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キャンプ・コートニーで留学体験!
国内にいながら留学体験!?
夏休み真っ只中の8/15〜8/20の一週間、うるま市在住・在学の高校生たちを対象とした、基地内サマースクールが開催されました。
月〜土曜日の6日間、午前中はみっちり英語の授業+基地内施設の見学や本場のビーチパーティーなどさまざまなプログラムが組まれ、高校生たちは沖縄にいながらにしてアメリカへの擬似留学体験ができちゃうのです。 しかも保険や自分の飲食費以外すべて無料!
高校生にとってネイティブの英語に触れることができる貴重なチャンスとなるこのプログラム、なんと今回特別に見学させていただくことができました。
DEEokinawa初の基地ネタですよー。
「三枚肉」を英語で?
午前中の英語クラスが行われるのは、キャンプ・コートニー内エデュケーションセンター。
前に立っている左側の方が今回の留学プログラムコーディネーター兼英語クラス講師の梅原さん。右側は広報担当のセス・ボウワーズ上等兵。
今回のサマースクールに参加している高校生たちは、前原高校・具志川高校・具志川商業・球陽高校・コザ高校などから集まってきた生徒たち。関係ないけどお肌のつやつやなことよ!
今回の授業のテーマは “沖縄の食べ物をアメリカ人に説明してみよう”。
身近なモノをテーマに扱うので、高校生にとっても親しみやすいですね。
<翻訳例>
すくがらす:salted fish
もずく:vinegared “Mozuku” seaweed
かまぼこ:fish cake
三枚肉:sliced fatty pork
「これはひとつの翻訳例。答えはひとつじゃない。自分で単語を組み合わせて作れ!」
塩味ならあたまに salted をつける。酸味なら vinegared をつける。
試験勉強のように丸暗記ではなく、自分で単語を組み合わせて説明する力をつけさせます。
日本の高校生が5〜6人1グループに別れ、各グループに1人ずつ基地内の高校生が参加。
梅原さんから渡されたプリントに書かれた中華料理をひとつずつ説明していきます。
- 日「はーもーわけわからーん」米「What?」
- 日「しにむずいしー」米「What?」
プリントをのぞき見てみると、
・肉まん
・蒸し餃子
・シューマイ
・酢豚
・麻婆豆腐
・五目炒飯
・あわびのクリーム煮
・魚の姿揚げ甘酢かけ etc...
・・・えっと、すみません。私も正確に伝えられる気が全くしません。
それでも高校生たちは電子辞書を駆使し、身振り手振りも交えながらなんとか説明しようと必死でがんばっていました。
ちなみに八宝菜は英語で fried rice with chopsuey。
そう、沖縄の食堂でよく見かけるチャプスイの語源がコレなのです!(「チャプスイとは何か」)
「DEEokinawaにチャプスイの記事があるんだよね。みんな、面白いから見たほうがいいよ!」とさりげなく宣伝してくださいました。 ありがとうございます。ありがとうございます。(涙)
そんな折、キャンプ・コートニーのマイケル・クーン司令官が突然教室を訪問!
司令官といえば、なんとそのキャンプ内でいちばんエラい人なのです。
突然の大物の登場に少々テンパる梅原さん。
「今回のサマースクールで英語の授業を通じて日本とアメリカが交流できるのは、とても素晴らしいことです。難しい授業もあるかもしれないけど楽しんで。 今回の交流から海兵隊の生活を知ることで、きっとまた違う世界も見えてくると思います。お互いの文化に関する相互理解を深めてください。」
授業とはまったく関係無いのですが、私が目を奪われたのがこちら、レイチェルさんの見事なドーナツ髪。
なんとこの中には靴下が入っているそうです。Oh... It's American mystery.
フードコートでランチタイム
そんなこんなで午前中の英語クラスが終わり、この日のランチはコミッサリー(スーパーマーケット)近くのフードコートで。
Anthony's Pizza か SUBWAY の二択です。デザートにはサーティーワンの愛称でおなじみ BaskinRobbins を。
前日はレストラン「天願城」でランチバフェ、翌日はMess hall(メスホール)という日本人はまず普段入ることができない兵隊専用食堂だったそうです。
(心の声)「昨日か明日に来たかった・・・!」
いやいや、でもSUBWAY大好きだからいいんだモン。沖縄には基地内にしか無いから貴重なんだモン。
ターキーが入ったサンドはドリンクとセットで4ドルぐらい。安っ。あぁ、基地の外にもあればいいのになぁ。
ちなみに支払いは日本円・ドル・カードどれでもOKでした。
一面のアイスクリーム!
お次はみんなでコミッサリー(スーパーマーケット)探検へ。
どピーカンな天気とあいまって、日本とは思えない景色ですね。
店内はとにかく通路が広い。種類が多い。サイズがデカイ。これにつきます。
どどーん!
この冷凍棚の端から端まで、なんとほとんどアイスクリーム。どんだけ種類豊富。
ばばーん!
カラフルすぎる洗剤の棚。もちろん全て大容量で香料ムンムン。
- ものすごカラフルなクッキーたち
- TASTE AS GOOD AS THEY LOOK...?
サマースクールの6日間、午後はさまざまな体験が用意されており、2日めのこの日はコミッサリー探検でしたが、1日めは史跡や墓をめぐる基地内ツアー、3日めは基地内ボウリング場体験、4日めは場所を移してキャンプ・フォスターの見学とAFN(旧FEN・極東放送)TV・ラジオ局の見学、基地内のビーチで本場のBBQ、基地内映画館での映画鑑賞(もちろん字幕なし!)まで。
高校生じゃないしもうるま市にも住んでないけど毎日来たい!
このサマースクール、「外国へ行かせるより近いんだから基地の中でホームステイさせてよ」という親御さん方の要望から始まったそうです。
一日体験してみて、これは高校生にとっても、すぐ隣のフェンスの向こうにはこういう世界が広がっているんだ、と知ることができるとても有意義なプログラムだと感じました。
基地内サマースクールは毎年夏休みに開催予定。
市の広報誌などで募集を呼びかけるそうなので、興味を持った方はまめに情報をチェックしてみてくださいね。
Let's have 基地内プチ留学!