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マンホールを食べてみよう
DEEokinawaで当初から「沖縄デザインマンホール」を撮りだめています。
カラーと単色同じものが2回登場している柄もありますが、これまで集めたマンホールの数は58枚。
ちなみに写真は一部を除き、ほぼスタッフが実際に行って集めています。
妙に薄暗い写真があるのはそのせいです。
デザインマンホールの発祥は那覇市
特産品やお祭りなんかが描かれていて地域性を見ることができるデザインマンホール。
今では全国で見られますが、発祥が那覇市だというのはご存知でしょうか?
一見ただの模様に見えますが、実はぱっくりお口を開けたおさかなさんがぐるりと円を描いています。
魚はガーラをモチーフにしており、生活排水などで汚れた川を下水道を整備することで魚が住める環境に戻すと言う思いが込められているそうです。
1977年(昭和52年)にできた日本初のデザインマンホール。
さてさて、冒頭でも書きましたが今日はデザインマンホールを食べてみたいと思います。
ただし本物を食べると体に悪そうなので、描かれているものを本物で再現して丸〜く焼いて食べますよ。
那覇汚水マンホール
まず最初に作るのは、那覇市のデザインマンホール。
魚が4重に輪になって並び、中に那覇市の市章が描かれています。
魚のモチーフはガーラ(ヒラアジ)なのですが、あまりに大きすぎて並べられないので小魚の代表スク(アイゴ類の稚魚)を使います。
今回はびっちり整列してないものを使います。
びっちりを数えた記事は『スクガラスは瓶に何匹入っているのか』を参照ください。
丸く焼く台は沖縄らしくヒラヤーチーにします。
焼きながらスクを並べていきます。
4重に並べられました。
ひっくり返しましょう。
ひっくり返す寸前
焼けました。
・・・けど、スクまで焼けた。
こんなの意図した状態ではありません。
何もなかったフリでもう一度反対面にスクを並べました。
イカスミで魚以外の部分の模様を書きます。
できました。
全部イカスミでいこうと思いましたが予想以上にヒラヤーチーにイカスミが染み込み、細かい部分が書けそうにありません。
作業が大変そうで使いたくありませんでしたが、最終手段を。
のり
完成!
嘉手納汚水マンホール
せっかくなのでもうひとつ作ってみましょう。
次に作るのはこちら「かでなおすいマンホール」
沖縄では珍しいカラーバージョンのマンホールです。
嘉手納は中国から「甘藷(サツマイモ)」の苗を持ち帰り、沖縄のみならず日本を飢えから救った偉人、野國總管の出身地。
ちなみに嘉手納町はサツマイモを「野国いも」の愛称で呼ぼうと呼びかけている。
もっと言うと「野國總管」は個人名ではなく、野國は地名で總管は役職名である。
ということで沖縄らしく?ハイビスカスと、サツマイモが描かれています。
生ハイビスカス
ヒラヤーチーにのりで模様を書きます。
書けました。
上にハイビスカスと芋を置いたら完成
豪華!パーティーにありそう!!
マンホールを食べよう
嘉手納汚水マンホール
まずは作りたての嘉手納汚水マンホールを食べます。
そのままでは食べにくいので巻いて
味はそのまま芋とプレーンなヒラヤーチーなので、物足りなさもありますが、ハイビスカスのシャキシャキとした歯触りが良いです。意外と美味しいかも!
美味い!
那覇汚水マンホール
那覇汚水マンホールは両面スクでビッチリなので巻いて食べる勇気はなく、切りました。
一切れに両面あわせて10匹ほどのスクが乗っている。
食べる。
こ、これは!!
「ヒラヤーチーを食べたはずなのに海で溺れた記憶が甦る!」
あまりに衝撃的な味だったので、やんばるたろうさんにも食べてもらいました。
食べる。
!
「ひとくちで三大成人病にすべて犯されそう!」
まとめ
かでなマンホールは味付けでどうにかなるかもしれませんが、
那覇マンホールは食べちゃダメ!
以上、マンホールを食べたレポートでした。