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チャンプルーをチャンプルーしてみる
沖縄にある飲食店のメニューには必ずと言っていいほど定番のチャンプルー。
チャンプルー、チャンプル、ちゃんぷる
チャンプルーの定義は、ゴーヤーやそうめんを炒めるだけだと思っている人も多いかと思うが、それは間違い。
正確には島豆腐が入っているものをチャンプルーとは呼ぶ。
しかし近年は沖縄ブームの影響もあったからか、島豆腐を使わない炒め物でもチャンプルーと呼んでいるお店も多い。
そんなチャンプルーですが種類が多いですよね。
全部食べたいけど、さすがに2品は食べきれないのでどれか一つを選ぶわけになるんですが、そこで思ったんです。
もういっそのこと全部混ぜてしまえばいいんじゃなかろうかと。
ということでチャンプルーをチャンプルーしてみます。
チャンプルー用のチャンプルーを揃える
今回用意したチャンプルーは5種類。
全て家で作ってしまうと味が一緒になってしまうので、スーパーの惣菜を多めに揃えてみた。それぞれ見てみましょう。
スーパーで買った惣菜。126円
まずはフーチャンプルー。
くるま麸を水で戻し、よく絞ってから溶き卵にくぐらせて炒める定番メニュー。安いくるま麸だと、水に戻して絞ったときに、グルテンが流れだし小さくなってしまう。他と比べてグルテンの量が多い麩久寿のくるま麩は、水で戻して絞っても小さくなりにくい。
別のスーパーで買った惣菜。150円
チキナーチャンプルー。
青菜系チャンプルーの代表。島菜(からし菜)を塩漬けした物は、チキナー(漬け菜)と呼ばれる。
市場で買った。100円
マーミナーチャンプルー。
マーミナーはもやしのこと。いわゆるもやし炒め。ちなみにタマナーチャンプルーのタマナーはキャベツ。
これも市場で買った。ズシリと重いけど100円
ソーメンチャンプルー。
台風時の定番メニュー。茹でたそうめんとツナなどを炒める簡単料理。これはおやつだと言う人もいる。ツナ缶の油は全て入れるのがくっつかないコツ。
豆腐が入っていないから、ソーミンタシヤーが正式だ!と声を荒げる人もいたりして、いろいろと議論が巻き起こるメニューのひとつでもある。
炒め=チャンプルーが一般的になっているので、ここではソーメンチャンプルーと呼ぶ。
家で調理。この時期はゴーヤーが小さくて高い
ゴーヤーチャンプルー。
沖縄料理といえばゴーヤーチャンプルーという人も多いチャンプルーの王様。
個人的にはゴーヤーが安い夏の定番料理だと思う。また夏になるとパパイヤチャンプルーもメニューに出てくる。
ほら、単品で揃えると多いでしょ
ということでこの5種類のチャンプルーをチャンプルーしてみます。
ひたすらチャンプリング
フーチャンプルー投入。
チキナーチャンプルー投入。
マーミナーチャンプルー投入。
ゴーヤーチャンプルー投入。
ソーメンチャンプルー投入。
チャンプルーする。
これだけ入るとフライパンはかなり重い。
何か新しい料理ができたのかもしれない
全てチャンプルーして盛りつけたのがこちら。
ソーメンチャンプルーチャンプルー乗せだろうか
そうめんの上に具。
チャンプルーをチャンプルーすると、新しいそうめん料理になった。
味は、美味しい物+美味しい物=美味しい物。当たり前だが普通に美味しい。
チャンプルーを単品で注文すると、多くて他のチャンプルーが食べたいのに食べられない。そんな時にピッタリな料理だと思うんです。飲食店関係者のみなさま、ぜひレギュラーメニュー候補に。