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勝手に島パンプロジェクト(与那原編)
ひーぷーの愛称でおなじみ、お笑い芸人の真栄平仁さんが司会を務める人気テレビ番組「ひーぷー☆ホップ」。
先日ぼんやり見ていたら番組内のコーナーで、ローソン沖縄コラボ企画の「わった〜島パンプロジェクト」なるものが紹介されておりました。
県内各市町村の特産物を使ったパンを視聴者とともに開発し、みごと選ばれた2点を実際に商品化。
ローソン店頭で販売するという企画なのだそう。
そして、番組内の生放送投票で選ばれたのはこのふたつ。
ちんすこうメロンパン(那覇エリア)
―表面の皮の部分がちんすこうの生地になっているメロンパン。
読谷コンビーフの和風ピザパン(中部エリア)
―読谷産のコンビーフと油味噌を使ったピザ風の惣菜パン。
どちらもすごく美味しそう。すごく美味しそうだけど、
たった2市町村だけだなんて、選ばれなかった市町村がかわいそう...!
というわけで、DEEでも勝手に他の市町村を取り上げてパンを開発してみることにしました。
いえ、ネタをパクったわけではなく、あくまでもインスパイアを受けただけです。
与那原のアレをパンにしよう
というわけで、勝手にピックアップする地域は沖縄本島南部に位置する与那原町。
先日、【ちゃんぷるー市×綱がる軽便市】与那原で遊んできました!の記事で紹介しましたが、これまで意外と与那原の記事が少ないというわけで、今回スポットをあててみることにしました。
イベントで、与那原警察VS元ヤンキー集団という冗談みたいな組み合わせのタグロープの熱戦が繰り広げられていた親川通り商店街。
まずは綱引き資料館で情報収集。
- こぢんまりだけど数多くの資料が展示されています
- 与那原綱のミニチュア版もありました
与那原のマンホールはもちろん綱引き。
お次は材料集め
与那原の特産物といえばひじき。
3〜5月の旬の時期は生ひじきも手に入るそうですが、それ以降は乾燥ひじきが流通しています。
親川通り沿いにある、木造二階建て建築が昔の風情を残す根川商店。
よなばるひじきののぼりが。
- 食品以外にかごやざるなどの民具も売られていました
- 与那原限定、比嘉酒造まさひろカナチボトル
根川商店で無事よなばるひじきをゲットできたので、お次は最近オープンしたばかりのJAファーマーズマーケット与那原「あがりはま市場」へ。
カナチ棒を模した棒状のひじき入りコロッケがあるとの情報を聞きつけ買いに行ったのですが・・・
まさかの売り切れ!
というわけで、カナチ棒コロッケを使いたかったところについては、スティック風三月菓子で代用することにします。スティックではなくスティック"風"ってどういうことでしょうね。どうでもいいことですが。
はじめてのパンづくり
材料が揃ったところでパン製作に入りましょう。
ちなみに最初に断っておきますが、材料を入れてスイッチを押すだけのホームベーカリー以外でのパンづくりは初めてです。
大きめのボウルに強力粉200g、砂糖10g、ぬるま湯150ml、ドライイースト3gを入れ軽く混ぜます。
その後、塩4gとオリーブオイル大さじ1を加え、生地がまとまるまで15分ほどよくこねます。
- なにやらそぼろ状に
- 日頃の鬱憤を全て生地に練り込むようにこねるべし
- 福耳の人の耳たぶぐらいのかたさになりました
- 約2倍の大きさになるまで温かい場所で一次発酵
乾燥ひじきを水で戻し短く切ったら生地に混ぜ込みます。海藻のいい香り。
生地を2等分し、与那原の資料館で見てきたあの形を再現していきます。
細〜くのばしてねじってねじって・・・
そう、綱引きの綱です!
このあと10分ほどぬれ布巾をかけて二次発酵。
ツヤ出しのためにパンの表面に溶き卵を塗り、180度に余熱したオーブンで約20分焼きます。
与那原の新名物(?)綱引きパン誕生
おおお、ちゃんとパンになってる!!!(当たり前だけど)
- 仕上げに男綱と女綱をカナチ棒(三月菓子)で連結します
- 本来なら女綱に男綱をくぐらせてカナチ棒を刺すのですが設計ミスであえなく失敗
というわけで、そのままふたつのパンを重ねて横からカヌチ棒を刺すことに。
というわけで、名付けて"与那原綱引きパン"の完成です!
どうでしょう、この威風堂々たる佇まい。
食べてみると、ほんのりとひじきの香りがするだけでほとんど味が無かったので、予めひじきを煮て味付けをし惣菜パンとして売り出したら爆発的に売れる気がします。しますよ。
ひーぷー☆HOPさん、ローソン沖縄さん、与那原町さん、DEEではいつでも商品開発のオファーをお待ちしております!
食べ飽きたらお友だちと綱引きして遊ぶこともできちゃうぞ。
※食べ物で遊んではいけません