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銘菓ひよ子はヤンバルクイナになるんじゃないか
東京土産といえば「ごまたまご」や「東京バナナ」など色々あると思うんですが、小さな小鳥の形をした饅頭、銘菓「ひよ子」も忘れてはなりません(発祥は福岡らしいけど)。
- 正面から
- サイドから
たまにお土産としてもらうと嬉しいですよね。
で、早速本題に入りたいと思うんですがこの愛らしい鳥の形をしたお菓子、うまいこと色を塗れば「ヤンバルクイナ」になって沖縄土産にできるんじゃないでしょうか?
この試みが成功すれば大量にひよ子を買ってきて、着色して「沖縄土産 銘菓ヤンバルクイナ」として売り出す…そんなことも可能なはずです(訴えられると思うけど)。
…そんなわけで、本日は「銘菓ひよ子に色を塗ってどこまでヤンバルクイナにできるか」という実験をしてみたいと思います。
とりあえず実物を見に行こう
ヤンバルクイナの写真は色々な媒体に沢山掲載されているのでそれを見てひよ子に色を塗れば実験完了です。しかし、それで本当によいのか…。必要なのは「リアリティ」なんじゃないか…そう思いまして実際のヤンバルクイナを見るために国頭村までやってきました。
以前mycoがヤンバルクイナを観察するために早朝に国頭村に行ってましたが…
今は国頭村安田に2013年9月14日から「ヤンバルクイナ生態展示学習施設」なる施設がオープンしたのです。こちらでは年中無休で9:00~17:00の間、生きたヤンバルクイナを観察することができるといいます。
- ヤンバルクイナ関係の資料
- こんな絵も展示
入館料は大人500円。館内にはヤンバルクイナ関係の記事やヤンバルクイナがどのような鳥なのか、なぜ保護しているのか、などの説明が展示されています。
そして、奥に人だかり。このガラス越しに
生きたヤンバルクイナを見ることができます。このヤンバルクイナ、国頭村楚洲で発見された卵を孵化させて生まれた雌の成鳥らしいのですがものすごいガラスに近い!
草むらに隠れたり、こちらに寄ってきたりと、その愛嬌のある動きに目が離せません。
その姿を目に焼き付けておきます。
銘菓ひよ子に色を塗る
施設の外に出てきました。
本当は施設の中で塗りたかったんですが、なんか予想外に人が多くて恥ずかしかったので施設の前のベンチで作業をすることにします。
着色のために用意したのは赤・青・黄色の食紅です。さっき見たヤンバルクイナが記憶から消えないうちに塗り始めましょう。
まずは赤い食紅を溶かして、くちばしと目のまわりを赤く塗っていきます。
…地味な変化ですが、くちばしと目のまわりが赤くなりました。目のまわりが赤くなったことで、血の涙を流しているようなちょっとホラーなビジュアルに。
- 方向性を
- 確かめる
心配になってさっき撮った写真と見比べて見ましたが、今のところ方向性は合っているような気がします。
続いて羽部分を。ここは深緑がかった黒色なんですが、食紅混ぜても全然色が出なくてなんか黄色がかった色になってしまいました。もうリアリティとか関係なくなってる。
羽の塗り終わりです。
…どうしよう。
しかしここまで来たら戻れません。
最後にようやくできた黒っぽい色(食紅を何度も混ぜ合わせた)で、ヤンバルクイナの顔、そして特徴的なお腹の縞模様の部分を色づけしていきます。
銘菓ひよ子はヤンバルクイナになったのか
さて、本日は銘菓ひよ子に色を塗ってヤンバルクイナにしてみようという企画でしたが、結果はどうなったのでしょうか?…ここまで読み進めた読者の方は大体想像がついていると思うんですが結果を発表したいと思います。
できあがった作品はこちらです!
……。
……。
なんだこれ。
…というわけで、銘菓ひよ子に色を塗ってもヤンバルクイナにはなりません。芋虫みたいな何かになってしまいます。いや。僕の絵心とかの問題もあると思うんですが、ひよ子のくちばしがそれほど出てなかったりとか形状的にも若干無理があるのかと思うのです。
これが僕の全力でした
最後に足を書き足してみましたが如何でしょうか?ヤンバルクイナに見えれば幸いです。
残念ながら銘菓ひよ子をヤンバルクイナにする試みは頓挫しましたが、国頭村の「ヤンバルクイナ生態展示学習施」はオススメですので、まだ生きたヤンバルクイナを見たことがない!という方は是非いってみてはいかがでしょうか。僕は次は鳩サブレをヤンバルクイナにするために再度訪れようと思います。
ヤンバルクイナ生態展示学習施
開館時間:9:00 - 17:00(年中無休)
入場料:大人 500円/子ども 200円(国頭村内100円)
住所:国頭村字安田1744-2 安田くいなふれあい公園内