- DEEokinawaトップ
- 特集
- 与勝半島を見守る交通安全!?像を追え!
与勝半島を見守る交通安全!?像を追え!
初めまして。ライターみたいなことをやらせてもらっている、うちなー出身・在住のシャリ山です。ちょくちょくDEEさんで記事を書かせてもらうことになりました。生温い目で見守ってやってください。
与勝とは
皆さん。与勝はご存知でしょうか?島からちょんと突き出したでべそみたいな(でべそみたいな、消す)あの地域です。勝連城跡や肝高の阿麻和利で有名ですね。
与那城と勝連の頭をとって“与勝”って言う地域名になったとか、うるま市立与勝(第二)中学校以前は、与勝事務組合立~だったとか。掘れば掘るほどなんだかおもしろい地域です。
そんな奥深い地域に突如現れた謎の像
僕が住んでいた10年くらい前は無かったのですが、里帰りで帰ったときに、そこここで見かけるのですっっっごく気になっていました。その謎の像がこちら。
どん。
どどどん。
奇妙奇天烈とはこのことを言うのでしょうか。チロリアンハットみたいなのかぶってるし。わー、おしゃれー。なんだかムーミンのスナフキンを思い出しました。
早速・・・
なんのために存在するのか。ただの交通安全像なのか。一体全体何体いるのか。調べてみました。
車の通りが激しい。
まずは、与勝シティーの近くの、大きな十字路に1体。たかが交通安全像。されど交通安全像。チロリアンさん(勝手につけた名前)はしっかりおつとめを果たしているのです。
この像を撮っているときに感じた奇異な視線が痛い。
しかしここで衝撃の事実
近づいてみると、なんとこの子の裏には携帯番号が!!きっとファンシーな警察の人たちが、交通安全運動の一環で作った像なのかなーと思っていたのです が…。もしやこれは、チロリアンさんの作者へと繋がる番号!?真相への手がかりを一つ見つけました。チートっぽいので、電話は最終手段にしましょう。
個人情報保護法にのっとって、モザイク。
順調に
母校です。中学2年生のときに転校しました。懐かしい。
次は、うるま市立与勝中学校(旧:与勝事務組合立与勝中学校)前の十字路。双子の兄弟でしょうか?対になっていました。
いつ?
今で…
“しょ”ですかね?あの林さんの名言を借りたのでしょうか。なんだかびみょーに違う。チロリアンさんは、私たち人間に何かメッセージを伝えようとしているのではなかろうか。
そのまま道なりに走ると、もう一体みつけました。その昔、プリマートがあったところの三叉路です。みなさんはプリマート知ってますかね?ここを左に折れると伊計島へと向かう道です。
冒頭のチロリアンさん。
なんだかたんたんと紹介していても面白くないので、ここらへんで街頭インタビューを試みます。
インタビューしてみた
パーラー佐久田さん
まずはDEEokinawaで有名なヤギ汁食べ放題1,000円のパーラーの人。子どもの頃は食べ放題してたかな?当時はヤギ汁が苦手だったためか、覚えておりません。学校帰りに友達とハンバーガーを頬張ったのは良い想い出です。
いらっしゃい!
シャリ山:以下米「あのー、この像のことについてお尋ねしたいんですけど」
パーラーのお姉さん:以下パ「ソレ見たことあるねぇ。ここ2~3年の間に設置されてるみたいだけど…」
米「何のためかわかりますか!?何体いるかわかりますか!?」
パ「う~ん。詳しくはわからないけれど、最近道路工事とかが盛んで、新しい道ができてるさぁね。それで交通安全のために設置したんだと思うけど…」
たしかに。チロリアンハットを被ったチロリアンさん以外は、新しくできた道路の近くでおつとめを果たしていらっしゃる。
パ「何かにのせるの?最近は取材とか多くなってさぁ。ネットの紹介みてきたよ~って言うお客さんも増えて嬉しいねぇ」
と。おもむろにDEEの記事を印刷したプリントを見せてくれるお姉さん。
どうやら元気そうです。パーラーを後にして、今度は、近くのチャレンジドセンターのスタッフさんにお話を聞きました。
チャレンジドセンターさん
米「この像のことについて聞きたいんですけど、何体いるかわかりますか!?」
スタッフ「何体かはわからないけど、これは、マッサージ屋さんの看板だよ」
米「????」
なん…だと!?まさかの答えに頭がついていきません。スタッフのお姉さん曰く、この看板?が指している方向に進んでいくと、その看板を立てたマッサージ屋さんに行き着くそうな。あの電話番号はお店の番号だったのね。2人目にして早くも謎が解けてしまった。斬新というか、わかりづらいというか…。チロリアンさんの異様に伸びたあの腕。私たち人間に伝えたかったメッセージとは、マッサージ屋への行き先だったんですね。
とりあえず、指示に従ってみる
というわけで、チロリアンハットを被ったチロリアンさんの指示に従って三叉路を左に折れてみた。パーラーが通り道になりますね。そのまま直進します。
また三叉路。今度はチロリアンさんがみつかりません。くそぅ。
さっきのスタッフの話によると、マッサージ屋さんは屋慶名にあると言っていたので、とりあえず右に折れます。
ありました。海中道路に行く十字路です。
こんどはちゃんと案内してくれています。
少し走ると、川とは言い難い屋慶名川がみえてきます。そこの細道を右に曲がるそうです。
この看板が目印。
憎らしいやら愛らしいやら。
たどり着いた先には
チロリアンさんと、ちゃんとした看板がありました。一見すると普通のお家です。指示に従っていくと、なんとかたどり着けるみたいです。
今回はお店が定休日だったので、これ以上の追求ができませんでした。まあ個人的に気になっていたことが解明できたので、良しとしましょう。まさか道案内だとは思わなんだ。
しかし、斬新な道案内にした経緯がすごーく気になる!そしてマッサージ屋のオーナーの人柄も気になる!ってことで、機会があれば、お店の紹介もかねて突撃してみたいと思います。
まとめ
Q.なんのために存在するのか
A.マッサージ屋の看板としての役割
Q.ただの交通安全像なのか
A.マッサージ屋の看板としても兼ねている
Q.一体全体何体いるのか
A.探した限りでは7体(写真には無いが、お店にもう1体ありました)
初めての記事でしたが楽しんで頂けたでしょうか?
写真の撮り方や紹介の仕方に不慣れな部分もあるかと思いますが、与勝の魅力に少しでも気づいてくれたら幸いです。
最後に、スペシャルゲストとして登場するはずだった僕のお父さんを紹介します。与勝で八百屋さんを営んでいます。チロリアンさんについて聞こうと思っていたのですが、2人目にして真相への手がかりをつかんでしまったのでボツ。マッサージ屋さんの看板だとわかった上で、とりあえず聞いてみました。
恥ずかしがる父。
米「この看板のこと知ってる?」
米父「あー。うり!北谷にある変な像やんに?」
…全然違います。