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うちなーむんでつくる「ランチパック」
とある昼下がり。DEEの読者の方より以下のようなTweetをいただきました。
DEE okinawaの出番!
せっかくのご指名ですし、日頃ネタに飢えている私たち。やりましょう。ランチパックを作ろうではありませんか!
ランチパックとは?
「ランチパック」という言葉を聞いてピンと来ない方もいるかもしれません。念のために説明しておきます。
「ランチパック」とは山崎製パンから発売されている食パンを袋状にして具を閉じ込めたパンのこと。沖縄には「山崎パン」がないためにランチパックは販売されていません(よく似たパンがコンビニなどで売っているけど)。
このランチパックにの具には「ピーナッツ」や「ツナマヨネーズ」のようなオーソドックスな具材から「黒焼きそば&マヨネーズ」のようなご当地具材まで様々なバリエーションがあります。
というわけで今回は沖縄の具材=うちなーむんを使い、「沖縄っぽいランチパック」を作ってみようと思います。
今回のラインナップ
早速沖縄の具材でランチパックをつくろう!というわけで食パンと「沖縄っぽい」材料を買ってきました。
…というかあれだ。
私の食べ物記事ってだいたいこの流れである。そろそろマンネリをどうにかしないと
いろいろ考えたのですが多分「タコスミート」だったり、「沖縄焼きそば(沖縄そばの焼きそば)」なんかは絶対パンに合うに違いありません。ランチパックを作るのであれば意外性のある沖縄食品とパンを合わせてみようと思います。
用意した食材は
・ポークと卵
・油みそ
・もずく
・ミミガー
・くずもち
・ジーマミー豆腐
・クーブイリチー
の6品です。
1.ポーク卵ランチパック
一発目はTweetにもあったスパム+卵の「ポーク卵」。
これはパンに合わないはずがありません。ある意味鉄板の組み合わせといえるでしょう。ちなみに前にNaokiが「おにポーの違いを調べてみる」でも紹介しましたがおにぎりでもポーク卵は大活躍。
普通にランチパックっぽい!
味も普通においしい。むしろなぜこれをヤマザキパンがランチパックとして出さないのか。
味: (なんか普通に出したら売れそうなレベル)
2.油みそランチパック
次は油みそ。豚肉を炒めたものと味噌をあわせたもの。沖縄ではこの油みそを使った「あんだんすーおにぎり」がおにぎりの具のスタンダードだと思います。
ごはんに合うのであれば、パンにも合うのではないでしょうか。
ちょっと本物のランチパックっぽい見た目!…しかし味は
味噌
でした。パンが薄すぎたのか、油みそが多かったのか。味噌をスプーンですくって、そのまま食べているようなそんな感じの味でした。
味: (なんか普通に出したら1ヶ月くらいで発売停止になりそうなレベル)
3.クーブイリチーランチパック
クーブイリチーは昆布の千切りをこんにゃくと豚肉などで炒めた料理。
こんなものがパンに合うのでしょうか。…まぁ実はたいした考えもなしに買ってきてしまったのですが。
そんなクーブイリチーもパンに挟んで袋状にするとランチパックっぽく見えるから不思議なものです。
味は別にまずい訳ではないのですが、菓子パンとかそんな次元を超えたなにか別のものを食べている感じでした。…ここで気づいたのですが、ある程度柔らかいものでないとパンと具材がしっくりこないのでランチパックとしては成り立たないようです。
味: (まずランチパックじゃない)
4.ミミガーランチパック
ランチパックといえば「ピーナッツ味」が代表ですが、それならば!ということで「ミミガーのピーナッツあえ」をチョイス。
沖縄名物としてたまに名前が挙がる「ミミガー(豚の耳)」ですが、日常的に食卓にあがることはあんまり無いように思います。居酒屋のお通しだったり、場末のスナックのおつまみだったりでしか食べた記憶がないのですがそういうものなんでしょうか?
見た目はランチパックというより中華料理みたいになってしまいました。
味ははっきりいっておいしくありません。上のクーブイリチーはまだ「別にまずい訳じゃないけど」とか言えましたが、これは決定的にミミガーとパンが合いません。
味: (原材料の豚さんと小麦さんに土下座したい)
5.もずくランチパック
沖縄といえばもずく、もずくといえば沖縄。そんなもずくは三杯酢で食べるだけでなく、お菓子に入れたり、そばに練りこまれたりと様々な加工品が沖縄の特産品として開発されています。
そんなもずくですが、ランチパックの具材としては適していないようです。
味: (だんだん解説が適当になってきた)
6.ジーマミー豆腐ランチパック
ジーマミー豆腐はピーナッツの豆乳をタピオカなどの澱粉で固めたもの。ちょっと前にmiooonが「ジーマミー豆腐を他の豆で作ってみる」という記事でも取り上げていますね。
上の「もずく」あたりはかなりウエッティだったので、パンが濡れて大変でしたが、ジーマミー豆腐は意外に弾力があるのでうまくランチパックにできました。
パッと見ちょっとしたスイーツ的な何かに見えなくもない。
ジーマミー豆腐に付属のタレをつけて食べてみたのですが、これは結構いけるかも。なんかもうちょっとできちんとした料理になりそうなのですが、何かが足りない。
しかし、何かひと工夫出来ればかなりおいしくなりそう(な予感がするだけだけど)。
味: (工夫次第で結構いけそうな期待感)
7.くずもちランチパック
トリをかざるのは「くずもち」。よく沖縄で「ちゃんぽん」が内地の「ちゃんぽん」と全然違うという話が話題になったりしますが、「くずもち」も内地のそれとは若干違います。
内地の「くずもち」が葛粉で作られた冷たい和菓子なのに対して、沖縄の「くずもち」は芋のでんぷんやタピオカ粉などからつくられていて、主に常温で売られています。また、内地の葛餅は黒蜜ときな粉をかけて食べるわけですが、沖縄のものは既に黒糖などで味付けされていて、きな粉もかかっています。
これ半分冗談で買ってきてランチパックにしてみたんですが、
実はこれが一番おいしかったです。
パンと黒糖の甘みがうまくマッチしてクリームの入った菓子パンほど、くどくもなく、上品なお菓子みたいな感じに化けました。全く期待していなかっただけに本気でこれは商品化できるのでは?と一瞬思ったほどです。
味: (これマジで商品化してもいいんじゃないだろうか)
まとめ
というわけで、沖縄の具材でランチパックをつくってみたわけですが、よくよく考えたらかなり長い間ランチパックを食べる機会が無かったために「ランチパックがどんなものか」イマイチ曖昧な状態なのでした。
これよく考えたら単なるサンドイッチなのではないか
というツッコミも覚悟しつつ、記事の締めとしたいと思います。ネタを下さった@Darcis_さんありがとうございました!沖縄ランチパックはスパムより「くずもち」がイチオシですよ!
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そんなこんなで6月も終わり。いつの間にか1年の半分ですね。本日より6月記事のベスト・ワーストのアンケートもやりますので皆様ふるってご応募ください。
6月の振り返り記事は7月上旬で発表したいと思います!