスカウントストア『ドン・キホーテ』に変わっています。
果たして那覇OPAの面影は残っているでしょうか。
みえばし
続いては先日の特集「【入りにくい店に入ってみた】みえばし」で取り上げた那覇市久茂地にある『みえばし』。
2F部分の木造瓦屋根がなんとも味わい深い佇まいです。
創業40年。年季の入った計器類に目を奪われます。
現在は手作りのお弁当を中心に販売中ですが、こちらのお店も残念ながら2013年12月いっぱいで営業を終了する予定。
ビジネスのどまんなかにあり、かつてはお客さんでさぞ賑わったことでしょう。過ぎ去った時代を感じずにはいられません。
レインボーホテル
那覇市の中心地、県庁前に位置する老舗ホテル『沖縄レインボーホテル』。
建物老朽化対策のための設備投資困難を理由に、2013年12月27日をもって閉館するそうです。
近くに多数の公的機関やコンビニがあり国際通りにも近く便利な立地だったので、ビジネスでの利用客も多かったのではないでしょうか。
緑色のタイルが古き良き昭和を感じさせる外観。
1965年創業。奥の本館は地下1階、地上12階建て、客室は全117室。
手前部分に見える別館は3階建てで、レストランと宴会場があるそうです。
別館のレストランも既に営業を終了していました。今は看板だけが残されています。
訪れた日は閉館の前日。ロビーも閑散としていました。
レインボーホテルはモントリオール世界映画祭の受賞作品となった映画『カラカラ』の舞台にもなったそう。というのも、この映画を撮影した宮平貴子監督のご両親がレインボーホテルのオーナーなのだそうです。ホテルは閉館してしまっても、作品のなかではいつでも見られるということですね。
嶺吉食堂
最後にご紹介するのは、那覇港の目の前にある『嶺吉食堂』。
てびち・煮付けの老舗として有名です。昔ながらの食堂といった佇まい。
2013年12月26日をもって営業終了。私は残念ながらいちども食べることが叶いませんでした。
この札が【開店】に変わることはもう無いんだと思うと寂しいですね。
お店の方の高齢化によるリタイヤと、嶺吉食堂を含めたこのあたり一帯が再開発の計画地として指定されたことも閉店の原因のひとつだそう。昔ながらの港近くの街並みや建物が唯一残る区画だったので仕方ないこととはいえ残念です。
来年もDEEokinawaの沖縄探検は続く
というわけでなんだかしっとりとした最後になってしまいましたが、今年2013年に無くなってしまった&無くなってしまうお店や施設をまとめてご紹介してみました。調べて切れていませんが、きっと他にもたくさんあると思います。
いつでも行けると思っていたらいつの間にか無くなってしまうもの。
みなさんも県内の気になるお店などはどんどん訪れてみてくださいね!
それでは来年またここでお会いしましょう。
新年の更新はなにも事故が起こらなければ、2014年1月9日(木)からを予定しています。
それでは、2014年もDEEokinawaをよろしくお願いします。
みなさまよいお年をお迎えくださいね!