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リアル人生ゲームに参加してきた
那覇ふ頭からフェリーに乗ってやってきたのは、沖縄本島の北に浮かぶ島、与論島。
与論島は鹿児島県であり、奄美群島の最南端。辺戸岬まで22kmしか離れていません。
DEEokinawaって沖縄なのに、鹿児島まで取材するの?と疑問に思う方も多いかもしれません。
あまり知られていませんが、DEEokinawaは3年前に沖縄県内はもちろん、奄美大島を北限にスタートしたのです。
これからは奄美群島の記事も増えるかもしれませんね。
ウェル亀がお出迎え。岩が亀に見える
今回、与論島を訪れたのは、島全体を使ったリアル人生ゲームが行われていると知ったからです。
島全体を使った人生ゲームとは一体どんな感じなんでしょうか。さっそく参加してみましょう!
参加カードをゲットする
リアル人生ゲームの参加方法は、まずはじめにヨロン島観光協会へ行って人生ゲーム参加カードを購入します。
参加費は500円。この500円はスタート時の所持金5000ヨロンドルに換算されます(スタート時にヨロンドルは渡されない)。
島内4ヶ所に設置されているルーレットポイントを探し、各ポイントでルーレットを回します。止まったマスに書かれているゲームカードをもらい、スタンプを押してもらいます。各マスには「1000ヨロンドルを払う」「1000ヨロンドルを受け取る」「2000ヨロンドルを受け取る」の3種類があります。中にはお宝カードもあって割引券にもなっているとか。
1000ヨロンドル=100円の計算で、ゴールした時の最高は、11000ヨロンドル=1100円か、最低1000ヨロンドル=100円となり、島内指定店舗で使える商品券になります。
ところでなぜ与論島でリアル人生ゲームが行われているか気になりますよね。
どうやら島の形が人生ゲームのルーレットに似ているからということらしいですよ。
茶花ルーレットポイント
各ルーレットポイントの近くにはこのような目印がある
まず最初のルーレットポイントは、ヨロン島観光協会から近い「パチパチ」。
4ヶ所あるルーレットポイントですが、どこから回ってもOKです。
これがルーレットとマス。お、大きい...!ボードゲーム版とくらべて10倍以上はあるんじゃないでしょうか。
さっそく回してみましょう。強めに回すと1分くらい回り続けてしまうのでほどほどに。
止まった数字は8。
「唯一の信号機でまさかの信号待ち。1000ヨロンドル払う」。
いきなり1000ヨロンドルを払うことに。所持金残り4000ヨロンドル。
各マスはゲームカードが用意されていて、与論島の豆知識も書かれています。
ちなみに今回の豆知識は、与論島には信号機が一ヶ所しかありません。朝と夕方以外は点滅信号になっています。ということでした。
パチパチでハーブティーをごちそうになりました。
店内の片隅は、ちょっとしたゆんたく場になっているようです。
那間ルーレットポイント
続いてやってきたのは那間ルーレットポイント。この先400mの表示が。
島内の移動手段ですが、1日で回るならレンタカーかレンタバイクがオススメ。数日あるなら自転車でもいいかもしれませんが、与論島は高低差が結構あるのでキツイかもしれません。歩きはかなり厳しいかと。バスもありますが約1時間間隔なので時間配分が難しいかもしれません。
ルーレットが設置されているのは沖商店。電話番号の下四桁は、2320で兄さんハタチ。
ここで売っている手作りパンがとても美味しかったですよ。ぜひ食べてみてください。
では早速回します。
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4。
「夜の浜辺で流れ星をみつけた。1000ヨロンドルもらう」。
茶花ポイントで払った1000ヨロンドルを取り戻した。所持金5000ヨロンドルに。
豆知識は、「お月様と雲さえなけれ天の川もばっちり見えます。ポイントは暗いところ。お勧めの場所は沢山ありすぎて書けません。島民に聞いてください」とのこと。
この夜も与論島では天の川が肉眼で見ることができました。あと南十字星が見える北限なんですよね。
朝戸ルーレットポイント
次にやってきたのは朝戸ルーレットポイントになっているスーパートップ。
島の中では大きめのスーパーなので見つけやすいと思います。隣はドラッグストア。
では回します。
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10で止まりました。
「小学生と与論島のカルタで勝負!・・・惨敗。1000ヨロンドル払う」。
再び所持金4000ヨロンドルに。
豆知識は、「島口(与論の方言)で書かれたカルタで地元の小学生の間では大会も行われます。与論語がわからなければまず太刀打ちできません」とのこと。沖縄の方言はウチナーグチとも言いますが、与論では「島口」というんですね。
ノリのいい店員さんからもらった10,000札。特に何も使えないらしく、記念品だとか。ちょっとテンションが上がったけどぬか喜びでした。
古里ルーレットポイント
最後のポイントは古里ルーレットポイントのビーチボーイクラブ。
目印からは700mと離れていますが、1本道なので迷うことはないと思います。
与論島の北西に位置する皆田海岸。奥にある小島は皆田離といい、泳いで渡ることができます。干潮時なら歩いて渡れるそうです。
人生ゲームラッピングされたバス!
人生ゲーム+百合ヶ浜ツアーに申し込むと乗れるそうですよ。
店舗ではなくテントがルーレットポイント。
いよいよ最後のルーレットを回します。
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2が出ました。
「ボートからウミガメの群れを発見。1000ヨロンドルをもらう」。
盛り上がりに欠けますが、プラスマイナスゼロ、5000ヨロンドルになりました。
豆知識は「百合ヶ浜に行く途中にウミガメに会える?見えない日もたまにあるけど、高確率で出会えます!」とのこと。
スノーケリングでも高確率でウミガメに会えるそうです。
何が買えるのか
結局スタート時と同じ5000ヨロンドルでフィニッシュ。参加カードとゲームカードを持ってヨロン島観光協会へ行きます。
獲得した5000ヨロンドルは、500スター紙幣になりました。1000ヨロンドル=100スター紙幣=100円の商品券となります。
スター紙幣で買い物した時はお釣りはもらえません。なるべくギリギリになるように使いましょう。
100スター紙幣はこのマークが貼ってあるお店で使えるので、与論島っぽいものを買ってみました。
与論島で作られている黒糖焼酎の有泉(470円)とヤギミルクチーズケーキ(150円)。120円オーバーですけど。
ぜひ沖縄でも
ということで与論島を舞台に行われているリアル人生ゲームに参加してみました。
移動手段が限定されてしまうので厳しいですが、もう少しポイントとイベントを増やすと盛り上がるんじゃないでしょうか。ぜひ沖縄の離島でも開催してほしいですね。
ヨロン島リアル人生ゲームは9月16日まで!今年の夏休みは、那覇港、または本部港からのんびり与論島へ行くのはいかがでしょうか。