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沖縄そバーガーもいけるんじゃないのか
ロッテリアのハンバーガーが斜め上過ぎる
去る5月20日にロッテリアから衝撃的な新商品が発売されました。ロッテリアとラーメン屋「麺屋武蔵 新宿本店」のコラボ商品、その名も「麺屋武蔵ラーメンバーガー」というものです…ラーメンバーガーって。
そんなわけで気になるのでちょっと先日ロッテリアにラーメンバーガーを食べに行ってきたのです。
上の写真が「麺屋武蔵ラーメンバーガー」634円。スープ付きです。そして、右上は替え玉100円。特製スープに替え玉を入れてラーメンとして食べる事も可能です。
ラーメンバーガーはその名の通り、パンにラーメンと角煮がはさまっているという、なんだかすごいビジュアルです。麺は少し焼き目がつけられていて、パン ー 角煮 ー 麺 ー マヨネーズ ー パンという構成になっています。
早速食べてみましょう。
うん…。なんだか…麺です。
別にまずくはないんですよ。でも麺にも大して味がないし、これ麺がなくてもいいような気がします。やはり文章を書く者としてはうまいこと味を表現しなきゃならないと思うんですが、なんだか適切な比喩が思いつきません。
で、ここまでは「ロッテリアのラーメンバーガーは微妙な味」という話なんですが、これパンにラーメンがはさまってるわけなんですが、沖縄そばでもいけるんじゃないかと。むしろそっちの方がうまいものができるんじゃないかと。
というわけで沖縄そバーガーを作ってみよう
いつもの流れです。沖縄そばのバーガー=「沖縄そバーガー」ということで何だか語感もいい気がします。
用意したのはハンバーガー用のパンと沖縄そば。そば用のダシとソーキです。沖縄そばは地域やメーカーによって麺の形状が異なりますが、今回は北部でよくある平麺をチョイス。
- ダッチオーブンを熱して
- 麺を炒めます。
まずは麺を軽く炒めて、パンにはさめるようにします。今回はmiooonが事務所に置いていたダッチオーブンを使っています。
沖縄で「やきそば」といえば沖縄そばをソースやケチャップで炒めたものが主流ですが、今回はロッテリアのラーメンバーガーを模してシンプルに味塩こしょうにて味付けしてみます。
パンにはさむためにはある程度まとまりが必要。というわけでダッチオーブンで押しつけて焼いていきます。
加減が分からなくて少し焦げてしましたが、いい感じで麺がまとまりました。
パンに乗せます。
ロッテリアのラーメンバーガーには角煮がはさまっていましたが、沖縄そばということでここはソーキにしてみました。
さらにパンではさんで「沖縄そバーガー」完成です!
沖縄そバーガーはいけるのか
というわけで「沖縄そバーガー」が完成しました。ロッテリアのラーメンバーガーにならって沖縄そばのダシを用意しました。
割とロッテリアのラーメンバーガーに近づいた気がします。味見してみましょう。
…。
…。
うん。微妙。
なんだろう…。ロッテリアのラーメンバーガーは麺の味はきちんとしていたんですが(まぁそれも微妙だったけど)、沖縄そバーガーの場合麺の味が全くしません。表面がかりっと仕上がったので歯ごたえはあるんですが、パンにソーキをはさんだだけの方が100倍くらいうまいんじゃないかと思います。
麺に味を付けるためにそばだしに沖縄そバーガーを浸してみましたが、味がどうこう以前の大切な何かが抜け落ちています。これならばまだロッテリアのラーメンバーガーの方がうまかった気がします。
ちょっと待ってくれソーメンチャンプルーもあるんだ
ここまで書いていて既に読者の皆さんのブーイングが聞こえるような気がします。…まだ終わらないよ!ちょっと待ってくれ。もうちょっと待ってくれ!
沖縄そバーガーは微妙でしたが、沖縄を代表する麺料理といえば沖縄そば以外にも、ソーメンチャンプルーがありました。ソーメンチャンプルーバーガーならばうまいに違いありません。
というわけで先ほどと同じように
ソーメンチャンプルーをダッチオーブンで押さえつけながら焼いていきます。
- 焼いたソーメンチャンプルーをひっくり返す
- よい焼き色が付いてきた
ソーメンチャンプルーはすでに麺が割と柔らかいため、結構キレイにまとまりました。
これをパンにはさみます。
ラーメンバーガーの角煮、沖縄そバーガーのソーキに対して、ソーメンチャンプルーといえばツナ。というわけですでにソーメンチャンプルーにツナは入ってましたが、「追いツナ」を上に乗せます。
そして完成したソーメンチャンプルーバーガー。
ソーメンチャンプルーバーガーならいけたのか
というわけで早速ソーメンチャンプルーバーガーを試食してみましょう。
まずは一口。
!?
…ソーメンチャンプルー自体にしっかり味がついているので味は悪くないんですが、ものすごい違和感があります。二口食べて気づいたのですがソーメンチャンプルーバーガーには歯ごたえがないのです。
歯ごたえがないので、ハンバーガーというよりも、しょっぱい何かが入った調理パンみたいなもやもやしたものが出来上がりました。
まとめ
ここまで引っ張っておいて恐縮なのですが、今回の教訓として僕が言いたいことは「パンに麺をはさむな」ということです。「パンに麺をはさむな」…どっかのビジネス書みたいなタイトルですね。
結局沖縄そばは沖縄そばとして食べるのが一番な気がしますが、よく考えると「焼きそばパン」という商品もあるわけで、「沖縄焼きそばパン」みたいな方向性で作れば良かったなぁと反省しております。
今回は微妙なものが出来上がってしまいましたが、「沖縄そバーガー」については、ゴーヤーバーガーやぬーやるバーガーなど沖縄のファーストフード界で常に斜め上を行っているJEFさんあたりがいつか商品化してくれるのでは…と密かに期待しております。