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恩納村歴史の道を歩いてみよう
読者の方に以前「そうだ。あるいて中城城に行こう。」という特集をやったのを覚えている方はいらっしゃるでしょうか?
この道は首里城から中城城趾を通って、勝連城趾までをつなぐ「中頭方東海道」という道の一部でした。
今回の「歴史の道 国頭方西海道」は琉球王府時代に造られた道で、当時の主要道路にあたり首里を起点として浦添、読谷の喜納番所を通り、名護や国頭に向かう道なのだそうです。
この歴史の道の周辺には史跡などが点在していて国指定の史跡にもなっているのだとか。それではさっそく、歴史の道を歩いてみましょう。
恩納村博物館からスタート
歴史の道は「仲泊の一里塚」から「真栄田の一里塚」までが整備されているのだそうですが、仲泊の一里塚が一つだけ割と遠いところにあったので、次のポイントである恩納村博物館からスタートしたいと思います。
博物館でパンフをもらいました。こいつを元に道を歩いて行くことにします。
- 唐人の墓碑
- これが墓碑
恩納村博物館の前に一つ史跡が。この墓碑は1824年に中国を出向した商船が遭難した際の死者を葬った墓碑。
しばらく歩くとあるのが仲泊遺跡。ここには四つの貝塚と一つの洞窟内遺跡があるのだそうです。
遺跡から続く石畳が「国頭方西海道」。割と急勾配の坂が続きます。このあたりの坂道を「比屋根坂」というようです。
- 坂を登り切ったところ
- 道の脇には歴史の道の目印が
坂を登り切ると絶景が広がります。ここはイユミバンタと呼ばれて魚の群れを見つけるための場所だったとか。
ここからは下り道。
58号線に合流します。しかし10月末なのに暑い。このまま歩いてゴールまでいけるのか一抹の不安がよぎります。
歴史の道、獣道
しばらくは58号線沿いを歩きます。
こうやって歩いてると、本当に道があってるのか心配になってきます…。
ルネッサンスリゾートを越えたあたりで再び歴史の道への入り口発見。
またひたすら山道を登っていきます。
- このあたりの紹介をしたいけど
- マジで山道しか見るところがない
山道をずっと歩いて行くと看板が見えました。
ここは山田谷川の石矼(いしばし)。石を積み上げて造られたアーチ状の橋です。これはスゴイ!と思ったのですが崩れてしまったものを平成元年に直したものだということ。
そして石矼から歩いてまもなく、周りが開けて住宅的な場所に出ました。
道に迷う
ところでDEEokinawaには4名スタッフがいますが、僕とmiooonは致命的な方向音痴です。どれくらい方向音痴かというと打ち合わせに行った建物から出られない(エレベーターと反対方向をウロウロする)ほどの方向音痴なのです。
悲劇はここから始まります…
とりあえず歴史の道を進むべく久良波大主の墓という案内に従って進みます。
- このあたりもしっかりした道
- 犬が走って行った。何だったんだ。
これが久良波大主の墓(だと思う)。それにしても久良波大主については何の説明も書いてなかったんですが(帰ってググっても全然情報がない)一体久良波大主って何者なんでしょうか?
そして久良波大主の墓で道が行き止まり。おかしいなぁ…と思いながら来た道を引き返して先に進んだんですが
行けども
行けども
行けども何もない。
頼みの綱のiPhoneの地図も真っ白です。そして気づいたのですが、恩納村を歩いているのにどんどんうるま市(石川市)の方に向かっているようです。
仕方ないので一旦引き返すことに。
さっきの看板まで戻ってきて気づいたのですが「久良波大主の墓」は歴史の道上にはなくて、道を外れた上にひたすら山道を進んでいたようです。あのまま進んでいたらどこに着いたんでしょうか…。
正解はこっちの普通に舗装されてる道みたい。
ようやく歴史の道に復旧出来ました。
その後は看板が要所にあって迷わずにすみそうです。看板の「護佐丸父祖の墓」にも行ったのですがあまりにもヘトヘト過ぎて写真を撮るのを忘れてました。墓でした。
道の途中には「産井」なる看板もありましたが、もう疲れてたので無視して進み…。
しばらく歩くと道が開けてまた遠くに何かの看板が見えてきました。
ん?
んん?!
ここさっきの所だ。
…怪奇現象っぽいですが、どうやら道が一周してここにつながっていたようです。看板通りに進んだのに元の場所にもどるとか…。
歴史の道は遙か遠い
というわけで恩納村歴史の道この先には盗賊が居たという「フェーレー岩」という岩だったり、真栄田の一里塚だったりがあるらしいのですが二回道を間違えた時点で心がバッキバキに折れてしまいトボトボ58号線を歩いて帰りました。
こんな道わかるかよ!って思ったんですが、ネットを検索してみたら大部分の方が普通に回れているみたいなので、単純に僕の方向感覚の問題なのかもしれません。
どなたか方向感覚に自信がある方(史跡に詳しい方も)、是非今度一緒に歴史の道を歩いてください!お願いします!