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沖縄で最も苦い野菜はなんなのか
苦い野菜
ニガナ、カラシナ、フーチバー。
これらの野菜は炒めたり、白和えにすると美味しいのに生で食べると苦いですよね。
しかしいったいどれが一番苦いのでしょうか?
以前Naokiが「沖縄の青汁は苦いのか」という記事でニガナはとにかく苦い!と言っていましたが、今回は青汁では出てこなかったカラシナとフーチバーも入れ、沖縄でもっとも苦い野菜を決めたいと思います。
野菜好きのあの子に決めてもらおう
でも苦いとわかっている野菜を好んで食べたくはありません。
そこで、野菜好きな近所の子に判断してもらおうと思います。
年中草ばかり食べるベジタリアン
苦い野菜はヤギだって嫌いなはず(知らないけど)。
この子が苦い表情をしたもの、見向きもしなかったものを苦い野菜としたいと思います。
それでは食べてもらいましょう。
サクナ(長命草)
飲み込むまでにかかった時間:16秒
島菜(カラシナ)
飲み込むまでにかかった時間:15秒
雲南百薬
飲み込むまでにかかった時間:7秒
フーチバー(よもぎ)
飲み込むまでにかかった時間:3秒
ハンダマ
飲み込むまでにかかった時間:12秒
ニガナ
飲み込むまでにかかった時間:8秒
・・・。
大きさや食べにくさで時間がかかったものもあったものの、全部を美味しそうにばくばくと食べました。
つまり、どれが苦かったかわかりませんでした。
空気読んでよ!
苦さ選手権開催
やはり人間が食べるしかないようです。
仕切り直しますが、用意した野菜は6種類。
左からサクナ(長命草)、島菜(カラシナ)、雲南百薬、フーチバー(よもぎ)、ハンダマ、ニガナです。
それぞれを生で食べ、苦い方が勝ち残りのトーナメント方式で競いたいと思います。
トーナメント表で野菜の名前が和名と沖縄名がごちゃごちゃになっているのは、これから食べることに動揺していたからです
第1回戦 長命草vs島菜(カラシナ)
★サクナ(長命草)
沖縄本島では野菜として売られていますが、与那国島では海岸に、波照間島では道ばたに自生しているそうです。1株食べると1日長生きすると言われるぐらい栄養素がある野菜です。
サクナ
★島菜(カラシナ)
栄養価が豊富で名前の通り辛いような苦いような味がします。
島菜
それでは食べてみましょう。
サクナ(長命草)
島菜(カラシナ)
どちらも破壊力はあったんですが、カラシナは苦いというより辛みが強い気がしたのでサクナ(長命草)の勝利。
サクナの勝ち
第2回戦 雲南百薬vsフーチバー(よもぎ)
★雲南百薬
ツルムラサキ科の植物で、名前からもわかるとおりものすごく栄養価が高い野菜。百薬というだけあっていろんな病気に効果を発揮するとか。
雲南百薬
★フーチバー(よもぎ)
沖縄そばにトッピングされることも多いですが、その場合はスープに浸してから食べないとめちゃくちゃ苦い。
これも栄養価が高い野菜です。
フーチバー
雲南百薬
フーチバー(よもぎ)
雲南百薬は見た目からそんなに苦くないんじゃないかと気を抜いていたので衝撃が強かったですが、生フーチバーの苦さのほうが数倍勝っていました。
ということでフーチバーの勝利
第3回戦 ハンダマvsニガナ
★ハンダマ
色も特徴ですが茹でたり炒めたり加熱するとヌメリがでてくる不思議な野菜。
ハンダマ
★ニガナ
琉球王朝の時代から滋養食とされた薬草の一種だそうです。名前の通り味は苦いことで知られています。
ニガナ
ハンダマ
ニガナ
ハンダマは苦いような印象があったのですが、生でサラダとしても食べられる野菜。全然苦くありませんでした。
そしてニガナ。ハンダマが余裕すぎたので気を許したのが悪かったのですが、ちょっとしか食べてないのに泣きました。苦すぎて少しえずきました。
当然の結果
準決勝 サクナ(長命草)vsフーチバー(よもぎ)
苦痛です。生野菜を食べるのってこんなにしんどいものだったでしょうか。
迷いましたがフーチバーの勝利。
決勝戦 フーチバーvsニガナ
自分でも表情を読み取れませんが、たぶん1日の苦さの限界を超えたのです
そして、
優勝はニガナ!
名前のままです!・・・ごめんなさい。
でもニガナは本当に苦かったのです。
身体には良いので
ということで苦い野菜は食べるのがしんどいですが、良薬は口に苦しということわざもあるように、どれも栄養価が高い健康に良い野菜です。
生で食べなければそこまで苦くはないので、みなさんも苦い野菜を食べて風邪に負けない身体を作って頂きたいと思います。
最終的に今日の私はなんだったんだろうと、心に染みて涙が止まらなくなりました。