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沖縄ちゃんぽん
いろいろなちゃんぽん
おかず、みそ汁、A.B.Cランチ、ちゃんぽん。
これらは沖縄の食堂の不思議な4大メニューではないでしょうか。
DEEokinawaでは、おかずの旅vol.1、おかずの旅vol.2、みそ汁、Aランチを調査しています。
今回は残るひとつ、ちゃんぽんを調査。
ちゃんぽんと聞いて思い浮かぶのは、長崎ちゃんぽんという人が多いのでは?
何種類かのお酒を飲むこともチャンポンと言いますよね。
ちゃんぽんとは、混ぜるという意味だそうです。
沖縄で混ぜるといえばチャンプルー。wikipediaによると、
チャンプルーの語源は、インドネシア語・マレー語のcampur(チャンプールまたはチャンポール)との説がある。この語は、同語源の日本語のちゃんぽんと同様「混ぜる」「混ぜたもの(料理)」という意味を持ち、インドネシア料理にはナシチャンプルという、飯と数種類のおかずを混ぜた料理がある(ナシ、はインドネシア語で飯の意)。さらに朝鮮語にも同様の意味で「チャンポン」がある。これらはいずれも同語源と考えられるが、由来としては諸説ある。まず福建語の挨拶「吃飯」もしくは「吃飽沒(ジャーパーベイ)」(直訳するなら「飯は食ったか?」)から来ているとの説、同じく福建語の「混ぜる」を意味する語から来ているとする説(北京語にはchānの読みで「混ぜる」という字の摻がある)が存在する。
とのこと。諸説あるのでどれが語源かわかりませんが、チャンプールはかなり近い気がする。というかそのままだ。
長崎ちゃんぽんと言えば、黄色い看板に赤い屋根の某全国チェーン店で有名だと思います。沖縄県内に2店舗あります。
豚骨や鶏がら、野菜から抽出した豚骨ベースのスープに、キャベツやもやしの野菜、イカやエビなどの魚貝類を炒めた具を乗せた麺料理ですが、沖縄ではちょっと違います。
沖縄でちゃんぽんというと、野菜炒めを卵でとじ、ご飯の上に乗って出てくる丼的なメニューです。
長崎ちゃんぽんのような麺ではない。野菜炒めオン・ザ・ライスです。
ココストアのちゃんぽん380円。
コンビニ弁当でも普通にちゃんぽんが売っていたり、そこそこメジャーな食べ物。
店によってどれだけ違うのか調査してきました。
空港食堂
那覇空港到着ロビー南にある空港食堂。ちょっと場所がわかりにくい。
空港で働く人の食堂でもある。
ちゃんぽん。600円。
具:キャベツ・もやし・人参・玉ねぎ・青ネギ・にら・豚肉・かまぼこ・卵。
野菜や豚肉、かまぼこを卵でとじた、沖縄ちゃんぽんの一般的な形だと思う。
とにかく具が豊富。シャキシャキ野菜とご飯にダシが絡まり美味しい。一皿で満足できます。味噌汁、漬物付き。
個人的に空港食堂は好きで、那覇空港で食事するときは大体ここ。どのメニューも美味しくハズレないので安心して食べられる。安いし早い。
水やお茶、食器の返却はセルフサービスなので食べっぱなしで出て行かないように注意。
やんばる食堂
DEEokinawaの記事ではおなじみのやんばる食堂。24時間営業の食堂です。
メニューが豊富なので選ぶのに迷ってしまう。
ちゃんぽん。470円。
具:キャベツ・もやし・人参・玉ねぎ・卵・コーンビーフハッシュ。
豚肉の代わりに、コーンビーフハッシュを使う店も多い。
塩味が強めのちゃんぽん。小さい沖縄そばが付いてくる。
三笠(那覇市)
こちらもDEEokinawaの記事で何度か登場しています、那覇市松山 国道58号線沿いにある三笠。
24時間営業の食堂です。ホリデーマーガリン使い放題。
チャンポン。500円。
具:荒みじん切り玉ねぎ・ひき肉・青ネギ・卵。
ちゃんぽんは店によって具材が違いますが、ここ三笠はだいぶ違う。
ひき肉と玉ねぎを炒めて卵でとじる。シンプル。
オムレツを崩してご飯に乗せた感じ。これはこれで美味しいのです。
最強食堂
県内6店舗ある最強食堂。ここも24時間営業。
ちゃんぽん。500円。
具:キャベツ・もやし・人参・玉ねぎ・にら・豚肉・卵。
最強食堂のちゃんぽんは他の店と味付けが違う。カレー味なのだ。
具材は一般的なちゃんぽんと同じ。家で作っても美味しそうです。味・量ともに満足できる一品。
沖縄の食堂、付け合せに福神漬が多い気がする。
カレー味だから福神漬なのだろうか?
最強食堂で気になるメニューに納豆丼280円というのがあって注文してみたのですが、ご飯に納豆が乗っただけでした。単品だと足りません。
むつみ食堂
那覇市牧志にあるむつみ食堂。今年で創業53周年の老舗です。
沖縄チャンポン。630円。
具:キャベツ・もやし・人参・玉ねぎ・コーンビーフハッシュ・卵・青菜(カンダバー)。
観光客だと思われたのでしょうか。ちゃんぽんを注文すると「麺じゃなくて野菜炒めを卵で閉じたものをご飯にのっけてるよー。大丈夫?」と説明してくれました。観光客が長崎ちゃんぽんと間違えて注文する人が多いそうです。
ここもコーンビーフハッシュを使用。豚肉を使うよりサッと調理することができる。
トロトロ卵にダシが絡まり美味しい。大満足の一品。
海洋食堂
豊見城市名嘉地にある海洋食堂。
豆腐が有名なお店です。元々は豆腐屋だったらしく今でも豆腐は作っているので美味しそうな豆腐料理が多くあります。
ちゃんぽん。650円。
具:キャベツ・もやし・人参・玉ねぎ・レタス・豚肉・ポーク・かまぼこ・青菜・卵。
とにかく量が多い!具もたくさん入っていて大きい!
卵でとじるのでは無く、卵焼きオン・ザ・野菜!
海洋食堂の豆腐以外の名物はもう一つ。おばあがスゴい。ホールを担当しているおばあがすべての指示を出している。
メニューも値段もすべて覚えている。計算も動きながら暗算でスッとでてくる。電話の対応も後片付けもすべておばあがこなしている。沖縄の食堂は女性が強い。
まんがの森タイム
南風原町兼城にあるまんがの森タイム。
いわゆるマンガ喫茶です。ネットカフェではありません。純粋に本だけ置いてあります。
ちゃんぽん(ドリンク付き)。780円。
具:キャベツ・もやし・人参・玉ねぎ・ポーク・にら。
オーソドックスなちゃんぽんだけど、ニラがいい味出してる。でもご飯の割合に対して具がもっと欲しいところ。
コッコロコハウス
沖縄市大里にあるコッコロコハウス。ローストチキンで有名なお店。
店舗紹介によると、コッコロコとは南米ペルーでのニワトリの鳴き声だそうだ。
沖縄はチキンの専門店が多い。これも調査せねば。
隣は日南ホテル。系列?
沖縄ちゃんぽん。580円。
具:キャベツ・ピーマン・人参・レタス・ポーク。
ここのチャンポンはなんと白身魚フライ付き。やや濃いめの味付けがご飯にマッチしてうまい。具にレタスと書いたが、ひょっとしたら白菜も入っていたかも。しかしおのお店はチキン専門店なので本当はチキンを使った料理がオススメです。
つづく
今回は那覇市内を中心に8店舗のちゃんぽんを食べてみた。
野菜炒めを軸に、豚肉、ポーク、コーンビーフハッシュ、それぞれの店で具材に違いがあるが、味付けは似ている(最強食堂を除く)。
ちゃんぽんは量が多い。一皿食べきるのがやっとだ。
野菜炒め定食を注文するなら、ちゃんぽんを注文したほうがお得かもしれない。
隠れた名メニューのちゃんぽん、今日の食事はちゃんぽんでいかがでしょう?
ちゃんぽんマップ。
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