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ミルク様コレクション2012
これまでの記事でも何かと折にふれて登場しており、DEEメンバーの心の支えともいえる存在のミルク様。
・DEEokinawaオリジナルTシャツ
・牛乳でMilk様を作りたい
・みるく様でひと儲けを企む
立秋を迎えたここ沖縄は、いよいよ本格的なまつりシーズンに突入。
綱引き、豊年祭、と我らがミルク様の出番も多くなってくることでしょう。
というわけで、これまでDEEに登場したものやお蔵入りしていたミルク様を一同に介してみました。
ミルク様といっても個性いろいろ。
各地域のミルク様を見て福々しい気持ちになろうではありませんか!
ミルク様コレクション、略してミルコレ2012。
エントリーNo.1:赤田のミルク様
赤田みるくウンケーで登場。
最初に見た時、失礼ながら「えっこれがミルク様!?」と思ってしまった色黒さ。
そして青ひげ。
しかしこの福耳さはまぎれもなくミルク様。
大扇をゆっくりあおいで観衆に嘉例をつけてくれます。後頭部の形も素晴らしい。
最終的には頭とお腹だけになって日傘完備の祭壇に祀られていました。
ありがたや、ありがたや。
色黒度 ★★★★☆
後頭部の美しさ ★★★★★
エントリーNo.2:北谷三ケ村のミルク様
お次は北谷三ヶ村大綱引きに登場したミルク様。
三白眼とちょっと顎がしゃくれているのがチャームポイント。
お腹をはだけていないあたり、もしかしたらシャイなのかもしれません。
「わーい!」
なんだか無邪気な魅力あふれていますね。カチャーシーを舞う動きも妙に軽快でした。
ありがたや、ありがたや。
シャイ度 ★★★★☆
身軽度 ★★★★☆
エントリーNo.3:志多伯のミルク様
志多伯の獅子加那志33年忌豊年祭で登場。
「ばぁ」
こちらのミルク様はなんと旗頭の先についているタイプ。
細い線状の目とあごチョビひげがかわいいです。
ミルク様 in the Sky!
こんな炎天下にさらされているのにも関わらず、お肌つるつる。しかも美白です。
なんとこのミルク様はカラクリ仕掛け。
旗頭が上下に揺さぶられるたびにありがたい鐘を鳴らしてくださるのです。
ありがたや、ありがたや。
目の細さ ★★★★★
コンパクトさ ★★★★★
エントリーNo.4:諸見民芸館のミルク様
諸見民芸館については、レトロでカオスな諸見民芸館を御覧ください。
顔に刻み込まれた細かいシワといい、これは徳が高いミルク様に違いありません。
陶器質の真っ白な肌にアルカイックスマイルもキマっています。
ありがたや、ありがたや。
徳の高さ ★★★★☆
ニートセコムされてる度 ★★★★★
エントリーNo.5:保栄茂のミルク様
たくさんの踊り手に囲まれています。
写真ではわかりにくいですが、こちらのミルク様はかなり長身。
大扇をゆったりとかざし、民の幸せを願います。
他の地域と比べ、目鼻立ちがぱっちりとして異国の方っぽいお顔だち。東欧あたりでしょうか。
ふと横を向いた瞬間に驚愕。まさかの超絶壁。
赤田のミルク様同様、最終的に頭とお腹だけになってパイプ椅子に祀られて(?)いました。
それでも堂々たる存在感。
ありがたや、ありがたや。
絶壁度 ★★★★☆
エキゾチック度 ★★★★☆
【総評】どのミルク様も素晴らしい
というわけで、ミルク様をずらりと一同に介してみましたがいかがだったでしょうか。
表情から肌の色、後頭部のかたち、動きさえも地域によっていろいろ。
しかしどのミルク様も、見ているだけで本当に幸せな気持ちになれます。
さらに実際その場で見ると感動ひとしお。
これから始まるまつりシーズン、ぜひミルク様の生の姿を拝みに出かけてみてくださいね。
DEE編集部メンバーも来年のミルコレ2013開催に向けてミルク様収集に勤しみたいと思います。
そして現在、沖縄県立博物館・美術館で企画展『旅する仮面』が開催中。
ミルク様をはじめ沖縄の祭祀行事に登場する仮面はもちろん、海外の奇想天外な仮面の数々が展示されています。仮面好きな方もそうでない方も楽しめる展示会だと思いますよ!
夏休みのお子様にもおすすめです。会期は9月2日(日)まで。
最後に。
神様であるミルク様をこんなふうに軽々しく扱ってバチがあたったりしないか、それだけが心配です。