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もうひとつのターミナル「石垣港ターミナル」
石垣島の海の玄関といえば石垣港離島ターミナル。ここから八重山の各離島へ向かいますよね。2007年に新しくなり便利になりました。
離島ターミナルは有名ですが、離島じゃないターミナル、石垣港ターミナルはどうなのでしょうか。
石垣港ターミナル
離島ターミナルから西へ行くと石垣港ターミナルがあります。
ターミナルがあるE岸壁(フェリーターミナル)には、名古屋・大阪、那覇・宮古からの定期航路がありましたが、2008年に旅客営業終了となってしまいました。
現在は、台湾などから来る大型クルーズ船が寄港するときに利用されています。
間違えてやってくる人がいるのでしょうか。離島行きはここではないという貼り紙が。
沖縄に住んでいると「離島」という言葉を普通に使いますが、初めて観光で来る人にはあまり馴染みがない言葉なので間違えるのかもしれませんね。
ターミナルの1階は石垣市の港湾課や運送会社の事務所などがあります。それ以外は特に何もありません。
上には、お食事処みなと売店があるみたいです。さっそく2階へ上がってみましょう。
2階へ
パンチンググリルで光が和らげられている吹き抜けのトップライト。なかなかカッコいい建物です。
この先は乗船口。案内板の日本語が剥がれかかっています。代わりに中国語表記。
ボーディングブリッジがあるわけではなく、階段で下まで降ります。出国方法はわからないのですが、下からは船まではバスで移動でしょうか。それとも徒歩?
手荷物検査室。広い部屋に机が並べられているだけでした。X線機もあったような気が。失念。
出入国審査や税関ってどうなっているんでしょうか。船で出国したことがないのでよくわかりません。
洗手間はトイレのこと。もう日本語よりも中国語がメインとなっています。
送迎デッキもある
バルコニーみたいな送迎デッキもあります。中国語だと送迎廣場。
そこからの景色は、コンテナビューだったり。
フォークリフトの作業風景だったりします。あと行き交う船。
みなと売店
こちらがお食事処みなと売店。待合所の椅子の間にテーブルが置かれていて、座席数は多めです。
八重山そばやチャンプルー系などレギュラーメニューは12種類。どれも500円から600円くらい。
寄港した大型クルーズ船や軍艦の写真がズラリと貼られています。
せっかくなので新メニューのカツカレーを注文→売り切れ。
じゃあ生姜焼き定食で→売り切れ。
そばかチャンプルーならできる→ゴーヤチャンプルー定食に。
できあがるまで店内?を散策。
みなと売店という店名どおり、細々したものも売っています。
ショーケースにはタオルやTシャツ、三線や升、陶器など。おみやげ品でしょうか?
中国語で書かれたメニューがこんなところにあっても。
これもおみやげ品?お米や油、泡盛にカップラーメンなどなど。
食べる
昼間は港湾の職員で混雑かと思いきや「石垣の人はみんなお昼食べにお家に帰るからね〜。昼間もいっつもヒマよ〜」とのこと。
営業時間は朝7時から開けることもあれば開けないこともある。特に決まってないそうだ。定休日も同じく決まっていない。
ペットボトルに入れた水を凍らせたもの。いい溶け具合でした。
ゴーヤちゃんぷるーは500円。ミニ八重山そばと漬物が付いてきます。
ゴーヤーの語尾を伸ばす伸ばさないで、しばしば口論が起きることがあります。石垣島はゴーヤーではなくゴーヤ。内地ではゴーヤと伸ばさない表記が多い気がします。どちらも方言なのでどっちでもいい気がしますけどね。
賑わう日もある
これは前日の風景。
台湾から来たアクエリアス号の寄港日なので、翌日とは違い大賑わい。
大型のクルーズ船が寄港する日の夕方に訪れると、台湾とかからの若者グループが乗船前に腹ごしらえしています。カツを使った料理とカレーが売り切れる盛況ぶり。
当然、食堂のおばちゃん(八重山方言) vs 英語まじりの中国語だが、ちゃんと通じているんだからスゴイ。勢いで押し通している感がありましたけど。
夜になるとアクエリアス号は、那覇または台湾北部の基隆港へむけて出港します。これに乗って那覇から台湾へ行ってみたいですね。2泊3日の旅程だと3万円ちょっとで行けるみたいですよ。那覇から台湾へはLCCが就航して行きやすくなりましたが、優雅にクルーズ船もいいかもしれません。
八重山の各離島へは離島ターミナルへ
いまでは石垣港離島ターミナルと石垣港ターミナルを間違える人はいないと思いますが、新しくなったときは間違える人もいたそうです。
以前紹介した那覇ふ頭船客待合所と同様、新しいターミナルができてからは寂しい感じになっていました。
なかなかカッコいい建物なので、なにかうまく活用できるといいですね。