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「南風原町かすりロード」を歩いてみた
かすりロード知ってます?
南風原町の観光スポットと言えば、みなさんどこを思い浮かべるでしょうか?
そうですね、やっぱり「かすりロード」ですね!
というわけで、南風原町イチオシの観光地「かすりロード」を散策してきました。
「かすりの道散策マップ」はこちら(琉球絣事業協同組合HP)
立派な琉球かすり会館
まずは「琉球かすり会館」の中に入って、パンフレットを入手。
琉球絣の歴史や、かすりロードをめぐるモデルコースなど載っています。
沖縄の伝統工芸品である「琉球絣」の多くが南風原町で作られているそうです。
これがパンフレット
標識や印刷物によって「かすりの道」「かすりロード」「絣ロード」など、表記が混在してます。
かすリロードを歩く
スタート地点。一周すると、2km近くある
そもそもどの辺が「かすりロード」なのかというと、足元の石畳に南風原町の伝統産業である「琉球絣」の模様がほどこされているから。
民家の壁にも絣の模様が。琉球絣の模様は、およそ600種あるそう
セメント瓦の屋根が多いのは南風原集落の特徴だそうです
一定区間ごとに配置されている円形の模様。東西南北が刻まれています。
ここで自分の位置と方角を確認。
「糸の張り伸ばし場」ここに絣の糸をかけて糊付けをするそうですが、この日は残念ながら見れず。
絣柄の壁面が美しい
大城廣四郎織物工房。販売所もあって、中をのぞいてみると絣のかりゆしウエアや、。バッグなどの加工品が置いてました。
様々な意匠を凝らした絣模様が延々と続いています
次々に現れる石畳の模様
案内板で現在地を確認して見ると、まだ3分の1くらい。
ここで大丈夫なのかな?と思うくらい細い路地を抜けたりします。
「大城織機製作所」絣を織るための織機を制作していました
学校の裏門?やっと休憩所がある!と思ったら屋根が骨組だけに。
2km弱の道中、腰をおろして涼める場所がないので真夏だときついかも。
道を間違える
地図を見直すも、現在地がさっぱり分かりません。
道しるべや案内図のようなものもなし。
やむなく、絣の途切れた道を進み続けると「照屋ノロ殿内」なるものが。
祭壇のようですが、かすりロードマップには表記がなく道を間違えたようです。
先ほどの分かれ道まで戻り、山奥への階段を上ります。
なんか絶対違う気がするけど、他に道がないし…。
可愛く見えてくる
草の生い茂った階段を登り終えると山奥に石でできた獅子を発見。
「字照屋の石獅子」南風原町の指定有形民俗文化財だそうです。
反対側に下り階段を発見
近くで草刈りをしているおじさんがいたので、
「かすりロードを歩いて来たんですが、道に迷って…」と話すと
「そんな道は聞いたことない」と言われ、途方に暮れる。
他に道もないので、山を下りていきます。
戻った
赤レンガとブロックで舗装された道を発見。
絣模様?なのかどうか一瞬迷いましたが、とりあえず進みます。
やっと半分
ここまでで、約半分くらい?
ロードマップを見ながらゆっくり歩いて来たつもりが、
いくつかのチェックポイントをすでに見逃していました。
道幅が広がり、絣の模様も新しいパターンに。
絣模様の石畳も途切れてしまいました。マップを見るとかすりロードは、道を渡って向こう側に続いているようです。
ここはロードマップがないと、絶対に道に迷うと思います。あっても迷いましたが。
「中毛小のガジュマル群」5本のガジュマルが互いに絡み合っています。
600種あるといわれる琉球絣の模様は尽きることがないですが
僕の体力はもうそろそろ尽きようとしています。
ゴール!
ついに、かすり会館前に戻ってきました。かすりロード制覇!
かすリロードは難易度が高め
という感じで南風原の「かすりロード」を散策してみました。
この日は秋口の曇り空だったのですが、それでも結構暑かったです。道中、日を遮るものがないので夏場はマジで危ないと思います。
かすり会館でもらったロードマップを見ながら歩いているはずなのに、ことごとく道に迷いました。
ちょくちょく絣模様の石畳が途切れたり、分かれ道に案内がなかったりで難易度の高いルートです。
1.5倍くらい余計にに歩いた気がします。
ただ、南風原の町なみは美しく、雰囲気のある集落を散策するのは楽しかったです。
運が良ければ、民家の軒先で機織りや「絣糸の張り伸ばし」の様子を見ることができるでしょう。
余裕があれば、石畳のかすりの柄の数をカウントしてみると良いと思います(しようと思ったけど途中であきらめましたけど)。