- DEEokinawaトップ
- 特集
- 【旧正月】十二カ所巡り
【旧正月】十二カ所巡り
あけましておめでとうございます!Happy Chinese New Year!
本日、2012年1月23日は旧正月です。
沖縄は正月が3回あるんですよね。新正月、旧正月、十六日(グソーの正月)。
沖縄本島でも最近は新正月だけ祝う家庭が多い中、糸満や離島などでは、まだまだ旧正月を祝うところが多いみたいです。離島では十六日がを祝うところもあるみたいですね。会社や学校、お店が休みのところもあります。
miooonが撮った昨年の旧正月、奥武島の大漁旗。カッコいい。
沖縄では昔から自分の生まれ年の守り本尊へお参りする方が多いと聞きます。
守り本尊の八体仏にはそれぞれ干支が割り当てられているそう。
首里には首里十二カ所と言って、これらの仏像を祀っているお寺が4ヶ所あります(十二カ所あるわけではない)。以前は5カ所だったのだが、万松院というお寺が十二カ所巡りを休止したため、文殊菩薩(卯)を達磨寺、普賢菩薩(辰・巳)を首里観音堂へ遷したそう。
十二支巡りや十二カ所巡り、寺回りなどと言われています。全国に何箇所かあるみたいですね。
どこに祀られているかわかるように紙を配布しているお寺もあります。
大日如来 :未・申
阿弥陀如来 :戌・亥
千手観音菩薩:子
勢至菩薩 :午
悟空像菩薩 :丑・寅
普賢菩薩 :辰・巳
文殊菩薩 :卯
不動明王 :酉
旧正月ですし自分の干支のお寺が気になったので巡ってきました。
慈眼院(首里観音堂)
今年は辰年ですね。
辰の守り本尊である普賢菩薩(巳)が祀られているのがここ慈眼院(通称、首里観音堂)。
普賢菩薩(巳)の他に、千手観音菩薩(子)・虚空蔵菩薩(丑・寅)・勢至菩薩(午)が祀られています。子・丑・寅・辰・巳・午の人はこちらですよ。
立派な山門。上には鐘楼。
観葉植物で見かけるようになった観音竹。何百年も前に中国から伝わり、観音堂の庭木として植えられていたのをカンノンチクと呼んでいたのが全国に広まったそうだ。観音竹の由来は観音堂だったんですね。
本堂は赤瓦に赤い柱。
首里観音堂には合掌犬で有名なチワワのコナンがいます。運がよければ合掌している姿を見ることができるかもしれません。
合掌犬絵馬とかもありました。
上り口節で「旅ぬ出で立ち観音堂...」と歌われているよう、旅の安全を願うために訪れる人が多いそうです。
安国寺
玉陵の隣にある安国寺。こちらには酉の守り本尊である不動明王が祀られています。酉の方はこちら!
琉球石灰岩で作られた山門。立派!鐘楼もある。
本堂の屋根は赤瓦。
首里森十二支堂。
本堂の隣にある首里森十二支堂に守り本尊が祀られています。
盛光寺
ゆいレールの儀保駅の近くにある盛光寺。こちらには、未・申の守り本尊である大日如来が祀られています。未と申の人はこちら!
2階建ての建物。
まんじゅう協賛でもおなじみのあのまんじゅうのお店は、以前ここにありました。今はもう移転してしまいましたが。
参拝に来た時に食べるあのまんじゅうが懐かしいという人も多いですね。
達磨寺(西来院)
達磨寺には、卯・戌・亥の守り本尊である文殊菩薩(卯)・阿弥陀如来(戌・亥)が祀られています。卯・戌・亥の方はこちら!
こちらは普通の瓦。山門の両脇には仁王像がいる。
だるまなので七転八起。
達磨寺は、安産・健康祈願、合格祈願で訪れる人が多い。特に受験生が合格祈願で訪れることが多いみたいで、絵馬掛けにはたくさんの合格祈願絵馬がありました。
なでだるま。
なでだるまというだるまさんが鎮座しているので撫でてきた。頭や膝、お腹は撫でられて色が変わっています。
いい年でありますように
4カ所巡ってきましたが、波の上にある護国寺には十二支すべての守り本尊が祀られています。
奥武山公園内にあるのは護国神社で、こちらは護国寺。似ていて間違いやすいから注意。
簡単に紹介しましたが、いつもお参りする場所とは別に、自分の干支が祀られているお寺をお参りしてみるのもイイと思いますよ!
達磨寺にいた悪そうなお坊さん。