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沖縄で味わう世界の料理
今日から3日間の日程で開催される『第5回 世界のウチナーンチュ大会』。
戦後貧しかった沖縄から、農業をやるために南米などへ移民していったウチナーンチュの血縁の方(主に2世・3世)たちが、この期間にあわせて沖縄に帰ってきて親睦を深めるという沖縄ならではのイベントなのです。
ウチナーンチュ大会とは?
日本有数の移民県である沖縄では、戦前戦後を通じ多くの県民が海外へ雄飛し、現在、北米・南米をはじめ世界各地に約40万の県系人が在住しています。その 「世界のウチナーンチュ」(方言で"沖縄の人"のこと)が、5年に1度母県に集う、沖縄県ならではの感動イベントが「世界のウチナーンチュ大会」です。
(世界のウチナーンチュ大会ウェブサイトより)
大会前日の昨日、前夜祭として国際通りで凱旋パレードが行われました。
- fromハワイ
- fromボリビア
- fromブラジル
- fromアルゼンチン
沿道から「おかえりなさい!」の声、それに対してパレード参加者からは「ただいま!」の声。
車椅子にのったおじいさん、おばあさんもパレードに参加していたりして、なんだか感動してしまいました。
というわけで、そんなウチナーンチュ大会にちなみ、今回は沖縄県内で食べられる世界の料理をいくつかピックアップして集めてみました。
くわっちーさびら!
台湾
凱莎琳(沖縄市)
凱莎琳と書いてキャサリンと読む。コザ商店街から少し外れたところにある台湾料理の店。
「雑食の店」というキャッチコピーがなんともいえません。
以前訪れたときに食べた焼ビーフンが絶品でした。
- 「雑食の店」の看板が目印
- この日は定休日
青島食堂(那覇市)
某テレビ番組の取材も訪れたという、汚な美味いことで有名な台湾料理の店。
カフェ、なの...?
- 良い感じに寂れてはいますが汚くはありません
- あの人形発見!
- 左)トマトと卵の炒め物 680円 右)魯肉飯 250円
- ミドリムシ水餃子 550円
トマトと卵の炒め物はとにかく絶品。ここに来たら必ず注文します。魯肉飯は八角の風味が効いていて本場の味。
そして、ふつうの水餃子と並んで「ミドリムシ水餃子」なる衝撃のメニューがあったので注文してみたのですが、味や見た目はいたって普通の美味しい水餃子でした。最近県内でよくのぼりや看板を見かけるミドリムシの成分が中のあんに入っているらしいです。
中国
月苑飯店(沖縄市)
プラザハウスの1Fにある純中華料理のお店。
いかにも高級そうな雰囲気が漂っています。
- いつか行ってみたい(おごりで)
- 麺類がのきなみ1000円オーヴァーだなんて!
孔雀楼(宜野湾市)
国道58号線沿い、ジミーの隣に位置する中華料理の店。
場所がら外国人のお客さんも多いようです。入り口が小さくて暗いので、ある意味入りにくい店。
以前訪れたときに食べた杏仁豆腐が美味しかったです。
韓国
アンニョンハセヨ(那覇市)
那覇市東町にある韓国料理屋さん。
韓国人の元気な女性たちが切り盛りしていて家庭的な雰囲気でした。
- 今回はランチで利用
- いかにも韓国!な座布団
- ビビンバ 780円
- 辛ラーメン定食 650円
ランチは650円〜980円の価格帯。
ランチにはキムチと韓国のりがセットでついてくるのが嬉しいサービス。辛ラーメンにはトッポギと卵も入っています。
ちなみにスンドゥブ(純豆腐)定食はめちゃくちゃ辛いそうなので要注意。
ベトナム
DAO(那覇市)
牧志公設市場近く、丸市ミートの2F。入り口が細い階段なので見落とさないように。
ベトナム人シェフが作る、フォーが絶品です。
- 残念ながら定休日
- 沖縄と越南(ベトナム)のコラボ、沖越そば
ネパール
カスタマンダップ(浦添市・北谷町)
特徴的な外装が目を引くネパール料理のお店。
北谷の北前交差点にある本店が有名ですが、最近浦添のパイプライン沿いに支店ができました。
- 浦添店はまだオープンしたばかりなのでぴかぴか
- 内装は北谷店同様ネパールぷんぷん
チキンカレー 880円
- シシケワブ 680円
- 蒸しモモ 680円
辛さは選べますが、ネパールのカレーは総じてマイルド。チキンが柔らかく煮こまれていてすごく美味しかったです。
対してシシケワブは香辛料が効いていてけっこう辛く、ヒーヒーしながら食べました。
蒸しモモはそのまま小籠包のようなもの。中国からネパールに入ってきた食文化ですね。フルーティーな味噌だれのようなものをつけて食べます。
インド
TAJ OKINAWA(沖縄市)
ゲート通りの基地側近く、お酒のアルテックの隣にあるインド料理屋さん。
以前食べたバターチキンカレーがめちゃくちゃ美味しかったです。個人的にマイ・ベスト・オブ・インドカレー。
- 店の外にサンプルがあるのが嬉しい
- セットも充実
Krishna(沖縄市)
プラザハウス3Fにあるインド料理屋さん。沖縄市にはインド人が多いのでインド料理店も多いのです。
- 入り口左手ガラス越しにナンを焼くタンドール窯が
- ここも本格的なインドカレーがずらり
ロシア
ペレストロイカ(那覇市)
めずらしいロシア料理のお店。おそらく県内ではここ一軒だけではないでしょうか?
ゆいレール旭橋駅近く、パレットくもじの裏手あたりにあります。
- 壁の模様がすごくかわいい
- なつかしきゴルバチョフさん
メキシコ
オブリガード(北谷町)
国道58号線沿いにある、言わずと知れたメキシコ料理屋さん。うるま市、読谷村にも系列店があります。
個人的になにを食べてもハズレ無し!
- 看板のサボテン君が目印
- 外国人のお客さんも多い
ブラジル
ブラジル食堂(名護市)
びゅーんと北部へ飛んでブラジル料理の店。その名もブラジル食堂というド直球な名前。
先代ご夫婦が移住先のブラジルから帰国後にオープンした店だそう。
来るお客さん来るお客さん、全員がそばを食べていました。
- 店内は普通の沖縄の食堂っぽい
- Oh, 危なかった...!
- フェイジョ・アーダ 1200円
- パステウセット 650円
フェイジョ・アーダはブラジルの代表的な家庭料理。牛肉と豆が柔らかく煮こまれていて、なんとも説明がムズカシイ味。値段だけ見たら少し高いけど、手間ひまかけて作られているので納得。
パステウはブラジル風の揚げ餃子?揚げパン?軽食というかおやつみたいなもの。パンパンに膨れ上がった小麦粉で作られた皮の中には、それぞれチーズとひき肉が入っています。軽い食感で薄味だけど美味しい!油で揚げているので手がギトギトになるけど。
ブラジルの国旗、とおもいきや真ん中が沖縄そば。芸が細かいです。
ペルー
ティティカカ(沖縄市)
コザ一番街の近くにある、これまためずらしいペルー料理屋さん。
厨房内ではペルー語(?)が飛び交っていました。
ペルー料理と聞いても何ひとつ思い浮かばないので、外にメニューが置かれているのは嬉しい配慮。
- チチャモラーダ?インカコーラ?
- 香辛料や豆なども売られています
ポヨ・サルタド 650円
ひとつひとつどういう料理かメニューで説明してくれているので安心。
ポヨ・サルタドは鶏肉と玉ねぎとトマトとポテトとパセリをお酢で炒めたもの。これがもう、めちゃめちゃ絶品でした。別添の黄色いソースをかけるとまた味が変わって少しぴりっとして美味しいのです。
この他にも、豆の煮込みなど気になるメニューがあったのでまた近々行きたいです。
世界の味を楽しもう!
というわけで、ここで紹介した以外にも、意外と県内には世界の料理が食べられる美味しいお店がいっぱい。
世界のウチナーンチュ大会とあわせて、いろんな国の料理を味わいに足を運んでみてはいかがでしょうか。
私はしばらく外食を控えようと思います。うっぷ。