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焼き鳥屋台が増えている(南部編)
去年くらいからでしょうか。道を走っていると目にするようになってきたのが焼き鳥の屋台。ここ1、2年で急激に増えてませんか?
この煙をくぐるだけで焼き鳥の匂いが服に付く
屋台が出ている場所は、広い空き地や駐車場、お店の一角を借りていたり。
多くの屋台は板張りで作られていて、壁を持ち上げれば窓と庇のできあがり。焼き場は耐火レンガを置いて網を乗せればできあがり。
炭火焼なのでガスは必要無い(小型のガスバーナーがあれば大丈夫)。
家で仕込みを終わらせれば水道も引く必要はない。水はポリタンクに入れて家から運んでくればいい。引くのは電気だけ(発電機を使っている屋台が多かったけど)。
その日に売る分だけ仕込んでくればロスも少ない。あらかじめ焼いておいて、お客さんが来たらサッと炭火で炙って温めればいい(焼き置きができる)。
このような理由から、普通にお店を出すより簡単に始められるからでは?と屋台のおっちゃんは言っていました。
夕方16時くらいから煙が
まずはじめは豊見城与根ココストア隣にある焼き鳥屋台。
15時から焼き始め〜22時まで。日曜日休み。
メニューはやき鳥(しょう油ダレ・塩・みそ・にんにく・ねぎ間)さんぞく焼き、スペアリブ(800円)。
1パック500円。
ねぎ間パック(タレ5本)500円
1本ずつ選べれば嬉しいのだがパック売りしかしていない模様。
大ぶりの肉に挟まったネギも焦げずに柔らかく、甘めのタレとよく合っている。
糸満市
糸満市潮平、国道331号線沿いの作業服店の一角にある焼き鳥屋台。
買いに行ったときは大盛況でお客さんが待つほど。
女子中学生が焼き鳥を買い食いする姿は初めて見たかもしれない。
メニューはやきとり(しお・タレ・にんにく・わさび醤油・チリソース)、トントロ、豚パック。
やきとりとトントロは各1本100円。トントロは1パック250円。
注文を受けてから焼き始めると10分くらいかかる。
豚パックは豚の脂身の甘みがありコリコリとした食感。トントロはベーコンみたい。どちらも塩コショウで味付けされている。
焼き鳥屋台で豚肉があるのは珍しいかもしれない。
県道7号線は焼き鳥屋台ロード
那覇市山下町から糸満市米須を繋ぐ県道7号線。
その途中、豊見城インター付近から南山病院までの間は、焼き鳥屋台がとても多い(約1.5kmの間に6軒以上ある)。
イオンタウン武富の向かいにある、本格炭火ヤキトリ嵐。
16時頃から焼き始めて売り切れ次第終了。電話予約も行っている。
メニューはやきとり(塩・醤油たれ・レモンペッパー・ニンニク・キムチ・ニンニクキムチ)の6種類ととり皮。それぞれ1本100円。
県道7号線にある焼き鳥屋台では一番最初にできた屋台。店主に聞くと、ここ1年くらいで相当屋台が増えたそう。
レモンペッパー味。1本100円
珍しい味が多くあり悩んだけど、レモンペッパー味を注文。
肉が大きい。塩とはまた違うサッパリした味。ほんのりレモンの酸味もある。
みそはオススメ
県道7号線沿い糸満市北波平付近の農地にポツリとある焼き鳥屋台。
16時から22時くらいまで。日曜日休み。
メニューはやきとり(タレ・塩・にんにく・味噌)。1本100円、5本だと少しお安くなって450円。
やきとり味噌。1本100円
甘辛味噌が焼き鳥に合う。おかずになるし酒の肴にもピッタリ。これは子どもが好きそうな味だと思う。
沖縄の焼き鳥屋台の特徴として醤油・塩の定番に加えて、にんにく・味噌を出している店が多い。
2種類だけの屋台
豊見城市高嶺、県道7号線沿いローソン豊見城団地前店の隣にある焼き鳥屋台。
ここでも男子中学生が買い食いしていた。焼き鳥は中学生の間でちょっとしたテイクアウトグルメブームなのかもしれない。
手羽。1本100円
手羽はむっちりしていてジューシーで皮がカリカリ。
やきとり。1本100円
焼き鳥は肉の間に玉ねぎが刺されている。肉も大きい。
炭火もも焼き 七段
県道7号線沿い糸満市嘉数、南山病院近くにある炭火もも焼き 七段。
メニューは炭火もも焼き(塩・醤油にんにく・チーズ焼き・ねぎ塩焼)、手羽先塩。
塩・醤油にんにく、手羽先塩(6本)は500円。チーズ焼き・ねぎ塩焼きは550円。
串の焼き鳥屋台ではなく、炭火もも焼きの屋台は珍しいのではないでしょうか。
炭火もも焼き醤油にんにく。500円
2人前くらい入っているもも焼きには、うれしいキャベツ付き。柚子胡椒(唐辛子?)を付けるとまた美味しい。
家に持ち帰って、できたての炭火もも焼きが食べられるのはうれしい。
まだまだ増えている焼き鳥屋台
ということで今回は南部を中心に6軒の屋台焼き鳥を食べてみました。豊見城と糸満のみでしたが、那覇にも数店あるのを確認しています。
ここ1年くらいで増え始めた焼き鳥屋台。路面店でやっているお店が副業でやっていたり、比較的少ない資金で開店できるのも増えている理由のひとつでしょうか。
中部にも焼き鳥屋台が多いらしいので、焼き鳥が食べたくなったら中部の焼き鳥屋台を巡ってみたいと思います。