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夏でも溶けないチョコは沖縄の日差しにも負けないのか
いやあ、夏ですね。夏満開ですね。
日本でいちばん南に位置するここ沖縄ですが、夏の気温は高くてもせいぜい32〜3度ほど。
天気予報を見ていると本土のほうが気温が高く猛暑となっていることが多いようです。そう、沖縄は日陰に入ると案外涼しくある意味避暑地といえますね。
しかし日差しに関しては本土のそれとは桁違い。
洗濯物を干す、車の運転をする、などの日常生活シーンで油断するといつの間にかこんがり小麦色。
横断歩道の信号待ちでは、電柱の影に知らない人と仲良く一列に並んでいたりするのも沖縄ではよくある光景です。
そんななか、去年あたりからコンビニで見かけるようになったのが “夏でも溶けないチョコレート”。
チョコ大好き人間の私にとって、人類の科学もとうとうここまで到達したかと感激を覚えざるを得ない逸品です。
そんな夏でも溶けないチョコ。本土のメーカーから発売されているわけなのですが、これらは果たして沖縄の日差しにも耐え得る設計になっているのでしょうか?
気になったので検証してみることにしました。
溶けないチョコ勢揃い
コンビニで調達してきた夏でも溶けないチョコたち。
いわゆる焼きチョコ系が多いですね。
- ベイク(ショコラ、ホワイト)
- チョコッシュ(塩ショコラ・塩ホワイト)
- チョコまで焼いた!たけのこの里
- 「お口でとろけて手でとけない」でおなじみm&m's
比較用として普通の板チョコも用意
さあ選手出揃いました。
思う存分沖縄の夏の日差しを浴びてもらいましょう。
10分経過
まずは10分経過したところで様子を観察。
右端の板チョコの色が明るくなっている以外は特に変化無し。
- エッジがとれてきています
- さわってみると表面がとろけた!
早速板チョコの表面が日差しによってとろけました。
ただ、まだ中まで全て柔らかくなってはおらず芯が残っている感触でした。チョコのアルデンテですね。
20分経過
そして20分が経過。雲が多かったので晴れたり曇ったりしています。
板チョコがさらに丸みを帯びてきています。
- ベイク(ホワイト)がうっすら汗をかいています
- m&m'sも裏側を見ると油が滲み出しています
板チョコ以外目立った変化は無いものの、持ち上げてみるとベイクのホワイトとm&m'sに関してはアルミホイルと接していた部分にしっとりと脂汗をかいていました。
1時間経過
そしてじりじりと1時間が経過。
板チョコはもはや泥と化す寸前。
- さっきは変化の無かったチョコッシュ(塩ショコラ)からも脂汗が
- ベイク(ホワイト)はすでに汗だく状態
チョコッシュ(塩ショコラ)、ベイク(ホワイト)、m&m'sに関しては脂分がにじみ出てきているものの、その他のチョコに関しては特に変化無し。予想以上に暑さに強い仕様となっているようです。
2時間経過
そして2時間が経過。ここで検証終了とします。
時刻は15時過ぎ。最近は20時頃まで明るいのでまだまだ日差しは弱まりません。
板チョコは完全に溶けて、あたり一面に甘い香りが立ち込めていました。
アリにたかられなくてよかった...。
検証の結果
それではひとつひとつ変化を見ていきましょう。
- 板チョコ Before
- After:泥になりました
- チョコッシュ(塩ショコラ)Before
- After:裏側にうっすら汗をかいています
- チョコッシュ(塩ホワイト)Before
- After:変化なし
- ベイク(ショコラ)Before
- After:変化なし
- ベイク(ホワイト)Before
- After:裏側にたっぷり脂汗をかいています
- チョコまで焼いた!たけのこの里 Before
- After:変化なし
- m&m's Before
- After:裏面にたっぷり脂汗&表面のコーティングがとれてつや消しに
というわけで、日差しに対する強度順に並べるとこうなりました。
1位:ベイク(ショコラ)、チョコッシュ(塩ホワイト)、チョコまで焼いた!たけのこの里
2位:チョコッシュ(塩ショコラ)
3位:ベイク(ホワイト)
4位:m&m's
・
・
・
圏外:板チョコ
各社各製品、予想以上に夏の暑さに強い設計となっているようです。いやあ素晴らしい!
チョコを選ぶ際の参考にされてみてはいかがでしょうか。
ちなみに、見た目と持ち上げた感触で特に変化の無かったベイク(ショコラ)ですが、指で軽く押してみるとパリっと割れて内側はふんにゃふにゃにとろけていました。侮る無かれ、沖縄の日差し...!