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フエラムネを模した笛黒糖を作る
子どもの頃によく食べて遊んだフエラムネ。
口にくわえて息を吹くと「ピー」と甲高い音が鳴るお菓子です。
「ピー」
甲子園も盛り上がっていることだし、この笛がラムネの代わりに黒糖で作れたら応援グッズとして良いのではないでしょうか。黒糖は疲労回復効果もあるので、選手だけでなく応援する側にとっても良いはずですし。
ということで作ってみましょう。
フエラムネの秘密を知る
笛を作るべく、まずは黒糖に息を吹き込む部分をキリで開けます。
- キリキリキリキリ
- 力を入れすぎると割れて切ない
開けられました。
さっそく吹いてみましょう。
「(フーフー!フーフー!)」
全然鳴りません。
鳴らないどころか息を吐きすぎてしんどいです。
まぁ考えてみたら、これで音が鳴るわけがないのです。
穴が空いているだけで鳴るならパイン飴やドーナツでだって笛になってしまうし。
音が鳴るには空気の振動が必要です。
フエラムネを割ってみると中に空洞があり、吹き込んだ空気が中で回り外に出るときに振動が起こって音が鳴っているようです。
ということで、先ほど穴を開けた黒糖に空気がまわるための空洞を作ります。
こんなことを繰り返しながら。
ああ切ない・・・。
完成?
心を落ち着けながら掘り、なんとか2つできました。
重ね合わせて吹いてみましょう。
「(フーフー!フーフー!)」
うぐぐ。鳴らない!
これかしら?この隙間が問題かしら!?
隙間がある
空気の振動が起こる前に、隙間から空気が漏れているような気がします。
食べ物の隙間を埋めつつ取れないようにする方法ってないものかと考えていたら、以前Naokiが書いた記事「お菓子の家を作ってみた」思い出しました。たしか溶かした黒糖を接着剤として使っていたはず!
これだこれだ。DEEokinawaが役に立った!と3年目ではじめて思いました。
余談ですが「溶けた黒糖ってすごい熱い」って書いてあったのを読んだのに、つい溶けた黒糖を味見してしまい飛び上がりました。物覚えが良いのか悪いのかわからない私の脳。
隙間がなくなったぞ!
吹きます。
「(フーフー!フーフー!)」
鳴らないし!
試行錯誤と結果
振動が起こるにはもっと内側の空洞が必要なのかしら?と思って掘りなおした黒糖笛2号。
鳴るのか!?
「(フーフー!フーフー!ピィ・・)」
ちょっと鳴った!!
もっと音を出すためには、形を似せたらいいんじゃないだろうか?と思って作った黒糖笛3号。
掘り進めると椎茸のように。
鳴るのか!?
「(フーフー!フーフー!)」
鳴らず!
形は関係ない。きっと空気がまわるにはある程度の距離が重要だ!と思って作った黒糖笛4号。
渾身の作。ただ試行錯誤した結果がこの見た目だと思うと悲しいです。
鳴るのか!?
「(スゥースゥースゥー)」
息が漏れるだけ!
音ってどうやったら鳴るのでしょうか
策が尽きたので今回はこれにて終了。簡単に作れるはずだ、と思って作りはじめた黒糖笛。
しかし鳴ったのは2号のかすかな「ピィ」という音だけ。
こんなんじゃ甲子園の応援どころか、自分のモチベーションを保つのがやっとです。
疲れたので黒糖笛を食べて疲労回復効果を狙いたいと思います。
ピィ。