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あの豚の丸焼き、その後
先日の記事『あの豚の丸焼を注文してみた』。コメントで「食べたことがある!」という人が多くて意外とビックリしている編集部であります。
ほぼ肉を食べ終え、残った骨や皮は冷蔵庫で保存していたのですが、そんなに日持ちするものでもないし、捨てるにはもったいない気がする。
豚の丸焼き専門店の金城さんが「最後スープにすると美味しいよ。」と言っていたのでスープにしてみようと思います。
骨からスープを作るのは今回が初めてのど素人。うまくいくのでしょうか...。
下準備をする
とんこつスープを作るにあたり疑問がふたつ。
1.丸焼きの骨は下茹でが必要なのか。
2.子豚なので骨が小さく少ないので水や野菜の分量がわからない。
A1.下茹で無しで作ることにしました。下茹でが必要なのは、生の骨を使う時(火が通っていない)にアクや臭みを取り除くため。今回は一度焼いてあるし、下茹でしたら旨みが全部出てしまうかもしれない。臭みも無いのでそのまま投入。
これテビチですかね。
骨についた皮や身をキレイに取り除きます。
テビチやチマグは脂が多いためか、ほとんど身は残っていなく皮だけ。焼いたときに溶けてしまったのでしょうね。
身・皮・骨にわけた。
あれ、少ない...。
食べた当日、細かい骨は捨ててしまったようです。子豚なので骨も小さく少ないのです。作れるのか不安。。
キレイに水洗いした。
A2.完全目分量で作ることにしました。洗ってみた骨は1kgもありません。約12本で300gくらい。
旨みが出やすくなるように骨を割る。
すべての骨と野菜を鍋に入れて火にかけます。水は適当な量(2Lくらい)。
ひたすら煮る
作り方を調べてみると、煮こむのに8時間から15時間かかるとありました。
この日は事務所で徹夜して火の番をする覚悟で。朝できてみんなが出社してきたときに食べてもらおうと考えていました。
10分後
事務所が鍋っぽい匂いで包まれる。たぶんネギの匂い。
まだ塩ラーメンくらいの色。
20分後
まだ鍋っぽい。でもこのスープでしゃぶしゃぶしたら最高に美味しいと思いますよ!
まだイナムドゥチくらいの色。
30分後
お湯を入れすぎたレトルトのとんこつラーメンみたいな味。もう少しコッテリ感が欲しいなぁ。
と、とんこつスープ...!
45分後
事務所内がラーメン屋の匂いに。なんかうれしくなる。ニヤニヤ。
もう完全にとんこつスープだぜヒャッハー!
意外と早く出来上がってしまった...!
1時間後
しかし火から下ろすタイミングを誤りドロッとしてしまいました。
....煮詰めすぎた。
豚骨と野菜を取り除き、スープを濾していきます。
玉ねぎは溶けてなくなった。
高級なとんこつラーメン完成
トッピングは削ぎ落した豚肉。
豚の丸焼の余った骨で作ったとんこつラーメン。これ1杯作るのに3万円以上するのです... !
一口目は味が薄い。コッテリとんこつをイメージして食べるとあれ?ってなる。
でも二口目からは薄めのとんこつらーめん。臭みは全くない。ドロッとしているけどあっさり。
しかし何がよくないって麺だと思う。買いに行ったスーパーには1種類しか売っていなかったので仕方なく買った中華麺。これが美味しくない。ヌメッとしてるし...。
味が少し薄いので豚の丸焼についてきたタレを入れてみました。
なんということでしょう。とんこつラーメン焼肉のタレ風味になってしまったではないですか。
しかしこれはこれであり。とんこつ醤油ラーメンといったところでしょうか。
調子にのって入れすぎると焼肉のタレラーメンになってしまいます。要注意。
結果
豚の丸焼で残った骨から作るとんこつスープは、意外と早く作ることが出来ました。
下準備から完成まで2時間ちょい。
味はあっさり。でもしっかりとんこつの香りと味。
子豚の骨だけでは1杯のラーメンスープを作るのがギリギリかも。別に醤油ダレを用意して薄めて使えば2杯くらい作れるかもしれません。
麺選びは重要。これ大事。生麺がいいかもしれません。
豚は鳴き声以外すべて食べることができると言いますが、本当にその通り。
骨の髄まで美味しくいただきました。ありがとうかおるちゃん。
豚の丸焼を食べる機会があったら骨は捨てず、スープにして食べるのをおすすめします。
意外と早く、簡単に作ることができますよ!お試しあれ!
そういえば
まったく関係ありませんが...
豚の丸焼とはまったく関係ありませんが、デコ駅グランプリがユルかったゆいレールが、2012年2月20日に乗車客111,111,111人(いちおくいっせんひゃくじゅういちまん,いっせんひゃくじゅういちにん)達成しました。
ニュースや新聞でご覧になった方もいると思いますが、県庁前駅で記念式典があったので行ってきました。
報道陣の数がスゴい。
ゆいレールのサイトでひっそりと「111,111,111人目の乗客になりませんか?」という告知があり、約50件の応募の中から抽選で5名が選ばれ、さらに抽選で選ばれた1名が記念すべき111,111,111人目の乗客になるという、これまたユルい方法で決めるイベントです。
ちなみに次回の乗車達成記念イベントは、123,456,789人の時にやるかもしれないそうです。来年の1月くらいになりそうとのことなので興味がある人は今のうちにカレンダーへメモ。
このイベントだけで記事にするのは難しかったので強引にはさみこんでみました。
ゆいレールさんはユルいイベントをちょくちょく開催するので、たまに公式サイトを覗いてみるとよいですよ。