想像だけで沖縄料理を作れるか

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今回は沖縄をほとんど知らないライターが写真のみで沖縄料理に挑戦する、そんな企画です。

みなさん初めまして、tmngkzkと申します。

寒いのが苦手な北海道民でして、漠然と憧れていた沖縄のことを調べるうち、ココ、DEEokinawaさんに出会いました。

沖縄勉強がてら寄稿ができないかなーとお手紙したところ、
「琉球料理を写真から推理して再現するのはどう?」という企画をいただいのです。

 

というわけで今回は写真を元に琉球料理に挑戦してみたいと思います。

アレです、沖縄ったらとりあえずゴーヤ入れとけば
良いんですよね簡たn


送られてきた写真

すいませんでした。

 

推理パート ~具材~

「いきなり2品!?」とかの前に、まず茶色い。一面の茶。

左のはマメやイモの雑煮のように見えます。
器がゴハン茶碗なあたり、あんかけ丼の気配もそこはかとなく。

しかし右の巻ものにいたっては中身完全ノーヒント。春巻きっぽいですが、皮は豚肉のようでもあり。

勝手に「沖縄あんかけ丼」「マイターサー」と名付けておきましょう。

さあ、コードネームを決めたら後は野となれ山となれ。
そんなに手間も材料費もかからない家庭料理なのだと踏んで、さっそく「っぽい」食材を買って来ました。

 

調理! ~沖縄あんかけ丼~

さあ、クックしていきましょう。料理のこともよくわかりませんが。

ともかくまずは沖縄あんかけ丼。略して沖丼。

材料切って。

モヤシもなんか余ってたので入れて、煮ます。

片栗粉もイン!

あ・・・。
茶色って何成分なんでしょう。なにか加えませんと。

さすがに違う。

ありかもだけど一応は琉球料理って建て前ですから、

やっぱコレか。

よ、よし。よし!

 

調理! ~マイターサー~

さて、マイターサー。

ノーヒントなイジワル料理にも思えますが、僕はひらめきました。
「沖丼とセットである、ということが実は大きなヒントだったのではないか!」と。

というのも、沖丼が野菜&ゴハンならば、マイターサーは具材的にも差別化がほしい。
つまり、マイターサーとは「アスパラのベーコン巻き」的なナニカなのでは!?

で、沖縄野菜っていうとゴーヤのイメージです。
早速さくさく切っていきま

どう切るんだ・・・!?

ていうかドコ食べるんでしょう。皮か。皮だな。

焼いてー

巻いてー

並べてジュー

とりあえず炒めてみる
焼き色ついた

もう最初の写真とは別物ですが、とりあえずイイ匂いです。ならばよし。

 

完成!実食!

プチトラブルいろいろあった気もしますが無事完成です。無事ったら無事完成なんです。

沖丼をよそってセッティング!できました!

理想と
現実

沖丼は甘いです。とにかく甘いです。もう一味ほしくなる。
マイターサーは苦いです。ゴーヤが予想以上に苦いです。そういえばお肉もちょっと焼き過ぎました。

いっしょに食べるとマイルドになります。
これが味のコンビネーションとか言うと料理人さんに怒られる気がします。
琉球料理も成功した!と言うともっといろんな人に怒られる気がします。

 

正解はなんだったのか

写真の出典はこの本らしい
ユッカヌヒーという項目。

結局正解は何だったんでしょうか?
教えてもらうと正解はあまがしちんびんだそうです。
答えを聞いてビックリ、「あまがし」はきっと甘いお菓子のことですよね!?
ちんびんに至っては答えを聞いてもわかりません。

惜しいとか惜しくないとかじゃありませんでした。
沖縄のみなさんゴメンナサイ…

沖縄あんかけ丼→「あまがし」
麦や豆のを甘く煮た煮物。冷やして食べる。沖縄ではよく似たものに「ぜんざい」というものがありますが、「あまがし」の材料が緑豆(りょくとう)なのに対し、「ぜんざい」は小豆なのだそうです。

マイターサー→「ちんびん」
小麦粉の生地に黒糖を混ぜたものをクレープ状に焼いて。それを丸めたものだそうです。

どちらも旧暦5月4日の「ユッカヌヒー」という子どもの日に出される料理なんですね。
いやはや、琉球料理の奥深さを思い知りました。

これから沖縄の事をもっと勉強していこうと思いますが、今見返してみるとそれ以前に料理の腕から磨いた方がよいのではないか現在ちょっと悩んでいます。

 

ゲストライター

tmngkzk
北海道出身東京都在住
プロのダメ人間を目指してます!
最近のマイブームは『リンカーンvsゾンビ』
http://blog.livedoor.jp/tmngkzk/

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