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【大人の社会科見学】ゆいレールのラッピング作業を見学してきた
14回目の【大人の社会科見学】シリーズ。
今回は、DEEでは大変お世話になっている沖縄都市モノレール(ゆいレール)の車両をラッピングする作業が、1月4・5・6日の3日間で行われていたので見学してきました。
場所はゆいレール本社内にある整備棟
走る広告であるラッピングゆいレールは今回で4種類目。初めてラッピングしたのは地デジ化号。続いて現在運行している首里城号とまちなみ号の2種。そして今回ラッピングが施されるもので4種類目。
2日目から見学
見学に伺ったときには、半分くらい貼り終わったところ。
右の車両は車で例えれば車検中。車輪やドアなど全て外し約3か月かけて点検。
まず車両を洗車機(ゆいレール専用)に通してキレイにして作業開始。
このデザインには35枚のシートが使われている
ラッピングで使われるものは住友3M社製の専用フィルム。5年間は色あせず、剥がしても元の塗装を傷つけないという保証付き。ちなみに今回のフィルム代は300万円以上。DEEラッピングしてみたかったけど無理ですね。
作業で使用する道具は、カッター、ヒートガン(ドライヤー)、スクイージー(空気を抜いたりするもの)。
作業を行うのはゆいレールの人達ではなく専門業者。沖縄の交通広告会社アカネクリエーションや福岡から来た職人さん達が施工。
今回はリトハク号
今回のラッピングデザインは、離島博覧会(リトハク)のPRするためのもの。その名もリトハク号。
今までのラッピング車両は写真がメインだったのですが、今回初めてイラストを使用。
ラッピングデザイン図
2両4面別のデザイン(1両で左右別デザイン)。八重山・久米島がデザインされた車両と、宮古・15離島がデザインされた車両。
それぞれにキャラクターや景勝地、特産品がデザインされています。また車内の広告もリトハク仕様になっています。
以下は宮古諸島のデザインの一部。
- こ、これは...まもるくん!
右が宮古諸島。左は八重山諸島
地味な作業も
ピンクの線は墨打ちしたもの。ここから上下で貼り分けて色が変わる
車両には排熱用の穴が多く開いている。ここもラッピングしなくてはならないのだが、数が多くて気が遠くなる作業。
この日はイラストを描いたデザイナーさん達が穴あけ作業の手伝い。
自分の描いたイラストが、ここまで大きくプリントされて走るのはうれしいと言ってました。ですよね。
これが2両4面ある。前回のラッピング作業の時、穴あけで気分が悪くなった人もいたそうだ。
ゆいレールを上から
貼っているのは運転席の上あたり
屋根の右上に見えるタクシー行灯みたいなものは無線アンテナ
シートとシートはピッタリ繋ぎ合わせるのではなく、2cmくらい重ね合わせて貼っています。
屋根は全面貼らない
スカート
今までのラッピングゆいレールと違うのは、イラストが使われたのともう一つ。
全面にラッピングが施されていること。
タイヤを隠す「スカート」と呼ばれる部分もラッピングしています。ここまでラッピングされると迫力が違います。
最終チェックは総出でエア抜き
全て貼り終わると全員でエアが入っていないかチェック。見た目が悪くなるだけではなく、そこから剥がれてきてしまうこともあるので念入りに。
見つけたらカッターで小さな穴をあけスクイージーでエア抜きして接着。
屋根の上もチェック
本日(1月8日)から営業運転開始です
1月6日17時。3日間の作業は予定通り終了。
今までと違い白がベースのデザインが新鮮でカッコいい。イラストも大きくてかわいい。
反対側のデザインは走っている姿を見てくださいね。
八重山のデザイン。反対面は久米島になっている
宮古諸島デザイン。反対面は15離島
この記事が公開されたこの時間。那覇空港駅でリトハク号の出発式が行われているはず。
そして出発式終了後、リトハク号は営業運転を開始です!