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浦添市の「海水魚つりぼり」が何だかすごい
沖縄は海に囲まれているという立地上、「釣り」といえばメインは海釣りの事を指すのではないかと思います(そんなに釣りに詳しくないので何とも言えないですが)。
で、今日は釣り堀の話なんですが
先日浦添市の牧港ドライビングスクールの前を通っておりましたら、気になる看板を発見しました。
つりぼり!
沖縄は割とすぐに海に行けるのでつりぼりというものが少ない気がします(因みに過去にnaokiがUSランドで釣り堀を紹介していますがUSランドは現在ネーブル嘉手納に移転した模様。つりぼりはどうなっているのか普天間のUSランドは閉店。ネーブル嘉手納に移転という話を聞いたのですが、今のところ移転などはしていないようです(6/10追記))。そういえば沖縄市の「子どもの国」にも釣り堀があった気がしますが。
看板を見ると「海水魚つりぼり」と書かれています。何だか怪しげではありますが、海水魚釣り堀とはいかなるものなのか。そもそも僕は生まれてこの方、きちんとした釣り堀というものに行ったことがありません。というわけで今回はこの「海水魚つりぼり」なる施設に行ってみようと思います。
釣り堀は港の中にあった
「つりぼり」の看板を追いかけて着いたのは牧港漁港。牧港漁港は毎年7月に行われる浦添市の「てだこまつり」で「てだこハーリー」が行われる会場でもあります。
- 港内から更に奥へ
- 「つりぼり土日」の看板
港内を看板に沿ってさらに奥へ。人が全然いないので幻なんじゃないかと心配になりましたが、やがて釣り堀らしきものが見えてきました。
…!
…つげ義春の漫画に出てきそうなビジュアルです。本当にここは釣り堀なんでしょうか?
何だかすごい釣り堀
ビジュアルに圧倒されてそのままUターンしようとも思いましたが、意を決して中に入ってみることにしました。
- なんだか不安になる看板
- 営業時間も不明
そしてついに明らかになる釣り堀の中とは!?
………
……
…
割と小さい。
先述の通り、僕は釣り堀なるものに行ったことがないのですが、通常の釣り堀とはこんなものなのでしょうか?ここではコンクリートの水槽まるまる一つが釣り堀として使われているようです(これ海ぶどうの養殖場とかで見るやつですよね)。しかし怪しげな外観とは裏腹、割とお客さんが入って賑わっている模様。
せっかくなので僕も釣りをしてみることにしました。
上のチラシもなにやらツッコミどころ満載ですが、この釣り堀は一竿500円。ルールは時間無制限で1匹釣れるか、糸が切れると終了。魚を池の外に出せば釣り上げたことになるようです。
- 青や黄色の魚たち
- なんかでかい奴も居る
コンクリート水槽の中には青や黄色の魚たちが(名前が分からない)。なんかグルクンっぽいやつもいました。
500円出して借りた竿には糸と針がついていますが、餌は付いていません。この針で魚を引っかけて釣り上げるシステムのようです。餌無しで釣れるんでしょうか…?
とりあえずレッツ☆フィッシング!
(ヌシみたいなやつがいるけど絶対糸が切れる)
針に餌が付いていないため、魚との駆け引きとかいうよりはUFOキャッチャーに近い感じですが、当然魚も針は避けていくのでなかなかにスリリングなやりとりが楽しめます。あと、糸が切れたらそこで終了なため、明らかに巨大な魚がいるんですが針を引っかけないように注意しながら手頃な魚を狙います。
- 釣れない…。
- 割と寂れた感じの休憩スペース
賞味20分くらいチャレンジしてたんですが、釣れない…。その横で小学生くらいの子がいきなり魚を釣り上げたりして、ちょっと焦ります。時間は無制限なのでとりあえず何でもいいから針を引っかけようと試行錯誤していると…
釣れた!
釣り上げた魚はイラブチャー。結構大物がかかりました。しかし、海釣りで釣れたときほど感動がないのはなんででしょうか。
釣った魚は100円でウロコと内臓をその場で取ってくれます。「これどうやって食べたらいいんですかね?」と聞いたら「今日食べるなら刺身、それ以降なら煮付けがと思います」とのこと。
- 捌かれる魚とおこぼれを狙う猫
- 捌いた魚はビニール袋にイン
というわけで今回の釣果は結構でかいイラブチャーが1匹。ウロコと内臓はその場で取ってくれるんですが、これをどうやって刺身とか煮付けにすればいいのか…。とりあえず頑張って料理してみようと思います。
いろんな意味ですごい釣り堀
以上、浦添市にある「海水魚釣り堀」からお送りしましたが、この記事を見ている釣り好きの方は「これ釣りじゃ無いだろ!」というツッコミを入れたくて堪らないに違いありません。ええ、何となく僕も「これは釣りじゃないんじゃないか」って思ってました。
しかし、針だけのシンプルな釣りなんでお手軽だし、小さなお子さんでも楽しめそうです(割と小さな子も釣りにチャレンジしてた)。500円払って魚を買うと思えばそれはそれでアリな気がします。
なにより何だか独特の雰囲気の釣り堀でB級スポットのにおいがプンプンする場所ですので、興味のある方は是非遊びに行ってみてください。さっきの手書きのパンフレットによれば土日・祝祭日はやってるみたいですよ!