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【大人の社会科見学】ファッションキャンディ
みなさんは沖縄から本土へいくときどんなお土産を買うでしょうか?
定番はいろいろありますが、このお菓子を選ぶ方も多いのではないでしょうか?
ちんすこうショコラ
13回目の大人の社会見学は、ちんすこうショコラを製造している「ファッションキャンディ」さんの浦添工場からです。
ファッションキャンディさんは1975年に創業したお菓子の製造卸売り会社。
創業のきっかけは外国製のチョコレートやキャンディーを色鮮やかなセロハン紙で包み、リボンで結ったキャンディレイを製造したこと。キャンディレイのファッショナブルな仕上がりに身も心も弾み、社名もその瞬間に「ファッションキャンディ」と決まったそうです。
(会社案内より)
今では、たくさんの人気商品があるファッションキャンディさんですが、代名詞とも言えるお菓子はやはり「ちんすこうショコラ」でしょう。
ちんすこうショコラはどんな風に作られているのでしょうか?
普段は見学できない工場に潜入させてもらいました!
徹底的に衛生管理
食品系の工場はどこもそうですが、ファッションキャンディさんも例に漏れず衛生管理には厳しいのです。
工場に入る前に白装束に着替えます
直接食品には触りませんが念のために爪の間までブラシで洗います
ブラシは奇数日/偶数日で使い分ける徹底ぶり。
空気がぶわーって出る小部屋を通ると工場です。
この部屋は楽しい
ちんすこうが出来るまで
こちらがちんすこう製造機
上から材料をぎゅーっと押し込むと
下から型に押し出されて出てきます。
まだ薄いちんすこう。
これをオーブンで焼くと
見慣れたちんすこうになりました。
ここまででも十分美味しそうですが、ファッションキャンディさんが作っているのはちんすこうにチョコレートをコーティングした「ちんすこうショコラ」。
次はちんすこうにチョコレートをコーティングしてみましょう。
チョコレートはどうやってかけているのか?
まず見せていただいたのは溢れんばかりのチョコレートの大鍋。
チョコレートを撹拌しています。
- ダークミルクチョコレート鍋
- ミルクチョコレート鍋
撹拌が終わった後はチョコレートを垂れ流し、ちんすこうをチョコレートのカーテンの中へ
カーテンを通過するとチョコレートコーティングが完了する仕組みです。
余分なチョコレートを強風で吹き飛ばして均一にします。
動画でもご覧ください。
こうして見慣れたちんすこうショコラになりました!
あとはチョコを冷やすために15mある冷蔵庫の中をゆっくり進みます
7分かけて通るそうです
冷えて出てきました。
ひとつずつ検品。
パッケージング
すべてが自動化されていてかっこいいですが、機械の調子で上手にパッケージできないこともありますよね。
中身が入っていないのに袋を閉じてしまったとか。
その場合の対策もばっちりだそうです。
中身が入ってない軽いもの(袋だけのもの)は掃除機で吸入!
シュッ!
こんな風にちんすこうショコラは出来上がるのでした。
ちんすこうショコラにはいろんな味があるらしい
さてさて、一通り流れを見せていただいた後に保管庫にも連れて行っていただきました。
そこで見たのがこちら
マンゴ
マンゴー?
はて、ファッションキャンディさんてマンゴーの商品がありましたっけ?
聞いてみるとこちらは、ちんすこうショコラの限定フレーバー。
ちんすこうショコラは年間商品として「ミルク」「ダークミルク」の2種類があるのですが、季節限定商品としていろんな味も出しているそうです。今年の夏はマンゴー味(10月末で終了)。
以前同じく季節限定でラムネ味というのを出したそうですが、それはまったく売れなかったそうです。
たしかにコンビニで見たような気もする・・・。
他にパイン味や抹茶味、紅芋味もあったそうですが、一様に売れず。
定番商品を作るのは難しいよ!と強くおっしゃっていました。
気を利かしてワサビ味美味しいですよ!と言ってみましたが、「ソレハヨイデスネ」と大人の対応をされてしまいました。
新たなフレーバーは季節ごとに期間限定で登場しているそうなので、注意してみると面白いかもしれません。
ファッションキャンディさんからでした
ということで、本日の大人の社会見学はファッションキャンディさんからでした。
ちんすこうショコラが発売されたのは1996年。
琉球の伝統のお菓子ちんすこうをチョコレートで包むという、シンプルながら斬新なアイデア商品は発売から12年(16年でした)たった今でも大人気です。
ファッションキャンディさんにはこれからも沖縄のお菓子業界をひっぱっていって頂きたいと思います。
今回も楽しい工場見学でした