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竹富町で熱気球
みなさんは竹富町で、熱気球がフライトしているのをご存知でしょうか?
といってもまだ試験段階で無料体験フライト。
これは新たな観光資源の利活用を発掘することを目的とした調査・検討事業なんだとか。
安全対策やフライト状況は、竹富町のホームページから確認できます。
会場は、竹富島のアイヤルミチ特設会場。小浜島のはいむるぶし特設会場。西表島の竹富町離島振興総合センター北側広場と、旧上原小学校の4カ所。
フライト時間は、朝7時頃から9時頃までと、夕方16時頃から18時頃までの2回。
偶然とはいえせっかく八重山にいるので乗ってみたい!
小浜島へ
まず向かったのは、夕方の小浜島はいむるぶし特設会場。
敷地内の駐車場からビーチ方面へ10分ほど歩きます。はいむるぶし宿泊者ならカートで移動できるので楽なんですが。
会場に着くも準備はまだのようです。すぐ隣はビーチ。
空から見る小浜島はさぞかしキレイなんだろうとワクワクしていましたが。
吹流しが横向きになるくらい風が強い
中止です。
熱気球は風速4m以下でないとフライトすることができないそうです。冬から春の沖縄は風が強いので、風速4m以下の日はなかなか少なくて難しいのではないでしょうか。
翌日、翌々日も風が強くて乗ることができませんでした。
竹富島へ
夕方よりも朝のほうが風も弱く、飛ぶ確率が高いと聞き、朝一のフェリーで竹富島へ。
しかしフェリーの始発は7時30分で竹富島まで約10分。
石垣島から、会場となっている島へ渡るに朝一のフェリーしかないのですが、どの島も到着時間は8時前。石垣島へ戻る夕方のフェリーも17時半頃が最終。熱気球を膨らませる準備風景を見るには、会場となっている島に泊まらないと無理そうです。
朝早すぎてレンタサイクルのお店も開いておらず徒歩で会場まで向かいます。港から会場までは約15分。
フェリーからは熱気球が見えず少々不安に。
この日は那覇へ戻るため9時15分のフェリーに乗らないと間に合いません。滞在できる時間は約1時間のみ。
カラスがやたら多い一本道を足早に歩いて行くと「ゴォーー」という音が聞こえたので見てみると。
熱気球が!熱気球が!
会場着
- 四方をロープで係留
- ロープの先はトラック
今回の無料体験フライトは、上空に飛び立つものではなく、ロープで陸上に係留して約30mの高さまで上昇する係留方式。
少しでも風が強まると、上の写真のようにバルーンが傾きます。安全に飛ばすには風速4m以下ということに納得。
飛びます飛びます
3日間、天候にフラれて乗ることができなかった熱気球にいざ。
この熱気球は4人(パイロット含む)乗り。
全員が降りてしまうと浮いてしまうので、ひとりが乗ってひとりが降りる。その間浮かないようにお兄さんたちがゴンドラを押さえます。
ガスバーナーのコックをひねると「ブオォーー!」と爆音が響き渡ります。
エンベロープ(球皮)内の空気が熱せられると浮力が発生します。
ふわり。
ゆっくりと上昇していきます。
高さ20mくらい。うっすらとですが石垣島の屋良部岳が見えています。
- 少しづつ熱してフワフワと上昇
- 燃えた形跡があるのは今さら気にしない
下を見ると何とも言えない感覚が。キュッとなりますよね。
右にあるのが竹富小中学校。
この日はガスっててはっきり見えませんが、右奥には小浜島、左奥には黒島があります。
天気がいい日だと小浜島でフライトしている熱気球が見えるそう。
バーナーで空気を熱せずにいると、ゆっくりと下降してきて体験フライトは終了。
約5分ほどと短いフライトですが、フワフワとした乗り心地は何とも不思議でした。
風が吹くとちょっとあおられるので、高所恐怖症の人は無理でしょうか。
空から見る八重山の島々は美しい
体験フライト終了後に、アンケート用紙を記入したら缶バッジをいただきました!
もらえると思ってなかったのでうれしい
風の抜ける沖縄で熱気球を定期的に飛ばすのは難しそう。
でも空から見る島々や集落の街並みは本当にキレイ。新たな観光資源として定着したら人気が出るような気がしました。
新石垣空港も開港し、これからますます行きやすくなる八重山の島々。
熱気球は3月18日まで。この週末に八重山方面へ行く方は体験フライトしてみるのはいかがでしょうか(天候次第なので運ですけど)。