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黄色いカレーのカラーコードを探る
皆さんは「黄色いカレー」というやつをご存じでしょうか。黄色いカレーはカレールーが家庭に普及する以前に、小麦粉とカレー粉で作られた昔ながらのカレーなのだそうです。そしてここ沖縄ではまだ「黄色いカレー」を提供している大衆食堂やレストランが多くあり、根強いファンが存在しています。
と、ここで素朴な疑問なのですが、黄色いカレーって確かに普通のカレーに比べたら黄色いけど、そこまで黄色じゃないと思うんです。黄色いカレーは実際のところ一体何色なのでしょうか?
というわけで今回は黄色いカレーの色を調査したいと思うのですが、平均の色を出すのはなかなか難しそうなので、写真から色(カラーコード)を調べられるiPhoneアプリ「iDropCam」というやつを使用したいと思います。
このアプリでは抽出した色のR(赤)G(緑)B(青)の数値を出してくれるので、撮影したカレーのRGBをそれぞれ合計し、割ると平均がでるのではないでしょうか。今回はこのアプリを使って沖縄各所の「黄色いカレー」を撮影、色を抽出してその平均値を取ることで「黄色いカレー」色は何色なのかを調べてみたいと思います。
ジャッキーステーキハウス(那覇市)
まずはいつも観光客と地元客でにぎわっている那覇市のステーキハウスの老舗、ジャッキーステーキハウス。
お店の外の信号機では、店内の空席状況を見ることができます。
「やがて空席」が個人的には好き。
ステーキのお店ですが、ヤキソバ、タコス、ミソシルなど、オールジャンルのメニューです。
もちろんカレーもあります。
ライス カレー 500円
具:じゃがいも、たまねぎ、にんじん、たくあん
素朴で懐かしい味です。
しかし癖になる味で、このカレーを食べに沖縄出身の某人気ミュージシャンも沖縄に帰って来たらお忍びで通っているとか。
添えものはカレーの定番福神漬けではなくたくあんでした。
ジャッキーステーキハウスの黄色いカレーのカラーコード:#AA8738
ハイウェイ食堂(那覇市)
国道58号戦線沿いとまりん近くにあります。
ハイウェイに無いのにハイウェイ食堂。
24時間営業なので朝からがっつりステーキも食べられます。
味のある店内
メニューが多いです。
カレーライス 480円
具:ポーク、たまねぎ、にんじん、福神漬
ごはん少なめでと注文したにも関わらずこのボリューム。
リーズナブルなためか具材は少なめですが、拍子切りになったポークがごろごろ入っているのが特徴的。
辛過ぎず甘過ぎない不思議なスパイシーさです。
ハイウェイ食堂の黄色いカレーのカラーコード:#9A7A27
ステーツサイズ(那覇市)
那覇にあるAサインのレストラン。DEEでは以前に「チャプスイとはなにか」で1度登場しています。
なんとなくレトロなお店構え。
ステーキ店なのでイチオシメニューはステーキ。「ジョウトウステーキ」ってネーミングが沖縄っぽいですね。
しかし、ここはぐっと我慢。カレーを頼みます。
そして出てきた「カツカレー」。サラダ付き。
カツカレー 700円
具はオーソドックスなたまねぎと人参・じゃがいも。カレーソースはかなり粘度があってクリーミーに仕上がっています。これとは別にビーフカレーも食べたんですがビーフカレーの方はほどよく焼けたステーキ肉が入っておりました。
ステーツサイズの黄色いカレーのカラーコード:#BE7A11
はつみ食堂(浦添市)
浦添市にあるはつみ食堂。
すでに看板が黄色いですがカレーはどうでしょうか?
メニュー。沖縄料理がメインのようです。
お店に来る人も年配の方が多かったような気がします。店内からは厨房も見えて、人様の家にいるような感じです。
カレーライス 500円
こちらがカレーライス。タマネギ、人参、ジャガイモ、豚肉に加えて、ここのカレーにはピーマンが入ってました。カレーソースはややさらさらした感じ。あっさりとしたカレーソースを大きな具と一緒に食べるような感じに仕上がっております。
はつみ食堂の黄色いカレーのカラーコード:#B07F33
みどり屋食堂(宜野湾市)
宜野湾市民図書館の目の前にある食堂。
名前の通り緑色の屋根が目印。お昼時になると食欲をそそる香りがあたり一帯に立ち込めています。
カレーライス 600円
具:ピーマン、じゃがいも、たまねぎ、にんじん、鶏肉少々、福神漬
具材たっぷりが嬉しい。
ルーのもったり感は数ある黄色いカレーのなかでも上位に入るのでは。
というか驚くべき表面張力!!
とにかくお皿にあふれんばかり盛られてくるので、途中からは卓上のソースやしょうゆをかけて味に変化をつけつつ完食を目指したいです。
みどり屋食堂の黄色いカレーのカラーコード:#BD9652
ぜんざい上原(沖縄市)
沖縄市のぜんざい上原。甘味屋さんのようですが、ご飯も食べられます。
そばやかき氷まで多様なメニュー。
どれもボリュームがあって値段も安いのが特徴でしょうか。
店内には愛想のすごくよいおばあちゃんのお客さんがひとり。
初めてなのになんだか居心地が良いです。
カレー 500円
具:ピーマン、じゃがいも、たまねぎ、にんじん、鶏肉少々、だいこんウコン漬
味は黄色いカレーならではのサラサラのルー。ゴロゴロと大きな野菜が嬉しいです。
横に添えてある漬け物は福神漬けではなく、大根をウコンで漬けたもの。
シャクシャクとした食感で美味しかったです。
ぜんざい上原の黄色いカレーのカラーコード:#896023
食堂喜名島(北中城村)
北中城村にある食堂喜名島。
みそ汁定食で有名みたいです。
定食メニューも充実していて、どれも量は多め。
カレー550円
具は細かく刻まれた玉ねぎと人参とポーク。
黄色いカレーの特徴でもある小麦粉がふんだんに使われていて、モッタリとしています。
量が多目なので、福神漬で食感とアクセントをプラスして食べます。
食堂喜名島の黄色いカレーのカラーコード:#E5C964
黄色いカレーのカラーコードはいくつなのか
以上、今回食べたカレーが全て出そろいました。それでは各カレーの平均値を計算してみましょう。
R(赤)→(189+176+154+190+137+170+229)÷7=178
G(緑)→(150+127+122+122+96+135+201)÷7=136
B(青)→(82+51+39+17+35+56+100)÷7=54
というわけでDEEokinawa調べ「黄色いカレー」のカラーコードはこちらです。
・・・だから?という読者の皆様のお声が聞こえてきます。
せっかくなので普通のカレーも買ってみました。
普通のカレーのカラーコードは#65361C
・・・だから何?は払拭できていないような気もしますが。
ということで、ひとまず暫定「黄色いカレー色」のカラーコードが出せましたので、しょっちゅうカラーコードを使うWebデザイナーの方は是非この黄色いカレー色、デザインのワンポイントに使ってみてはいかがでしょうか。