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沖縄のフルーツでカブトムシやクワガタを捕まえたい
気がつけば7月も下旬となり、学校に行っている子どもたちは夏休みに入りましたね。
朝から大音量で聞こえてくる蝉の声も今が最盛期。
公園へ行けば蝶が舞いカナブンが飛び、虫たちも子どもたちに負けじと元気に活動しています。
さて、私が子ども時分にはセミと一緒によくカブトムシやらクワガタやらを捕っていた記憶があるのですが、最近はあまり見かけなくなりました。果たして今でも捕れるのでしょうか?
せっかくなので、今が旬の沖縄の甘い甘いフルーツたちで仕掛けを作って調べて見ることにします。
では童心に帰って実験開始!
5種類のワナを用意
まずは虫取りの定番、スイカ。沖縄では今帰仁スイカが有名ですね。
私はものぐさなので、種が無ければいいのに!といつも思ってしまいます。もしくは種がチョコとか。
ご近所のおじさんに頂いた島バナナ。ねっとりとした甘みとほのかな酸味が魅力。
皮が真っ黒になってかたちも崩れるほどに完熟状態です。
ほとばしる果汁がジューシーなパインアップル。なんといっても東村が有名。
以前『タコライスソースで白米は何杯食べられるか』で使用したタコライスソースにも東村のパインがふんだんに使われていてとても美味しかったです。
そしてフルーツの女王、マンゴーも贅沢にいっちゃいます。
今年は天候に恵まれず例年に比べ不作だそうですが、ミニマンゴーはけっこう出ていました。黒い斑点は食べごろサイン。
そしてもうひとつ。フルーツではなく虫捕り用の黒糖蜜を作ります。
- まずは黒糖を5g。
- そこに泡盛を5ml注ぎます。
- そこにお酢を少々。
- お湯でのばしよく混ぜて完成。
キッチンペーパーに吸わせます。少し味見してみると、お酢が入っていることでなんとなく樹液っぽい風味になっている気が。いや樹液吸ったこと無いですが。
以上のフルーツと黒糖蜜を水切りネットに入れて仕掛け完成。
近所の公園の手頃な木に仕掛けをぶら下げます。
右からスイカ、島バナナ、パイン、マンゴー、黒糖蜜。
さあカブトムシたちクワガタたちよ、ごはんの時間だよ!寄っといで!
そして翌朝
ラジオ体操の子供たちに先に見つかってしまわないよう早起きして公園へ。
どれどれ・・・れ・・・?
スイカ:蟻。
島バナナ:蟻。と、コバエ。
パイン:蟻。
ミニマンゴー:蟻。と、ダンゴムシみたいなの。
黒糖蜜:びっしり蟻!!!
・・・というわけで捕れたのは主に蟻、そしてコバエとダンゴムシ。
カブトムシもクワガタも捕れませんでした。ごめんなさい。ごめんなさい。
ちなみに虫たちにフルーツのなかで一番人気だったのは島バナナ、さらにそれより黒糖蜜が好評のようでした。
ワナを仕掛けるならビンギーがおすすめ
しょんぼりして仕掛けを回収していたら早朝散歩中のおじさんが草むらからひょっこり現れました。
「カブトムシとクワガタ?昔はいくらでも捕れたけどねえ。まあ30年も前の話しだけど・・・。今はもう、みんな幼虫まで全部とってしまったからほとんどいなくなったかもね。」
「でもワナを仕掛けるならこの木がいいはずよ」
方言で「ビンギー」と呼んでいるという、背が高く幹が太いこの木。昔はびっしりいていくらでも捕れたんだとか。
残念ながら今回は捕獲なりませんでしたが、夜ワナを仕掛けるドキドキ感、朝ワナを見に行くワクワク感、そして何もいなかったときのがっかり感が味わえる虫捕りは、お子さまの夏休みの自由研究にもおすすめですよ!
私もリベンジしてみたいと思います。