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沖縄の花でマニキュアをしてみる
女の子が大好きなオシャレ記事だぞ!お花でマニキュアをするんだぞ!
てぃんさぐの花
沖縄のわらべ唄『てぃんさぐの花』をご存知でしょうか?
てぃんさぐぬ花や爪先に染めてぃ
親の教し事や肝に染みり
てぃんさぐとはホウセンカの沖縄方言です。
歌詞の意味は
ホウセンカの花は爪先に染め
親の言うことは心に染めなさい
ホウセンカの花を爪先につけるとマニキュア効果があるので、爪を染めるように、親のいうことは心に染めておきなさい、ということですね。
情緒あるとても良い詩です。
さて、ここでひとつ疑問。
「てぃんさぐ」で爪は染まることはわかりましたが、てぃんさぐの花以外でも爪を染めることができるのか?
さぁ、みんなで考えよう。
てぃんさぐの花以外や爪先に染めてぃ
今日やりたい!
今すぐやらなければ!!
ときどき、そんな衝動に動かされるときってありますよね。
私にとって花マニキュアがそうでした。
いても立ってもいられず、近所をまわって集めてきた花がこちら。
★ハイビスカス
★ブーゲンビリア
★ホウオウボク
★ハイビスカス(花びら多め)
★ハイビスカス(黄色)
急遽集めたのでハイビスカスばかりになってしまいました。
まぁいいか。
まずは花をすり鉢ですりつぶします。
ああ、この作業懐かしい。
みなさん子どもの頃に一度はやったことがあるのではないでしょうか。
私も幼少の頃以来です。
♪フワンフワンフワン(思い出しの効果音)
そう。たしか5歳のとき。
近所のお姉ちゃんと一緒に花びらをすり潰して花の色を集めたっけ。
集めた色がとてもキレイですぐにお母さんに見せたくなったな。
衝動が押さえきれず、家に走って帰ろうと路地を飛び出したとき・・・。
少女miooonは車に轢かれたのです。
「ポーンと空を舞ってたよ!」と後から近所のお姉さんに聞いたっけ。
そのまま星にならなかったのが救いです。
♪フワンフワンフワンフワン(現実に戻る効果音)
花びらをすり潰しながら、宙を舞ったあの日を何度も思い出して、複雑な気持ちになりました。
すり潰したよ
指に乗せるとこんな感じに。
盛り爪のようで、これはこれでオシャレな感じです。
でもこのままじゃ動くこともままならないので、爪が染まるまで指をテープで止めましょう。
思わずはみ出ちゃう子も。
出ちゃダメ!
これで準備完了です。
全指骨折みたいになってますが。
さて、このままタクシーに乗り込みます。
乗り込んだとき、明らかに運転手さんが私の指を見て「ギョ!」とした顔をしました。
何か言われたら「私バレーボール選手なんです」とテーピングだと主張しようと思ってましたが、噓の出番はありませんでした。
染まったでしょうか?
爪を染め出してから、この時点で2時間ほど経過。本当は一晩ぐらい置いたほうがいいのかもしれませんが、そろそろ時間です。
とある化粧室で1本ずつ確かめてみます。
★小指のハイビスカス(花びら多め)
お!若干色がついたか。
★薬指のホウオウボク
こちらもほんのり紅色。
しかし指についた欠片が汚なさよ。
★中指のハイビスカス
君はなぜ黒いのだ。
★人差し指のハイビスカス(黄色)
こちらも黄色の花びらだったはずが黒い。なぜに。
★親指のブーゲンビリア
爪よりもむしろ指が染まっている。
思いっきり扉で指を挟んだかのよう。
ちなみに手のひらはというと。
なぜかこちらもハイビスカス(黄色)の指が真っ黒に。
★完成図
うーん・・。
私は一体どこにいったのでしょう
急いで花を集め、爪を染めながらタクシーに乗って来た先。
そこは友人の結婚式なのでした。
やべぇ。爪先までオシャレするつもりが、汚い爪になってしまった!
と一瞬焦りましたが、沖縄の結婚式なのでわりと大丈夫でした。
かあさん、沖縄の結婚式の余興は今日も派手でした。
わかったこと
花マニキュアは爪よりも皮膚が染まる。
皮膚も染まったけど、何より友人の幸せそうな顔が心に染まりました。
ええっと、若干無理矢理感はありますが。
お幸せに!