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【パラダイス】ぼんさいカフェゴールドホール
そのお店は金武にある
金武と言えば米軍基地が近く、沖縄の中でもアメリカ色が強い街。
街を歩けばこんな看板がいたるところにあります。
FLOOR SHOWカタカナ読みだと「フロアショー」なはずですが、沖縄耳英語では「フローショー」。
でもやるのは琉球民謡ショー。
この沖縄とアメリカのチャンプルーな感じがたまりませんね。
さてさて、そんな金武に今回ご紹介するお店はあります。
その名を「ぼんさいカフェゴールドホール」
ぼんさいカフェ?
ゴールドホール?
お店の前にいるシーサー(獅子?)も困った表情。
カフェといいつつ入場料がいります。
街に負けずこのお店もチャンプルーさを醸し出してますね。
混ざっているのは日本とアメリカの文化だけではない気がしますが。
さっそく入店してみましょう。
案内図に沿って歩きましょう
入店すると席に座る間もなくスタッフの方から案内図をもらい、見学コースの説明を受けます。
あれ?カフェじゃなくって?
進んでみましょう。
階段を下りた先にあるのは数々の調度品が置かれる部屋
- 流木でしょうか
- なぜかポストまである
- 座るスペースはあるけど
- カウンターは機能していないようだ
カフェに来たと思ってましたが、ここではコーヒーは飲めないようです。
疑問を残しつつつぎへ進みましょう
次のお部屋は
天然の鍾乳洞
トンネルを抜けたら雪国だったというのはありかもしれませんが、「カフェの廊下を抜けたら鍾乳洞だった」は想像を超えるのです。
次に何が出てくるのかわからなくてゾクゾクします。
まだまだコースは続きます
鍾乳洞の部屋を抜けたら唐突に屋外へ出ます。
外のスペースから振り返ってみると。
広っ!!
見えているところは全部カフェの敷地です。
自由の女神もいます。
そして滝もある。
屋外スペースにもテーブル席がたくさんあります。
でもスタッフさんはいないので、ここでも注文はできません。
進みましょう。
またもや鍾乳洞スペース
古酒が置いてありました。
ステキ。
でもここもスタッフさんはいないので、古酒もお店のメニューではないはず。
またもや大混乱
いくつかのコースを辿ってやってきたのは、どうみても民家の玄関。
入って良いのかためらいます。
でもコースの一部なので行きましょう。
おうちの中にも調度品の数々。
- ものすごい精密さ。
- 君はなぜここに?
王族が住んでいたのでしょうか。
そして最後にようやく『ぼんさいカフェ』の名前通り盆栽庭園があります。
で、カフェはどこ?
カフェスペースでスタッフの人に聞いてみました
約1時間の見学を終え、カフェスペースに戻って来ました。
この豪華な感じにも慣れた。
やっとメニューをもらいました。
歩いて暑かったので思わず「冷たい水をください。」と言ってしまう私。
この場所はタコライスで有名なキングタコスの創業者である儀保松三さんの邸宅だったよう。
約40年前に南風原から移住して来た儀保さんは邸宅の一部で米軍相手のクラブを経営していたそうです
(おそらく邸宅が最後の民家で、クラブが最初に入ったカウンタースペースがある部屋)。
現在は他の場所に住んでおられるそうですが、40年間コツコツと自ら増設を続けた空間と、中国や東南アジアから集めた調度品、沖縄の流木作品などを好きな人にも見てもらいたいという思いから4年前にカフェをオープンさせたそう。
ちなみにキングタコスよりもクラブの方が事業的には先だそうです。
クラブが大流行りして財を得た儀保さんは、クラブに来るアメリカの若者に満腹感が得られて安い食べ物を食べさせてあげたいと考え、作られたのがタコライスだそうです。
ぼんさいカフェゴールドホール
沖縄県国頭郡金武町金武4272−1
OPEN9:00〜20:00
年中無休
入場料 大人800円/小人500円
入場割引券をもらいました。
カフェというより儀保博物館だと思うのは私だけでしょうか?