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【DEE商品開発部】沖縄ちょうちんを作る
東北三大祭りのひとつ「ねぶた祭り」で子どもたちが持ち歩くように使われている、金魚の形をしたちょうちん。
昔から津軽地方では金魚の飼育が盛んだったため、金魚ねぶたが生まれたという説もあるらしい。
また、山口県柳井市では、毎年夏に金魚ちょうちん祭りが開催されています。
これは青森のねぶたからヒントを得て、金魚ちょうちんが作られたそうです。
ちょうちん祭りは他に、秋田の竿燈、長崎のランタンフェスティバルなどや、中国では中秋節、台湾では元宵節の時に多くのちょうちん(ランタン)が街を飾ります。
さて、沖縄でちょうちんを見かけるのは、居酒屋の軒下にかかる赤ちょうちん、イベント時のオリオンビールのちょうちん、またはアバサーちょうちんくらいでしょうか。
アバサーちょうちん。アバサーの針が何本か知りたい方はコチラ。
最近は見かけなくなりましたが、お土産でよくあるご当地ちょうちん(ご当地ちょうちんはコチラ→国際通りでお土産の三種の神器を探す)。
普通のちょうちんに絵や文字が書かれているだけで何とも素っ気ない。なにより貰ってもあまり嬉しくない(コレクターの方ごめんなさい)。
それなら貰ってうれしいちょうちんを作ってしまえば良いではないか!ということで作ってみました。
竹ひごで骨組みを作る
ちょうちんの骨組みは竹ひごか針金。
大きなものだと針金で作られるそうですが、今回は小さいものなので竹ひごを使っていきます。
丸い竹ひごと平たい竹ひごを50本くらい買ってきた。
1mくらいの長さがある竹ひごを浴槽へ。
竹ひごは濡らすと少し柔らかくなって曲げやすくなる。
竹ひごに熱を加えるのはロウソクが使いやすい。
濡らした竹ひごは曲げやすくなるだけ。形状記憶させるには熱を加える。
黒くなるのは「すす」がつくから。焦げているわけではない。でも熱し過ぎると着火するから注意。
タスキがけするように巻くとしっかり固定される
曲げた竹ひごをつなぎ合わせるのはビニタイを使った。針金でも麻紐でもなんでもいいと思う。
一つ目の骨組み終了。この形は...
この形で何ができるかわかったらあなたはDEEマニア。
残りの骨組みも終了。合計4つできた。ここまで作るのに半日。
障子紙を貼っていく
今回は無地の障子紙で
骨組みが完成したら、紙を貼っていく。和紙でも障子紙でもお好きなもので。できれば水に強いけど弾かないものが良い。色を付けるときに破れたら悲しいから。
型どりをしないで大まかに紙を貼って、ボンドが乾いたらはみ出た場所を切り取っても大丈夫。
でもこれだと乾くまで待たないとカッターがベタベタになって使い物にならなくなる。ある程度型どりをして貼っていったほうが効率は良い。
魚でしょうか。パイナップルなのでしょうか。
紙を貼る作業は、骨組みを作るより時間がかかる。接着剤は障子紙用の糊より木工ボンドがいい。速乾木工ボンドがオススメ。
色付け
ぺんてるとか懐かしい
最後は色付け。使うのは水性絵の具。塗る面が大きいので筆と刷毛があると効率的。
塗っているときに穴が開いてしまったら、小さく切った障子紙を貼って塞いで色を塗ってしまえば全然わからなくなる。
塞ぐ障子紙はハサミで切るのではなく、手でちぎった紙の方が周りと馴染んで目立たなくなる。
ここまで作るのに1日半くらいでした。
沖縄ちょうちん完成
グルクンちょうちん
沖縄の県魚、グルクン。名前もかわいいが見た目もかわいい。
泳いでいるときはシルバーっぽい色をしているけど、釣り上げられるとこのように赤くなる。
正面からみると粗が目立つ。目や尻尾、ヒレは別で作り貼った。
おみやげ以外では、魚屋や居酒屋に最適かもしれない。
ゴーヤーちょうちん
沖縄を代表する野菜、ゴーヤー。
毎日ゴーヤー食べてるんでしょ?とか聞かれることがありますが、県民でも嫌いな人は多い。この時期から旬の野菜。
イボイボを表現するのが難しい。よーく見るといろいろな色を使いイボイボの質感を出している。
おみやげ以外では、食堂、居酒屋などに最適。
まんじゅうちょうちん
DEEではお馴染みのまんじゅう。DEEのロゴを書くつもりが、あまりの眠気で「の」って書いちゃった。
月桃の葉脈も再現
商品化期待度30%
と、3つの沖縄っぽいちょうちんを作りました。締切りの関係で今回は電球を仕込み、光らせることができず。無念(思った以上に時間がかかりすぎた)。
意外とかわいい。でも邪魔。
おみやげになるようなちょうちんを作りたかったのですが、こんなに大きいちょうちんを持って飛行機に乗りたくない。
持ち帰って家にあっても邪魔。
ちょうちん手作りキットなら売れるかもしれません。今回の商品化期待度は30%ということで締めさせていただきます。
※このちょうちん、欲しいという飲食店様(個人でも大丈夫)がいたら差し上げます(沖縄本島内に限る)。
お代はいりませんが、DEE編集部に生ビール1杯でも飲ませて頂けたらうれしいです。
欲しいという方はDEE編集部までご連絡くださいませ!