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あの糖度を知る
前回のオレンジジュースの測定に続いて、今回はその他の甘そうなものを測定してみます。
Brixとは
“Brix値は20℃のショ糖溶液の質量百分率に相当する値で定められている。 ショ糖1gのみを溶質として含む水溶液をBrix屈折計[2]ので測定したときその示度 Brix 値が1%である。つまり、質量分率30%のショ糖溶液(100グラムの溶液中に30グラムのショ糖(水は70グラム))では、Brix値が30%となる。
一般的には、Brix値は、糖度として認識される。しかし、ショ糖以外の固形成分を含む溶液では、Brix値は固形成分濃度の目安になるが、ショ糖以外の糖成分、糖成分以外(例えば食塩)も屈折作用を持つため、そのまま糖の量(重量分率)となるわけではないことに注意が必要である。ジュースや果汁の可溶固形成分は、果糖やブドウ糖が多く含まれており、実際の糖類の総重量とは異なり、重量を知るには換算する必要がある。” -wikipedia
ルートビア
沖縄を代表する飲み物になったルートビア。色々なメーカーから発売されていますが、メジャーなのはやはりA&Wのルートビアではないでしょうか。
炭酸が抜けて常温になったルートビアを数滴たらします。
A&Wのルートビアは13.2%
Sサイズカップ(200ml)に含まれる糖分は26.4g
結構甘い。冷たい飲み物を常温に戻したり、炭酸が抜けたものを飲むといつもより甘く感じますよね。冷たさや炭酸で飲みやすくなっているのではないでしょうか。
みんな大好きレモンティー
続いてはレモンティー。沖縄の食堂にはお茶ではなく、甘いレモンティーやアイスティーを置いてあるところがありますよね。これが甘い。そんな甘いレモンティーやアイスティーを商品化して販売しています。
花笠食堂に続いて出たのは、やんばる食堂。第三弾は通堂
詳しくは沖縄明治乳業さんとアイスティーの関係をお読みください。
やんばる食堂レモンティーは5.4%
946mlパックに含まれる糖分は51g(200ml換算すると10.2g)
意外と甘くない。あれだけ甘いと思っていた食堂のレモンティー。ちょっとビックリ。
続いては紅茶花伝のガーデンレモンティー。これ沖縄限定です。
紅茶花伝のガーデンレモンティーは7.4%
500mlペットボトルに含まれる糖分は37g
やんばる食堂レモンティーよりは甘いですが、これも意外と甘さ控えめですね。
甘い飲み物の王様
個人的に沖縄で一番甘い飲み物だと思っているブルーシールのチョコドリンク。
トロっとしていてスポーツ直後には飲みたくない物のNo.1です。
数滴だけ必要なんだけど
ブルーシールのチョコドリンクは16%
1缶(190ml)に含まれる糖分は30.4g
さすがに甘い。ここまでダントツの甘さです。
泡盛はどうなのか
焼酎と同じく蒸留酒の泡盛は糖分を含んでいない。日本酒と比べると約半分のカロリーである泡盛は、他のお酒を飲むよりも実は健康的なんですよね。まぁ飲み過ぎれば一緒ですけど。
9.6%
9.6%の表示。泡盛には糖分が含まれていないはずだが出た。
何か間違ってると思うけど、一応換算。1瓶600mlの泡盛に含まれる糖分は57.6g
これはいったい何なのか。
甘い食べ物はどうなのか
沖縄には甘い食べ物が多くありますよね。今回は汁気のある2種類を用意しました。
お祝いの席では欠かせないイナムドゥチ。甘い白味噌仕立てのお味噌汁。ちなみに醤油ベースのすまし汁はシカムドゥチと言います。
猪もどき=イナムドゥチ。鹿もどき=シカムドゥチ。
イナムドゥチの汁は5.2%
100ml換算で含まれる糖分は5.2g
続いてはみなさんご存知のラフテー。豚の三枚肉を甘辛く煮付けたものです。
ラフテーの煮汁は18.4%
大さじ1(15ml)に含まれる糖分は2.8g
これってかなり多い気がする。
ただ純粋に果汁やジュースではないので正確な糖度ではないのかもしれない。
Brix糖度計では、果汁やジュースなど糖分のみが溶け込んでいるものはBrix=糖度。
ラーメンスープやたれのように色々な成分が溶け込んでいるものはBrix=濃度になります。
果汁などを測る場合は糖度計、スープなどを測る場合は濃度計と呼ぶのが正しいそうですが、まとめて糖度計と呼ぶそうです。糖度や濃度を測定するのに光の屈折現象を応用しているので、 屈折計と呼ぶこともあります。今回使用しているのは手持ち屈折糖度計。
過ぎたるは及ばざるが如し
2回に分けていろいろな糖分を調べてみましたが、思った通りに甘いもの、意外と糖分が含まれていないものがわかってスッキリしました。
体脂肪キーホルダー。脂肪30g分だそうです
ということでみなさんも、甘いものの食べ過ぎ飲み過ぎには注意しましょう。
それでは人間ドックに行ってきます。