2013.09.25

宮古島の小学校の運動会は子供も大人も踊る

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宮古島の小学校の運動会には校歌遊戯という演目があるそうです。校歌遊戯?なんだろう?

沖縄、いや日本屈指の海の美しさを誇る宮古島。


これは宮古島沖の八重干瀬


これは池間大橋の下あたり

なんじゃこりゃー!というぐらい海がめちゃくちゃきれいなのですが、独自の伝統文化や習慣、本島にはない面白いお店などもたくさんある魅力的な島です。
DEEokinawaでもこれまで何度か宮古島に行き記事にしてきました。

宮古島島尻地区の奇祭パーントゥ
池間島のミャークヅツ
ぷちまあとで初めてのオトーリ
宮古島でまもるとまる子になってきた

そんな宮古島で、小学校の運動会がちょっと違うという話を聞いたので見に行ってきました。

プログラム

まずはプログラムをご覧ください。

午前中の部はかけっこやリレーが中心で、特におかしいところはありません。


ちなみに最後の「いつ咲くの?今でしょ!」は5、6年生によるエイサーでした

しかし午後の部がおかしいのです。

15番:校歌遊戯 全体
20番:クイチャー 全体

校歌遊戯っていったいなに?
クイチャーってあのクイチャー?

ということで、宮古島の友人が作ってくれたお弁当で腹ごしらえして昼の部の謎に迫りたいと思います。

校歌遊戯

お昼ごはん後、午後の部最初の「校歌遊戯」に備えて校庭の端に並ぶ児童たち。

全員が校庭いっぱいにきれいに整列したら、この学校の校歌が流れ出しました。
「♪みどりにうるおうなんごくの〜」

すると校歌にあわせて児童たちは両手に旗を持って、一斉に踊りだすのです。

な、なにごと!?

説明しましょう。
宮古島の小学校には校歌に独自の振り付けがあるのです。
そしてその踊りを運動会などで全校生徒で踊る習わしがあるとか。

みんなで

踊る!

よく見ると、両手の旗は、校章マークと宮古島市の市章が入っています。


行ったのは宮古島市立北小学校だったので「北」という字が見えます。

6年間何度も踊るので、大人になってからも宮古島出身の人は小学校の校歌を唄えて、踊れる人が多いらしいです。

ステキですね。

最後はクイチャーで終わる

校歌遊戯のあとは4年生、6年生のリレーがあり。

そのあとに、PTAによる綱引き。

そして最後の最後は全員参加のクイチャーです。

校庭の真ん中に老人会のみなさま。

その周りにPTAや地域の大人

そして一番大きな輪が児童たちと3重の輪が校庭に広がります。

こうして全員で輪になって、クイチャーを踊るのです。
クイチャーとは宮古島に伝わる民謡と踊りで、人々が輪になって歌い踊ります。

踊るのです。

このプログラム順は北小学校だけなのかもしれませんが、普通は最終種目でありそうな6年生のリレーのあとにPTA綱引きをおこない、そしてクイチャーに流れる。
運動会はもちろん子供が主役ではありますが、大人も積極的にどんどん混ざる感じは、地域と学校の繋がりがとても強いように思いました。
両親の姿を、子供たちが恥ずかしそうにでも嬉しそうに見ていたのも良かったです。

ということで宮古島の小学校の運動会はいかがでしたか?
運動会にも宮古島色が強くでているなんて、宮古島恐るべしですね!

みなさまがお住まいの地域でもうちも運動会も凄いよ!という情報があればDEEまでお寄せください。

追記(2013.9.26)
記事公開後にFacebookコメントで校歌遊戯は本島北部でもやっていた(校歌ダンスという名前らしいです)、石垣でもやっていたなどの情報をいただきました。
中でも面白かったのは「校歌遊戯を踊ることで校歌を覚えたので、入学式など直立不動で歌わなくちゃいけないシチュエーションに、ものすごい違和感を感じます」というコメント。想像したら笑ってしまいました。
みなさま情報をありがとうございます。

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