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北谷の『ジンギスカン』ではジンギスカンが出てこない
ジンギスカンといえば羊肉をカブト型の鉄板(あれジンギスカン鍋というらしい)で焼くという北海道の郷土料理です。
実際に食べたことはないけど、ご存じの方も多いと思います。
で、本日ですが北海道とは真逆の沖縄県北谷町より「モンゴリアンBBQ ジンギスカン」の様子をお届けしたいと思います。
ほとんどが外国の方の店内
まずは扉を開けて店内に入ってみましょう。
これがジンギスカンの店内。ちょっと昔風のレストランみたいな内装で、所々に店内で撮られた写真や着物だったり、時計だったりなんだかよく分からない調度品が飾られています。
- 店内を見渡すと
- 外国の方しかいない
そして、客層は99%が外国の方。食事時でものすごい混んでましたが多分日本人は自分だけだった気がします。外国の方が多い北谷町にあることも客層に影響していそうな気がします。
そして、当然メニューも英語表記なわけですが、食事メニューは1種類。BarB-Q(バーベキュー)1,500円のみです。
バーベキュー?
そう、このお店ジンギスカンではモンゴリアンバーベキューというスタイルの料理を提供してくれるお店なのです。
モンゴリアンバーベキューとは何か
それではモンゴリアンバーベキューのシステムをご紹介しましょう。
まず、どんぶりを手にとります。
なんかすごいデザインですが、気にしてはいけません。
そして、どんぶりを片手に肉・野菜コーナーへ。
- 肉は鶏・牛・豚・羊肉がある
- もやしやタマネギなど各種野菜
- 麺もあるし
- パイナップルもある
とりあえず好みでどんぶりに肉や野菜を盛りつけます。
続いて味付けコーナー。ここには醤油・油(普通の油・オリーブオイル・ごま油)・TERIYAKI(テリヤキ)、シュリンプソース、酒、砂糖水などが並んでいます。
- Teriyakiとシュリンプソースが気になる
- 砂糖水の使い道は…
ここで好きな調味料と油をを好きな量だけ加えられます。
迷ったときはお店の人がオススメの味付けをしてくれます。基本全部ソースをかけてくれましたが、醤油+TERIYAKIとシュリンプソースを半々くらいがおいしいのだとか。シュリンプソースは質問したところ「エビのソース」というド直球な回答でしたが、ちょこっと味見してみたらウスターソースみたいな味でした。
最後に唐辛子だったりニンニクだったりをトッピング。
こうしてで出来上がったどんぶりを
- カウンターにどんぶり
- 焼き職人
カウンターに持って行くと、係の人が鉄板で焼いて、焼き上がったものをどんぶりに戻してくれるというシステムなのです。「それなら自分で焼いた方がいいのでは?」と思う方もいると思いますが、焼く際にはきちんと肉は細かく切り分けて、野菜もちょうどよい具合に焼いてくれます。ステーキハウスの鉄板焼きみたいな感じになっているのです。
このモンゴリアンバーベキュー(食べ放題)にご飯orパン、そしてドリンクバーがついて1500円。ボリュームもあるので外国の方に人気があるのも頷けます。味付けによって変化するのですが、味はなんとなくビーチパーティの最後の方に出てくる野菜炒めみたいな雰囲気です。
食べ放題なので何度もどんぶり片手に調理をお願いできるのですが、野菜コーナーにあったパインアップルと調味料の砂糖水はなんか勇気がなくて試せませんでした。
まぁモンゴリアンバーベキューを食べたことが無いので、本当にこのシステムがモンゴリアンバーベキューなのか分かりませんが少なくとも北海道名物のあのジンギスカンでないことは確かです。
実は35年以上の老舗らしい
そんなジンギスカンですが、お店の方に話をちらりと聞くと、なんでも38年くらい続いている老舗なのだとか。もともとお店は宜野湾の大山あたりににあって今の場所に移転してきたのだとか。
そのころは今はテーブルになっている上の写真の大きな鉄板で(しかも火は薪だったらしい)焼いていたのだそうです。この鉄板はなんだか北海道名物のあのジンギスカンっぽい感じになってます。
これはレジ。レジスターもよく見るとすごく年期が入ってます。お店がめちゃ混みであまり話は聞けませんでしたが、何かの折りにじっくり話を聞いてみたいお店でした。
そんなわけでモンゴリアンバーベキューのお店、ジンギスカンは如何だったでしょうか?まだまだ謎は残りますが、モンゴリアンバーベキューなる料理が食べられるお店は沖縄広しといえどもここだけなのではないでしょうか?気になった方は是非足を運んでみてください!
個人的ににはオリジナルどんぶりが欲しいところです。
MongolianBBQ ジンギスカン
沖縄県中頭郡北谷町字砂辺304-4