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トックリキワタの綿を有効活用
トックリキワタ
トックリキワタという木をご存知でしょうか?
10月〜12月には鮮やかなピンク色の花を咲かせる木です。
花が咲き終わった1月ぐらいから実をつけるのですが、実がわれると中から綿毛が出て来てふわふわと舞います。
トックリキワタの街路樹が多い国道なんて、綿が舞いすぎて道路が真っ白になるぐらい。
量が多すぎてキレイというより汚い気がしませんか?
聞くところによると、トックリキワタの綿は枕やクッツション、救命胴衣の詰め物として利用できるそうです。
これはやるっきゃない!
そういえば前に拾ったことがあった
数年前に採集したトックリキワタ。
一番右側のものは手で触ると綿毛が飛んでいきました。
ふわふわ舞う綿を追いかけて集めるのは、シャボン玉を捕まえる子ども並の忍耐と体力がいりそうです。
そこで、まだ固い左側の実を家に持ち帰って数ヶ月放置してみたところ、むくむくと成長して爆発。
触ると飛んじゃうぜ!状態。
おおお!
つまり、トックリキワタの綿は割れる前に収穫して集めておけば綿がとりやすいのです。
2月上旬のある日
実をつけるトックリキワタに何やら怪しい影が。
ニョキニョキ
あ!
収穫完了しました。
4月のある日
数年前の失敗「家の中で放置したら家が綿毛だらけに」を考慮し今回は外で放置していました。
それから数ヶ月。
正直すっかり忘れていて、気付いたときには雨に濡れ、風に吹かれ悲しい状態になっているのがいくつか・・。
やばい
慌てて集めたトックリキワタの実。
なんか想像と違う。
雨風の影響か、綿が膨らむ前に干涸びてしまった印象です。
しかし無理矢理割ってみると、繊維質。
おや?
数年前の綿が箱入り綿だとすると、こちらは野良綿ですが、綿が収穫できました。
茶色いとか、汚いとか言わないで。
その後も
- ブワっと出たり
- ダメな子がいたり
なんだかんだでこれだけの量になりました。
綿の中から種などを取り除いてみると、なかなか上質な綿に見えるのではないでしょうか。
トックリキワタの綿を枕やクッション、救命胴衣に利用したい!
出来た綿を袋に入れてみます。
少ない・・。
とりあえず枕にしてみましたが、量が少なすぎて枕感はほぼゼロです。
いいこと思いついた。
袋をギュッと結び
バケツに浮かべます。
そして塩を入れるソルトおじさん(130g)を
こうして
こうして
こうだ!
浮いた!!!
まとめ
トックリキワタの綿は『ライフジャケット』ならぬ『ライフベッド』にもなる。
ソルトおじさんがすごく気持ち良さそうで羨ましかったので、私もライフベッドで水の上をぷかぷかしてみたいです。
その場合はトックリキワタの実を何個集めればいいのでしょうか。
とりあえず、種を蒔くところからはじめてみようと思います。