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琉球暗号文を作ろう
沖縄の漢字は読み方が複雑
沖縄の地名や名字は難解なものが多いですよね。
「仲村渠」で「なかんだかり」とか
「保栄茂」で「びん」とか。
これらの漢字は沖縄の人は読めるけれど、なぜこの漢字でこう読めるの?と思ってしまうものも多いはずです。
しかし沖縄で暮らす人ならば、読み方の理由までは説明できないものの、どう読むのかは経験でわかると思います。
沖縄の人だけがわかる読み方。
つまり難解地名や難解名字を使えば、沖縄の人だけがわかる読める暗号文のようなものが作れるのではないでしょうか。
さっそくやってみましょう。
新聞を切り抜こう
暗号文と言えば新聞の切り抜き。
まずは家にあった約1ヶ月分の新聞を広げ、沖縄独自の読み方がある地名や名字を拾っていきます。
関係ないけど猫は新聞を読んでいるとなぜ近くにやってくるのでしょうか。
細かい作業なので今回だけはやめてほしいです。
では、この中から言葉にできそうなものを繋げていきます。
暗号文読めるかな?
それでは出来上がった暗号文をご覧ください。
第一問:不勢理客首志眞下
沖縄に暮らすみなさまにはおわかり頂けたでしょうか?
内地でDEEokinawaをご覧になっている方は想像してみてください。
正解は
浦添市にある勢理客(じっちゃく)という地名を使った「ぶじっちゃくしゅしました」。
・・・ちょっとこれは難しかったかもしれませんね。途中で不必要な「っ」も入っているし。
第二問:平安名如古頭
これは簡単ですね。
正解は
うるま市の「平安名」、宜野湾の我「如古」、八重瀬の具志「頭」を使った「へんなねこちゃん」。
かわいいですね。
第三問:外我平安名御殿
第二問を受けているので真ん中はわかると思います。外は沖縄では違う読み方ができますよね。
正解は
外間(ほかま)さんの「ほか」、御殿(うどぅん)で「ほかがへんなうどん」。
文章的には意味不明ですが、暗号文としては使えそうな漢字が多いです。
第四問:今帰名サイ
ここまでこの記事を読んで来た根気づよい方ならもうわかると思います。
正解は
今帰仁(なきじん)の今帰を使った「なきなさい」。
涙そうそうですね。ちなみにカタカナが入ったのは漢字を探すのが結構大変で心が折れかけていたからです。
第五問:「我武原」「与勝田」
これは短いながら会話です。
正解は
「頑張る」「良かった!」
青春の1ページのようです。
ちなみに武は那覇市の西武門(にしんじょう)の「ん」を採用しました。
原は桃原(とうばる)、南風原(はえばる)の「ばる」ですね。
最後の問題です
ここまで読んで頂きありがとうございました。
暗号文と言いながら、文章にできずどうしようかと思いましたが、最後にようやく文章らしいものを発表したいと思います。
「安次平良内茂饒引宇慶留輿」
さぁなんと読む?
正解を見てみましょう。
「あしたいらないものひきうけるよ」
平良を「た」「いら」と分けて読むのがポイントでした。
暗号文を作るのは難しい
というわけで暗号文でした。
思いついたときは、琉球暗号文みたいな言葉になって流行ったりしてと思いましたが、予想以上に大変だったので、もう二度とないだろうなーと思ってます。
でも漢字を勉強するには良いかもしれませんね。
じゃ、また。