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台風で実験してみた
週末に沖縄本島を襲った台風15号。
DEEでは日曜日の夕方に「今あいてますか?」という記事で本島各地のお店の開店状況を調べました。
その同時刻、違う場所で行っていた実験です。
実験その1:台風は何歩歩くか?
台風の強さはヘクトパスカルという聞き慣れない単位で表されるので正直よくわかりませんよね。
もっと聞き慣れた単位に置き換えられないのでしょうか。
そうだ、歩数だ!
強い台風なら外に取り付けた万歩計が、ガンガンまわると思うのです。
つまりこういうことです。
勢力が強い台風
たくさん揺れるので、歩数が多い
勢力が弱い台風
ゆっくりなので歩数が少ない
まずはストッキングと発泡スチロールを用意します。
まずはこれで歩く(揺れる)のか実験。
わりと大丈夫そうです
せっかくなので、より人間ぽくしてみましょう。
ペットボトルで足先を作って、長靴を履かせました。
しかし重すぎて動かない
軽いマリンシューズに交代。
動いた
マリンシューズの中にジップロックで3重に密封した万歩計を仕込んでいざ!
暴風域に入ってから出るまでの約24時間計測してみました。
果たしてどうなるでしょうか。
実験その2:台風は何点取れるのか?
台風はいろんなものが飛んでくるといいますね。
では的があれば台風の得点が出るのではないでしょうか?
風が止むまで実験を続けてみましょう。
実験その3:台風vsアロンアルファ
記録的な暴風だと言われた台風15号。
最強の接着剤アロンアルファで付けたものでも吹っ飛ばされるんではないでしょうか?
あまり大きすぎると物自体が破損してしまうので、比較的小さなものを用意。
洗濯バサミに鉛筆を取り付けます。
台風が勝って飛んでいくといけないので、テグスを付けて暴風対策もしておきました。
これも風が止むまで実験を続けてみましょう。
万歩計が動いていない事故
実験をはじめてから2時間あまり。
ようすを見に行くと足がなんか変だ。
休んでるし!
慌てて足を上げるととんでもないことに・・・。
ジョイトイ?
原因は雨水がペットボトルに貯まり重くなってしまったからでした。
蓋をはずしてようすをみましょう。
大丈夫そう
万歩計もチェックしてみるとちゃんと計測できています。
実験の結果
では途中をザクっとはしょって結果の発表です。
まずは
実験その1:台風は何歩歩くか?
途中着地してしまう事故もありましたが、その後は最後まで休まず完走できたもよう。
- 闘い終えた足
- 密封された万歩計
気になる結果は・・・
2439歩!
少なッ!
ちなみに、台風15号は時速約15kmだったので、24時間なら360kmほど進んだ計算になります。
360kmで2439歩ということは、1歩で150m。(あってますか?)
そして24時間で2439歩ということは、1歩あたり35秒。(あってますか?)
つまり、台風15号は1歩あたり150mを35秒かけて進んだ、ということになります。
比較対象がありませんが、わりとゆっくりな感じです。
続いて、
実験その2:台風は何点取れるのか?
結果は・・・
0点
なに一つ当たった形跡なしです。
最後に、
実験その3:台風vsアロンアルファ
結果は
アロンアルファの勝利!
ビクともせず。
まとめ
ということで、今回の台風は驚異的だと予測されたものの、本島の上空を通過したときは雲の隙間だったようで、ある意味拍子抜けのような台風でした(被害があまりなくて良かったのですが)。
実験の途中、近所のおじさんに「何してるの?」と言われたときは
「甥っ子の夏休みの自由研究で・・・」と返事しておきました。
夏休みの終わりで良かったです!